車「空白地帯」最長140キロ
高速道路のガソリンスタンド減でガス欠に注意


「休日上限1000円」割引が続く今年のゴールデンウイークも各地の
高速道路で昨年と同規模の渋滞が予想されている。
一方、九州・山口ではサービスエリアのガソリンスタンドの休廃止で、
昨年から最長140キロの「ガソリンスタンド空白地帯」が生まれ、
高速道で燃料切れを起こす車が続出している。


JAF福岡支部によると、09年のGW8日間(4月29日~5月6日)で、
九州の高速道路での救援依頼は計538件。
うち燃料切れが70件と、08年の48件から約1・5倍増。昨年度1年間で
は燃料切れによる救援依頼が2152件で、前年度に比べ209件増加した。
九州・沖縄のSAでは09年4月、上下線で計7カ所のGSが休廃止となって
おり、その影響が大きいと同支部は分析する。


下り線の鹿児島・宮崎方面では宮原SA(熊本県氷川町)が、長崎方面では
金立SA(佐賀市)がそれぞれ最後のGSに。
140~100キロにわたってGSのない区間が生まれた。