面白かったライトノベル10選 ２０１４
皆さんあけましておめでとうございます！
今年はできるだけ週1更新(土曜日予定)を目指して頑張ります
なのでどうか見捨てず遊びに来てください
この企画がまさか4年も続くと思いませんでした
ちょっとした思い付きがまさかこんなことになるとは……
去年、更新頻度は減ってしまいましたが、読んでいる冊数はさほど変わっていないと思うので
わりと面白い作品を選出できた気がします
これを読んでくれた人のラノベライフが少しでも良いものになれば幸いです
選出基準
・僕が今年読んだ作品(今年発売ではない)でこれは面白いと思った作品
・コミカライズ、アニメ化等のメディアミックス、売り上げなどは考慮しない
以上2つを踏まえてやっていきたいと思うのでよろしくお願いします
魔女は世界に嫌われる
惜しくも今年3巻で終わってしまった作品です
罪人の息子と世界中で忌み嫌われる魔女の娘が
死んでしまった妹と母を生き返らせるために辛く過酷な寄る辺なき旅に出る物語です
誰にも祝福されず、正体がバレてしまえば命を狙われる……
信頼できるのはつないだこの手の温かさだけ
そんな旅の中で2人が世界の美しさや醜さを知りつつ成長していく姿に強く胸を打たれました
陸と千星
笑えない少年と、泣けない少女のひと夏の淡く切ない恋物語です
読み終わったあとに心に訪れたのは、安堵と一抹の不安でした
あの夏の後、2人は再会できたのだろうか
それとも綺麗な思い出のまま大事にしながら、これからを生きていく支えにしたのか
あの時2人が感じた想いは、恋や憧れみたいな純粋なものだったかもしれないし
追い詰められていた自分を守るための依存や嫉妬だったのかもしれない
でもそれを知るすべはないし、知っているのは2人だけで十分だと思います
美しさが決して純粋なだけではないと感じさせられる素晴らしい作品でした
僕が七不思議になったわけ
ひょんなことから七不思議の一角を継承させられてしまった主人公が
すごいんだかすごくないんだかわからない七不思議の面々の力を借りて
学校の平和を密かに守る日々を描いた作品
そして、季節の移ろいと共に物語は悲しき過去を明らかにしていく
これは僕が七不思議になった本当のわけを知る物語
停滞から未来への一歩を踏み出す瞬間に爽やかな涙が流れた作品でした！
サクラコ・アトミカ
塔に閉じ込められた少女と、牢番の少年が次第に恋に落ちてゆき
信じる力で世界を変えていくお話
あらすじや設定はまさに王道といった感じだけど、それだけに作者の力量が試されます
キャラクターの癖が強いので序盤でギブアップもある作品ですが
それ以上に物語の展開や落としどころが秀逸で、ぜひとも読んでもらいたい作品です
命の輝きが眩しい1冊でした
流星生まれのスピカ
空から落ちてきた女の子、流れ星から抽出するエネルギー、近未来巨大都市、空飛ぶ乗り物
そんな誰もが大好きな設定をこれでもかとぶち込んだボーイ・ミーツ・ガールです
一部の権力者が支配する街で暮らす少年が流れ星から生まれた少女スピカと出会い
巨悪との抗争に巻き込まれていく中で、好きな女の子を護り、譲れないもののために戦う姿は
男心を激しくくすぐられ、ワクワクが止まりません！
案外ラノベっぽくない選出が多い中で、良い意味でのラノベらしい作品です
ヒカルが地球にいたころ
今年4月に完結した僕の大好きなシリーズです
大学入った時から刊行が始まった作品なだけに思い入れが強いです
とりあえず1巻、もしくはコミカライズを読んでもらいたいです！
野村美月さんは非常に「別れ」を美しく描く作者さんで
前作の『文学少女』に引き続き、今回も涙なしでは読めません
特にシリーズものでありながら、1巻が後半の話に負けないくらいの面白さなのは
かなり異質で、それだけに完成度の高さを窺わせます
とにかく1巻！話はそれからだ！
とある飛空士への誓約
『サクラコ・アトミカ』と同じ作者さんです
生まれは違えど同じ学校で学んだ7人の友が、時代のうねりに飲み込まれ離れ離れになり
1度は敵味方に分かれるも、それぞれが使命を果たし未来を変えていくお話
6巻では愛し合う2人が戦場で敵としてまみえ殺し合わなければならないという
なかなかに重い展開があるシリーズです
ただ、やはりこの物語の魅力はそんな重いところにあるんですよね
どうしてこんな辛い運命を背負わなければならないのか？
どうして好きな人に想いを伝えることすらできないのか？
そんな重く苦しい感情と、圧倒的に美しい『空』の情景描写が相まって
読み終わったあとに残る一抹の不安と爽やかさは他作品に比べ群を抜いてると思います
モーテ ～水葬の少女～
今年読んだ作品では1番重い物語でした
最初こそ、身寄りのない子供を集める施設の闇にサーシャと呼ばれる少年が
1人の少女のために立ち向かう作品だと思ったのですが
本当の主人公が明かされたあたりで、この作品はそんな希望に満ちた者ではないと悟りました
愛する人のために手を汚す覚悟をしたけれど、愛する人には手どころか声すら届かない
まして、愛する人は徐々に逃れられない破滅へと向かい
自分はその人を裏切り続ける道を選んでいた
発症した者を十代の内に必ず自殺へ追い込む奇病『モーテ』と
1人の美しい少女『マノン』に関わる1人の男の苦難と葛藤の物語です
ゼロから始める魔法の書
新しい世界観や、今までにない展開なんかが面白いとされている現状で
本当の面白さとは、王道を如何に面白く描くかということを思い知らせてくれた作品
魔女のゼロと獣の姿をした傭兵が世界に広まってしまった
『魔法』を取り除く旅をするというのがこの物語の大筋です
ゼロと傭兵が魔法によって起こされた事件を解決していく中で
絆を深め、信頼を重ねていく所なんかは『狼と香辛料』に似た空気を感じて
すごく好きな物語の雰囲気です！
電撃大賞はここ数年の間、大当たりが少なかったのですが
これはきっと化ける！と密かに思っている作品でした
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
アツい！なんてアツい作品なんだ！っていうのが読み終わった時の感想です
仲間のため、譲れぬ想いのため、大切な人のために無力な少年が
剣を取り、勇気を奮って困難に立ち向かい大きく成長していくという
ストーリーも登場人物も真っ直ぐで気持ちのいい作品です
憧れに手を伸ばして、その身を賭して、主人公のベルが高みへと駆け上がっていく
2014年で1番アツくてワクワクするオススメの作品です！
といった感じで、僕が選んだ2014年の面白かった作品でした
今年は特に面白かった作品が多くて過去最高の倍率でした
候補としては他に『神様のメモ帳』『その恋と、その未来。』
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』『クロス×レガリア』
『視ル視ルうちに好きになる』なんかがありました
どれもこれもかなり面白くて紹介できないのが残念ですが
10選の紹介だけで優に3時間は掛かってしまったので許してください
冒頭でも言いましたが、2015年になり、僕も社会人になるわけです
更新頻度が減ってしまってるけれどこのブログへの愛着は確かにあるので
なんとか続けていきたいと思います
たぶん引退すると時は結婚する時ですね(笑)
じゃあ死ぬまで続けられるね！なんて思った人は夜道に気を付けてね！
それでは今年もすぱろーからーをよろしくお願いします！
それでは今日はここまで！
今年はできるだけ週1更新(土曜日予定)を目指して頑張ります
なのでどうか見捨てず遊びに来てください
この企画がまさか4年も続くと思いませんでした
ちょっとした思い付きがまさかこんなことになるとは……
去年、更新頻度は減ってしまいましたが、読んでいる冊数はさほど変わっていないと思うので
わりと面白い作品を選出できた気がします
これを読んでくれた人のラノベライフが少しでも良いものになれば幸いです
選出基準
・僕が今年読んだ作品(今年発売ではない)でこれは面白いと思った作品
・コミカライズ、アニメ化等のメディアミックス、売り上げなどは考慮しない
以上2つを踏まえてやっていきたいと思うのでよろしくお願いします
魔女は世界に嫌われる
惜しくも今年3巻で終わってしまった作品です
罪人の息子と世界中で忌み嫌われる魔女の娘が
死んでしまった妹と母を生き返らせるために辛く過酷な寄る辺なき旅に出る物語です
誰にも祝福されず、正体がバレてしまえば命を狙われる……
信頼できるのはつないだこの手の温かさだけ
そんな旅の中で2人が世界の美しさや醜さを知りつつ成長していく姿に強く胸を打たれました
陸と千星
笑えない少年と、泣けない少女のひと夏の淡く切ない恋物語です
読み終わったあとに心に訪れたのは、安堵と一抹の不安でした
あの夏の後、2人は再会できたのだろうか
それとも綺麗な思い出のまま大事にしながら、これからを生きていく支えにしたのか
あの時2人が感じた想いは、恋や憧れみたいな純粋なものだったかもしれないし
追い詰められていた自分を守るための依存や嫉妬だったのかもしれない
でもそれを知るすべはないし、知っているのは2人だけで十分だと思います
美しさが決して純粋なだけではないと感じさせられる素晴らしい作品でした
僕が七不思議になったわけ
ひょんなことから七不思議の一角を継承させられてしまった主人公が
すごいんだかすごくないんだかわからない七不思議の面々の力を借りて
学校の平和を密かに守る日々を描いた作品
そして、季節の移ろいと共に物語は悲しき過去を明らかにしていく
これは僕が七不思議になった本当のわけを知る物語
停滞から未来への一歩を踏み出す瞬間に爽やかな涙が流れた作品でした！
サクラコ・アトミカ
塔に閉じ込められた少女と、牢番の少年が次第に恋に落ちてゆき
信じる力で世界を変えていくお話
あらすじや設定はまさに王道といった感じだけど、それだけに作者の力量が試されます
キャラクターの癖が強いので序盤でギブアップもある作品ですが
それ以上に物語の展開や落としどころが秀逸で、ぜひとも読んでもらいたい作品です
命の輝きが眩しい1冊でした
流星生まれのスピカ
空から落ちてきた女の子、流れ星から抽出するエネルギー、近未来巨大都市、空飛ぶ乗り物
そんな誰もが大好きな設定をこれでもかとぶち込んだボーイ・ミーツ・ガールです
一部の権力者が支配する街で暮らす少年が流れ星から生まれた少女スピカと出会い
巨悪との抗争に巻き込まれていく中で、好きな女の子を護り、譲れないもののために戦う姿は
男心を激しくくすぐられ、ワクワクが止まりません！
案外ラノベっぽくない選出が多い中で、良い意味でのラノベらしい作品です
ヒカルが地球にいたころ
今年4月に完結した僕の大好きなシリーズです
大学入った時から刊行が始まった作品なだけに思い入れが強いです
とりあえず1巻、もしくはコミカライズを読んでもらいたいです！
野村美月さんは非常に「別れ」を美しく描く作者さんで
前作の『文学少女』に引き続き、今回も涙なしでは読めません
特にシリーズものでありながら、1巻が後半の話に負けないくらいの面白さなのは
かなり異質で、それだけに完成度の高さを窺わせます
とにかく1巻！話はそれからだ！
とある飛空士への誓約
『サクラコ・アトミカ』と同じ作者さんです
生まれは違えど同じ学校で学んだ7人の友が、時代のうねりに飲み込まれ離れ離れになり
1度は敵味方に分かれるも、それぞれが使命を果たし未来を変えていくお話
6巻では愛し合う2人が戦場で敵としてまみえ殺し合わなければならないという
なかなかに重い展開があるシリーズです
ただ、やはりこの物語の魅力はそんな重いところにあるんですよね
どうしてこんな辛い運命を背負わなければならないのか？
どうして好きな人に想いを伝えることすらできないのか？
そんな重く苦しい感情と、圧倒的に美しい『空』の情景描写が相まって
読み終わったあとに残る一抹の不安と爽やかさは他作品に比べ群を抜いてると思います
モーテ ～水葬の少女～
今年読んだ作品では1番重い物語でした
最初こそ、身寄りのない子供を集める施設の闇にサーシャと呼ばれる少年が
1人の少女のために立ち向かう作品だと思ったのですが
本当の主人公が明かされたあたりで、この作品はそんな希望に満ちた者ではないと悟りました
愛する人のために手を汚す覚悟をしたけれど、愛する人には手どころか声すら届かない
まして、愛する人は徐々に逃れられない破滅へと向かい
自分はその人を裏切り続ける道を選んでいた
発症した者を十代の内に必ず自殺へ追い込む奇病『モーテ』と
1人の美しい少女『マノン』に関わる1人の男の苦難と葛藤の物語です
ゼロから始める魔法の書
新しい世界観や、今までにない展開なんかが面白いとされている現状で
本当の面白さとは、王道を如何に面白く描くかということを思い知らせてくれた作品
魔女のゼロと獣の姿をした傭兵が世界に広まってしまった
『魔法』を取り除く旅をするというのがこの物語の大筋です
ゼロと傭兵が魔法によって起こされた事件を解決していく中で
絆を深め、信頼を重ねていく所なんかは『狼と香辛料』に似た空気を感じて
すごく好きな物語の雰囲気です！
電撃大賞はここ数年の間、大当たりが少なかったのですが
これはきっと化ける！と密かに思っている作品でした
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
アツい！なんてアツい作品なんだ！っていうのが読み終わった時の感想です
仲間のため、譲れぬ想いのため、大切な人のために無力な少年が
剣を取り、勇気を奮って困難に立ち向かい大きく成長していくという
ストーリーも登場人物も真っ直ぐで気持ちのいい作品です
憧れに手を伸ばして、その身を賭して、主人公のベルが高みへと駆け上がっていく
2014年で1番アツくてワクワクするオススメの作品です！
といった感じで、僕が選んだ2014年の面白かった作品でした
今年は特に面白かった作品が多くて過去最高の倍率でした
候補としては他に『神様のメモ帳』『その恋と、その未来。』
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』『クロス×レガリア』
『視ル視ルうちに好きになる』なんかがありました
どれもこれもかなり面白くて紹介できないのが残念ですが
10選の紹介だけで優に3時間は掛かってしまったので許してください
冒頭でも言いましたが、2015年になり、僕も社会人になるわけです
更新頻度が減ってしまってるけれどこのブログへの愛着は確かにあるので
なんとか続けていきたいと思います
たぶん引退すると時は結婚する時ですね(笑)
じゃあ死ぬまで続けられるね！なんて思った人は夜道に気を付けてね！
それでは今年もすぱろーからーをよろしくお願いします！
それでは今日はここまで！