テレビでも大騒ぎになっているが、日本的には親日国であり、他の中東周辺国と違い、穏やかなイメージのあるトルコ。

しかし、このところ国内では与党が過半数割れ、クルド系の政党が大躍進すると、正当な理由付けもないまま、再選挙の運びとなり、各地でクルド系グループの不満が爆発、デモに大規模爆弾テロが発生と正常不安定が伝えられていた。

それでも、日本国内ではクルド系トルコ人がトルコ料理店を経営し、そこで普通にトルコ人が働いたりというケースもあり、表面上は本国の騒ぎなど俺たちに関係ないよという感じなのかなと見ていた。

だが、実際には我々日本人には計り知れない根深い対立はここ日本でもやはり消えることはないのだなと、改めて思い知らされた。

きっと日本人には本当の意味で民族問題、民族対立を理解することはできないのだろうなと思わせるに十分な事件だと思う。

今後日本が移民の受け入れを考える時、こういうことが起こりうることは容易に想像できるし、それによりトルコの爆弾テロのような抗議活動の危険性が高まることも、頭の片隅に入れて考える必要があるだろう。

トルコ大使館前で乱闘=在外投票日、9人重軽傷-機動隊出動・警視庁 - Ameba News [アメーバニュース]
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