中国国防白書 「仮想敵」明示…「新冷戦時代」の幕開け 私見『合従連衡』 | taroozaの不思議の謎解き 邯鄲(かんたん)の夢

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■【中国国防白書】米念頭に「仮想敵」明示…「新冷戦時代」幕開け、隠した“爪”あらわに

2015.5.26 産経ニュース


 【北京=矢板明夫】26日に発表された中国の国防白書は中国の国家安全にとっての「外部からの阻害と挑戦」として、「日本の安保政策の転換」と「地域外の国の南シナ海への介入」を明記した。地域外の国とは米国を指すことはいうまでもない。中国政府の公式文書で中国人民解放軍の仮想敵を具体的に示すことは珍しい。自衛隊や米軍との東シナ海などでの軍事衝突に備え、中国が準備を進めていることがうかがえる。

 白書は、習近平国家主席が唱える「軍事闘争の準備」を強く打ち出し、南シナ海での紛争などを念頭に「海上軍事闘争への準備」を初めて明記した。1978年に●(=登におおざと)小平主導の改革開放が始まって以降、中国は経済発展に専念するため外国との軍事的対立をなるべく避け、外交交渉で解決をはかる「韜光養晦(とうこうようかい、能力を隠して実力を蓄える)」戦略を実施してきた。

 しかし近年は海洋権益の拡大を求めて外洋への拡張を推進するようになり、軍事力をバックに領土問題などで強硬姿勢を示す場面も急増した。今回の国防白書は、脱「韜光養晦」の姿勢をさらにはっきりさせた。

 白書は、中国の海軍を近海型から遠海型へ、空軍を領空防護型から攻防兼務型へ変更する必要性も指摘した。中国軍は今後、作戦範囲を広げ、先制攻撃することもありうることを示した形だ。

 外国との軍事協力については、まずロシア軍との提携強化の必要性に言及した。中露両軍は「全面的・多元的・持続可能な制度的枠組みを徐々に構築し、より広い分野、より深いレベルでの発展を推進する」としている。

 中国の軍事専門家は、「この白書は、中露が連携して日米同盟と対抗する新冷戦時代の到来を意識したものだ」と指摘している。

http://www.sankei.com/world/news/150526/wor1505260048-n1.html



【関連】

■反日感情&中国配慮…韓国、日韓軍事情報包括保護協定に難色

2015.5.25 産経ニュース

 
 日韓防衛相会談が30日にシンガポールで予定されているが、韓国側が防衛秘密を交換する際の手続きを定めた軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の早期締結合意に難色を示していることが24日、分かった。複数の政府関係者が明らかにした。日韓事務当局の間では協定締結の必要性で一致しているが、韓国国内の反日感情や中国への配慮が締結の障害となっている。

 日韓GSOMIAは本来、平成24年6月に締結される予定だった。だが、国内世論の反発を受けた韓国政府が署名式直前にキャンセルしたままとなっている。

 日本側は「安全保障分野で日韓は密接に協力していかなければならない。GSOMIAは重要だ」(中谷元=げん=防衛相)と位置付けており、政府内には約4年ぶりに開催される防衛相会談を機に前進を期待する声があった。

 しかし、韓国側はこれに応じず、事前の事務当局間交渉でも早期締結に向けた調整は進められていない。韓国側が首脳会談が開かれていないことなどを背景に、消極的な姿勢を崩していないためだ。韓国国内では機密性の高い軍事情報を日本と共有することに抵抗が根強い。また、日韓間の軍事分野での連携強化を警戒する中国への配慮もある。

 このため、30日の防衛相会談は「まずは会うこと自体に意義を置く」(日韓外交筋)会談となる見通しだ。ただ、北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の水中発射実験に成功したとしている問題など、喫緊の課題については意見交換するとみられる。

 日韓間の情報交換をめぐっては昨年12月、日米韓3カ国がGSOMIAの代替措置として漏洩(ろうえい)防止手続きを定めた取り決めに署名した。ただ、米国を介さなければ情報は交換できず、その分野も北朝鮮関連に限定されるなど「交換できる情報の量や深度の面で限界がある」(防衛省関係者)という。
 .

http://www.sankei.com/politics/news/150525/plt1505250003-n1.html





【私見】

『合従連衡(がっしょうれんこう)』
その時の利害に従って、結びついたり離れたりすること。また、その時勢を察して、巧みにはかりごとをめぐらす政策、特に外交政策のこと。


韓国の軍事動静を監視していると、中国との連携が目立っています。

日韓GSOMIAの直前キャンセル・・・

韓国による民主党政権時代に得た機密文書が、中国へ漏えいされた。

それが廻り廻って日米は知ったのです。

中韓連携の深度が判明した。





①中国の軍事専門家は、「この白書は、中露が連携して日米同盟と対抗する新冷戦時代の到来を意識したものだ」と指摘している。


ロシアは冷戦で敗戦したのです・・・

旧ソ連時代の緊張と閉塞感に戻るとは思えません。

ロシア人の中国人への反感は根深い。

いくら中国がロシアに期待しても、ロシア国民は「新冷戦」を拒否しますww