またしても現役警察官が逮捕される事件が起きた。

逮捕されたのは、札幌中央署組織犯罪対策課勤務の加藤匠巡査(22歳、以下加藤容疑者)で逮捕容疑は詐欺罪!

加藤容疑者は、警察内部のパソコンを使い、遺失物のデータベースにアクセス、現金に関する情報に絞りこみ入手。

8月31日には豊平署で保管の現金17万円を、9月4日には札幌南署で15万円を、総額で32万円を落し主を装って騙し取っていた。

加藤容疑者は「間違いありません」と容疑を認めた上で、動機はパチンコによる借金の返済で金に困っていたからと話しているという。

パチンコで借金?しかも返済が大変で警官が詐欺?バカじゃないのか?何て短絡的なんだ?

とにかくもう呆れて物が言えない!この国の警察組織は?そして警察官は大丈夫なのか?

唯一の救いは、札幌中央署の警官の素晴らしい仕事ぶりから逮捕に至ったということ。

9月24日に札幌中央署で同様の手口で18万円を騙し取ろうと加藤容疑者だったが、手続きの途中で不審に思った警官が気付いて詐欺行為が発覚、逮捕に至った。

実はおじさん、二度ほど落し物をして警察で受け取ったことがあるのだが、実に簡易で短時間のやり取りで受けとることができるため、対応する警官は実に事務的だ。

だから、前の2回は簡単に金を騙し取れたのだと推測できるが、3回目の反抗を未然に防いだ警官はそうではなかった。

もちろん物にもよるかもしれないが、3回とも現金が絡んでいる上に金額も15万円以上と高額なのだから、成功した2回の対応をした二人の警官も事務的でなく、よく注意して対応してほしかった。

3人目の警官は、ただの落し物の引き渡しにも十分な注意を払い、本当に短いやり取りの中から加藤容疑者の不審さに気付き、見事に犯罪を未然に防いだ。

ああ、こういう警官もいるのだと感心させられた。

またも起きた現役警察官の犯罪だが、そこから見えてきたのは地味な窓口業務にあっても、誇りと自覚をもって職務を全うする一人の警察官の姿だった。

この国の警察は腐っているのかもしれない。

しかし、一人一人の警察官が皆腐っている訳ではない!

だから、この国の警察はまだギリギリ信用しても大丈夫かもしれない……のかな?

正直な話、これだけ犯罪発覚が続くと胸はってそう言うほどの自信は持てないけどね。


詐欺容疑で警察官逮捕=落とし物現金だまし取る-北海道警
 遺失物として警察署で保管中の現金を、落とし主を装いだまし取ったとして、北海道警は16日、詐欺などの..........≪続きを読む≫