川崎の町工場で働く40歳                 2代目社長のブログ。

川崎の町工場で働く40歳                 2代目社長のブログ。

社長後継して5年目の2代目冷蔵庫屋の思案帳。
町工場から工場へ。会社を大きくする夢は膨らみます。

川崎のとある町工場で働く2代目社長のこころの声。

仕事に対する思いや、日々ふと感じたことなど、

会社では口に出して言えないことでも、

ブログなら書けちゃったりします。

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1年以上もこのブログを放置状態にも関わらず、また良いご縁を頂きました。

テレビ東京「たけしのニッポンのミカタ!」という番組の取材でした。

「お給料の現金手渡ししている会社さんを取材したい」との問い合わせ。

どうやらネットで検索してこのブログの記事がヒットしたらしいです。

こんなご縁もあるのですね。快諾して、25日給料日の今日撮影が入りました。

給料を私が手渡ししているところを一人ひとり撮影し、数人にはインタビュー。

皆ガチガチに緊張していましたが、これはこれでいい刺激になったハズ。

私への質問に「なぜ今この時代に現金手渡しをされているのですか?」。

話した答えは大体こんな感じです、

これは私が始めたことではなく、先代である父の代から続けられてきたものです。

5年前に後継してからも、これはとても良いことだと思っているので続けています。

私たちのような中小企業では、社長自らがお給料を「ご苦労様」と手渡しし、

「ありがとうございます」とそれを大事に受け取る社員、パートさん、という図が

目に見える形であるのはとても大切なことです。

1ヶ月がんばって仕事をした成果がお金、現金という形で手渡されるのですから。

お給料を渡す側と、それを受けとる側の関係図、

まさに「働くこと」「仕事」という意味でのシンプルな、リアルな形だと思います。

それとなんといっても現金の力は大きく、給料袋の重み、厚さ、その感触は

銀行振込みにはない独特のものがあります。それを手にしたときに誰しも喜びや

達成感、やりがいを感じてくれるのではないでしょうか。

事務手続きのことを考えれば振込みのほうが全然楽ではありますが、

それをして有り余るほどの効果やいいことがあると(勝手に)思っています。

それとこれにはもうひとつの大きなメリットがあって、

給料を受け取った社員、特にお父さんたちは家に帰ると、

奥さんに「はい今月のお給料」、「ありがとうございます、お疲れ様でした」という

まったく同じ構図が行われるのです。

お父さんの威厳も維持し、「今日はおかず1品増やしときました」(古い!笑)

なんていうことが展開されているかもしれません。

またそれを見ている子供たちも「ああ、お父さんはお仕事してお金を稼いできて

くれてるんだな」と感じてくれるはずです。まさに2度おいしいこの現金手渡し

だと思います。(でも奥さん方はまた銀行に入金んする手間はあるんですが・・)

今の時代に絶滅しかけているこの現金手渡しという「ニッポンの原風景」、

これからも続けていきたいと思います。



社長として、会社の未来のために活動的に動いています。


ただ、


外政(社外)を熱心にやればやるほど、


内政(社内)が疎かになり、



社員とのコミュニケーションであったり、


さまざまな意味での社内活動が思ったより進まないなど


社員との距離感的なものがなんとなく・・・


会社のため、社員のためを想って一所懸命やっているのですが


ジレンマです。


バランス感覚が必要ですね。




また息子ネタです。


前回6月13日に生まれて初めての一歩を歩んだ息子ですが、


それから、パパママの指をつかんでのあんよは大好きで


すぐに手を挙げては指よこせ、と歩きまくりでした。


それはそれでかわいいのですが、


パパママの手を引いて歩くほうが速いしバランスとれるし


「僕こっちのほうがいい」となかなか一人では歩きませんでした。


そうしたら、今月初めにママが試しに少し離れたところから


おいでーと呼ぶと嬉しそうにトコトコと歩いて抱きついてきたのです。


もうそれからの進歩は劇的でした。


次の日には廊下を歩き、その次の日には家じゅうを歩く歩く。。。


今までって何だったの?と思うくらい劇的な進歩です。


本当は一人で歩けるのに、充分歩けるようにならないと歩かない、


彼は「満を持してタイプ」だったのです。


まさにそれは 水が液体のまま100度までは変わらないのに


100度を超えた瞬間に気体に変化するその劇的な変化のように


量質変化を彼は短期間で起こしたのです。


大人たちには彼の劇的な変化を体感する術はありませんが、


今は歩くのが楽しくてしょうがないのでしょう。


彼の成長を見ていると、何かを示唆しているようにも感じます。


「あきらめずに夢に向かってこつこつ努力していれば、


必ず先述のような劇的な量質変化が起こると。」


彼が身をもって教えてくれました。


ありがとう。


勇気が湧いてくるよべーっだ!




昨夜、息子が初めて歩きました。


もうすぐ1歳3カ月、高速ハイハイは絶好調でしたが、


なかなか初めの一歩がでませんでした。


そうしたら、昨晩パパとママが見てる前で、


つかまり立ちの手をそっと離し、


おぼつかない足取りで最初の一歩を踏んだのです!


そして2歩目はパパの胸の中に飛び込んできました。


まさか見られると思っていなかったので二人で大喜び。


これから始まる長い長い2足歩行の最初の一歩を


君はわざわざ親の目の前で見せてくれたんだね。


小さな小さな一歩でしたが、君の人生での大きな大きな


一歩になりました。記念の日でした。


とても親孝行な彼です。


感動しました。


君が生まれてきてくれて本当に良かった。


ありがとう。



パパとママより




外出から帰ると、工場長が深刻な顔をして「お話が」とのこと。


「実はさっき連絡があって、○○君が交通事故で亡くなったと」


「えっ」と言ったまま言葉が出ない。


○○君は当社の社員ではないが、よく忙しいときに施工の現場を


手伝ってくれた組立屋さん。


自分の年齢とほぼ同じ37歳。3歳の子供がいるよきパパ。


深夜3時前、高速道路でトラックに突っ込んで頭を打ち、


意識不明の重体後、病院で午後亡くなったということだ。


当社との付き合いも長く、もう十数年になるか。


良く当社の2階に泊まり込みで仕事をしてもらった。


ついこないだ、ふらっと会社に顔を出してくれたのに、


礼儀正しく、その人懐っこい笑顔はもう見られない。


まだ信じられません。


今もどこかで元気に仕事している気がしてなりません。



この文を書いていると涙が止まりません。


友よ、どうか安らかにお休みください。



社長になってからもうすぐ3年、


最近「見えない力」を感じるときが結構あります。


「見えない力」というとなにか神の存在とか解釈されがちですが、


そうではなくて(広義ではそうなのかもしれませんが・・)、


漠然とですが、何かに助けられている、支えられている、


というのでしょうか、本当に運がいい、とてもありがたい状況に


遭遇する機会を肌で感じることがあります。


例えば、既存のお客様の受注がすごく少ないときに、


それをカバーする位の今までにないお客様からの発注を頂いたり、


設備投資をした直後に、その設備でしかできない発注を頂けたり、


工場拡張をしたいと切に想っていたところ、隣の工場が移転する


情報が銀行筋から入ってきたり(まだ少し先ですが)、


本当に何か見えない力を働いているのでは?と思える状況が


最近多いような気がします。


これはひとえに、いいお客様に恵まれ、いい仕入先に恵まれ、


いい社員に恵まれ、すべてのステークホルダーに助けられ、


支えられているからこそだと思います。


だからこそもっと頑張らなくてはいけないし、


それが当たり前だと思ってはいけないし、


常に感謝の気持ちを忘れずに、いつも前向きで


謙虚に誠実に、仕事に向き合っていきたいと思います。





昨夜、会社宛に電話があり、


NHKのディレクターをされている方から


私のこのブログを見て、話を聞きたいとのこと。


早速今日の午前中ご来社頂きお話をさせて頂きました。


結構長い時間話したな。。。内容は秘密ですハート②



あまり最近は更新もしてなくて、こんなブログで恐縮ですが


こうしてご覧になってくださる方から


「ブログの内容を読んで電話しました」、なんて


言って頂けるととても励みになります。


しかもNHKのディレクターの方からビックリマーク


NHKの方ですよ。日本放送協会ですよ。


そんな方が見てくださってるだけでうれしいですね。


どういうご縁でつながるかわかりませんね。


私はNHK好きですから、どんどんご協力していきたいです。


あ、そういえば


最近NHKとテレビ東京(日経系)しかテレビ見ないなーにひひ


昨日の涙つながりで、まさに昨夜のこと。


今うちの息子は4カ月近くになりますが、


最近夜寝る前にぐずってよく泣きます。


昨日もママがお風呂に入っている間、


だっこヒモで寝かしつけていると・・・


いつもなら泣いてぐずるのに、


昨日は、どこか1点を見つめ、


一人でおしゃべり「あうー、うー」したあとで


すやすや胸のなかで寝付きました。


かわいくてかわいくて、涙がでましたしょぼん


生まれてきてくれてありがとう。


こんなささやかな幸せの1シーンですが、


今まで味わったことのないタイプの幸福感ですラブラブ!


最近、涙もろいかも。なんか内容も所帯じみてるし。


でも、親になった幸せをかみしめながら、


さらに仕事に、会社経営にがんばっていこう!という


勇気をもらいます。


ありがとう。

約5カ月振りの更新。。。


この5カ月の間にとてもいろいろなことがありました。


一番は、3月に長男誕生!


私たち夫婦はなかなか子宝に恵まれず、悩んでいましたが


不妊治療に通ってようやく授かりましたニコニコ


今でも鮮明に覚えている、長男との初対面!


奥さんは帝王切開だったため、先に新生児のカプセルに


入れられてのほんの30秒程の対面でしたが、


うれしくてうれしくて涙がでましたしょぼん


「生まれてきてくれて本当にありがとう。」素直な気持ちでした。


興奮冷めやらぬまま、一人で帰宅。


ベッドに入って眠りに就こうとしましたが、


また涙がぽろぽろぽろぽろしょぼん。止まりませんでした。


こんなに涙がぽろぽろ止まらないのは初めてでした。


言葉で説明できない気持ちでした。


sadeの by your side を聞きながら眠りました。






当社はまだまだ忙しい日々が続いています。


先週の土日も出勤、今週の土日も出勤です。


ここのところずっと休みなしで、夜中までの残業です。


会社としては、うれしい悲鳴ではありますが、


個人としては、社員のみんなが倒れないかそれだけが心配です。


 

今日、あるお客様の製品の出荷に立ち合いましたが、


やはり現物を見て、社員が製作してこれはどれだけ手間が


かかっているか、どれだけの人数でどのくらいかかっているかなど、


製品に対しての「肌で感じる感覚」というものがあります。


見積などで、単に机上の原価計算で出した金額と、


実際に工場で、現場で、みんなで心をこめて製作した製品が、


乖離しているな感じるときがあります。


それはある種の皮膚感覚とでもいいましょうか、


一所懸命つくった製品がこの金額では安すぎる、


とお客様に胸を張っていえるかどうか、


コスト的に合わない引き際のジャッジの基準になると


いうかそういう感覚です。(うまく表現できませんが・・)


また、数字には出ない金額的な要素だったり


自分の中の金額的な価値基準というような感覚を


養えるのも、現物を現場でみるこその大切さだと思います。


社員たちの製作した製品の価値を金額に変換できるのは


唯一私だけですし、価格面で戦いあえるのも私だけですから、


そういう肌で感じる感覚というものも重要視していきたいです。


社員のみんなは休みなしで毎日夜中まで残業して


頑張ってくれてるのですから・・・