教育実習日記⑱ ~久々の幼稚園編~ その2 | 特別支援学級教員のブログ~人生、何事も勉強~

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3浪した大学受験、充実した大学時代を経て、小学校特別支援学級の先生になりました。
そんな日々に思ったことについて、たまに更新していきます。
コメントとか待ってます。

今回は、3時間の保育時間中、2時間ぐらいはサッカーをやってました。
幼稚園実習では初めての外遊び。
運動靴がなかったので、しょうがなく革靴で(登園時はスーツ)やりました。
幼稚園を出る頃は、靴擦れあり、足の裏がやたら疲れていたりと大変でした・・・。

因みに、私は幼稚園の他に2つの小学校に実習に行っていますが、どこもサッカー人口が多いな、と感じます。サッカー人気と野球人気の衰退が、休み時間の校庭を見ると手に取るように分かります 笑

と、そんなことはどうでも良く。

遊んでいる途中、ちょっとした事件が発生しました。

元々、私が居るためのハンディとして、私のチームが2人で、2対4の人数で遊んでいました。
すると、4人チームの方にいた男の子(以下Aくん)が、紅白帽子を裏返して私のチームに勝手にチーム換えしたのです。
それを見付けたAくんと同じチームの男の子(以下Bくん)が、
「それ反則だよ。退場~!」
それを聞いて大泣きするAくん。

私「Aくんは、4-2だと不公平だと思って3-3にしようとしたんだよ。その気持ち分かってあげようよ」
B「でも反則だもん!反則して退場になるのはサッカーじゃ当たり前だもん!」
私「でも、Aくんにはそのルールが伝わってなかったんじゃない?」

とにかく、「相手の気持ちになって考えて」ってことを伝えたかった。
でも、Bくんは一生分かってくれないんじゃないか、ってくらい話を受け入れてくれません。
私は何度も怒鳴り付けました。
「Aくんの気持ちを分かってあげようよ。(自分は「大将」だから、オレのルールが絶対なんだ、と言い張るBくんに対し、)大将だからって何でも許されるわけじゃないんだよ。みんな少しずつガマンしながらやってるんだよ。ずっとそんなこと言ってたら、もう遊んであげないよ!」

・・・今思えば、私は初めて、子どもに「叱る」ということが出来た気がします。
これは、気が弱くて叱り下手の私にとって、今回の実習で一番の収穫だったかも知れません。

しかしそのあと。
「もうせんせーとサッカーやりたくない!」
と言うBくんに私は、
「はいっ、じゃあBくんはサッカーやりません!」

なかなかいい対応だったと自己評価してみた次の瞬間、大声で泣き出すBくん。
テンパった私は、再度Bくんの対応に追われました。

今思うと、そこは突き放していったん無視しておくべきでした。
そういった不適切行動に対しては、無視が一番効果的ですから。
そしてしばらくしてから、「あの時はキツく言っちゃってゴメンね」と事後フォローすればいい。

子どもの涙に、負けました・・・


そんな感じで、
小学校もいいけど、やはり幼稚園児から学ぶものは大きいです。