●鉄鋼業の立地○
鉄鋼業については基本的に「臨海立地」と考えればいい。かつては原料産地に立地していたが、現在は臨海部に新設された銑鋼一貫工業に生産の中心は移行した。
かつては炭田付近の北九州や室蘭(北海道)、鉄山付近の釜石(岩手)で鉄鋼生産がさかんに行われていたが現在は衰退し(とくに釜石は工場閉鎖)、太平洋沿岸の臨海部が鉄鋼業の中心となっている。代表例として鹿島を知っておくといい。新たに建設された掘り込み式の人工港の周囲に製鉄所が設けられた。