水戸室内管弦楽団のコンサート、今回は後半のプログラムを小澤さん指揮で行われた。

水戸の芸術館は客席数が6ー700席という決して大きくないのも手伝ってか、、今回もチケットは発売10分で完売し、手に入らなかったファンがオークションで落札し、元のチケットの数倍の、5万円、6万円もの値段が付いたコンサートだったらしい。

たった二時間のコンサートに何万も払うと言うのはちょっと異常な事態には違いないのだが。。
でもやっぱり演奏は凄いよかった。



プログラムの一曲目はラヴェルのクープランの墓を指揮なしで演奏。

コンサートマスターの川崎洋介(ようちゃん)の練習での仕切り方は天下一品で個性がはみ出した演奏家の集団を有無を言わさずまとめ上げた。


二曲目は工藤さんのソロでモーツアルトのフルート協奏曲。

日本フルート界の重鎮の工藤さんのソロはなんとも気品あふれるもの、、オーケストラがとにかく音がなる人が多いのに対してフルートというソロ楽器のバランスが凄く難しくリハーサルでは苦労した。

メンバーの中で一番わがままな禎夫さんは、その太い声で、
とにかく俺はこの曲は弾かないんだよ、とかいいだしてみんなの笑いをかっていたw




後半は小澤さんでベートーヴェンの8番。

これはリハの様子↑
地元の高校生や芸術館の会員が聞きに来ている。


御年80歳を迎える小澤征爾さん。。年のせいで体中が痛いと言ったり弱気な発言が多い彼だが演奏は本当に圧巻&神がかる。

会場に居合わせた全員が、演奏者も含めその音楽の一音一音、一秒一秒を噛み締めながらその時間を共有している幸せを感じているのがひしひしと分かった。

そして楽章間短い休憩を取りながらもエネルギッシュに演奏を終え最大級の拍手喝采に包まれた。


僕個人的にも二回目の公演の18日は亡き母の誕生日で、本人もこのコンサートは聞きたいとこの日のチケットも手に入れていた特別な公演だった。


さて、今回ベートーヴェンを水戸室内管弦楽団&小澤征爾さんで去年やった録音がCDになって発売された。


これはライブの録音のため、間違えた音や小澤さんのうなり声もそのまま入っている臨場感あふれる演奏になっている。


興味あるかたは是非!!


ちなみに今度の水戸室内&小澤さんは五月に公演がある、三月にチケット発売なのでファンの方は是非電話の用意をw

今度はベートーヴェンの2番の交響曲の予定。