マッチポンプ
自分で起こしておいたもめ事の収拾を持ちかけて利を得ようとすること、または人。
火をつけてポンプの水で消す意。英語のmatch とオランダ語のpomp とからの造語。和製英語。
またしても、まるで刑事ドラマの中に出てくるような事件、地域から表彰もされ信頼の厚い消防団員による自作自演の放火事件が起きた。
まるで絵に書いたように典型的な、「マッチポンプ」という言葉を説明するのにピッタリな事例のような事件だ。
おそらく過去から現在に至るまでの件数は微々たるもので、全体の人数から考えたらごく少数のはずだ。
だが、ひとたび1人が事件を起こしてしまうと、世間は途端に口を揃えてこういうに違いない。
「またか!」と。
この手の事件は日本に限らず、おそらく世界中の国で起きていると思われる。
もしかすると、一度他人から注目を集めたり、賞賛を浴びたりすることで、またああいう経験をしたいと自ら騒ぎを起こしてしまうストックホルム症候群の一種なのかもしれない。
しかし、おじさんに知り合いには多くの消防団員がいるのだが、皆一様に責任感が強く、彼らが同じような事件を起こすことは万が一にもないと断言していい。俺が責任を持つと。
だが、おそらく今回事件を起こした消防団員も周囲からそう思われていた1人だったのではないだろうか。
そう思うとなんともやりきれない気持ちになる。
何が彼を放火に駆り立ててしまったのかは、おじさんにはわからない。
今はただ、今度こそ消防団員による放火事件はこれを最後にしてくれと祈るばかりだ。
放火後に消火、感謝状も=36歳消防団員逮捕-大阪府警 - Ameba News [アメーバニュース]
http://news.ameba.jp/20151021-1064/