自分の心の中に共存するもの | 日本の将来を憂うブログ

日本の将来を憂うブログ

好きなものは歴史(明治~終戦まで)と城です。仕事や時事問題や宗教観、死生観まで思ったことを好き勝手に綴ろうと思います。

 何でもそうだと思いますが、「バランス」って大事ですよね。


 栄養ももちろんそうですが、心の持ちようのバランスも大事ではないかとこの頃思うようになりました。


 自信と謙虚、プライドと柔軟さ、反省と前向きに考えること・・相反する事ですが、このどちらかに偏ってしまうといけないと自分に言い聞かせています。そうは言っても実践出来ないことばかりです。


 サッカーの本田選手は自信があると言い切ります。しかし、その発言には「傲慢さ」は感じられません。結果を出しているという事ももちろんそうですが、常に自分と対話し傲慢と自信の違いを良く理解しているからなのだと思います。


 「自分に自信が無い」というのはある意味謙虚に聞こえますが、一方で否定される、失敗する事に対しての恐怖から布石を打っているのではないでしょうか。自信が無いと言っておけばダメだったときには格好が付くからです。そんな自分も実践出来ている訳では無く、失敗を誤魔化したりする事があります。そのたびに自分が自分で嫌になります。


 自信が無くなれば思考が停止し、成長もありません。慢心に気を付けながら自信と謙虚のバランスを上手く取れるような人間になりたいものです。


 

 プライドは自信と似ているようで少し違うような気がします。プライドはあるが自信が無いという人もいると思います。プライドは自分の物事の判断基準になるものだと思います。しかしプライドと自信はどちらかが欠けるとそれは「虚勢」になってしまうのではないでしょうか。


 そのプライドは絶対的に100%正しいものでは無く、良いものはどんどん吸収し反映させる事も大事です。ただそこには根幹となる考えや判断基準が無ければ他人の意見に流されるだけです。「これは確かに悔しいけれど言っている通りだ」、「これは指摘されたけれど自分は間違っていないと思う」と取捨選択する自分なりの基準や考え方を身に付けていきたいものです。


 偉大な成功者は自信とプライドがあり、謙虚です。傲慢な人は本当は弱いのではないでしょうか。謙虚こそ人間の強さだと思います。


 明らかに理不尽な事を言ってくる人は論外ですが、耳の痛い事を言ってくれる人は自分に新しい価値観を教えてくれます。自分の欠点を素直に自覚しながら常に自分を省みて、逆に自分の長点も自覚することも大切です。


 自分も常に自分を省みて悪い所は無かったか反省しながらも常に前を向きポジティブに考えれば一番いいのではないでしょうか。


 最後に極真空手の大山倍達総裁の言葉を紹介します。


 「頭は低く、目は高く、口を慎んで心を広く、考を原点として他を益する」


 このような人間になれるよう頑張りたいものです。