イスラム国(ISIL) 米軍特殊部隊投入恐れ「24時間」の短期設定か | taroozaの不思議の謎解き 邯鄲(かんたん)の夢

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■「イスラム国」に内部分裂と焦りの指摘 米軍特殊部隊投入恐れ「24時間」設定か
2015.1.28(zakzak)
 
 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件で、犯行グループが「24時間」というタイムリミットを突き付け、一気に緊迫の度合いを増した。フリージャーナリスト、後藤健二さん(47)の解放と引き換えに、ヨルダンで収監中の女テロリスト、サジダ・リシャウィ死刑囚の釈放を改めて要求した。期限を短く区切ることで、日本政府とヨルダンを揺さぶる一方、専門家はイスラム国自体の焦りを指摘する。特殊部隊の投入など米軍主導の人質奪還、掃討作戦を恐れているというのだ。


 「これが私の最後のメッセージになると言われた。私と彼女(=リシャウィ死刑囚)の交換だ。難しいことはないだろう。私には24時間しか残されていない。(ヨルダン軍)パイロットの時間はさらに短い。私たちを死なせないでほしい」


 27日午後11時過ぎにインターネット上に公開された音声付き画像声明で、後藤さんを名乗る男性は英語でこう訴えた。


 画像は過激組織「イスラム国」の支持者とみられる人物のツイッターを通じて公表され、動画サイト「ユーチューブ」にも投稿された。外務省関係者は夕刊フジの取材に「後藤さん本人だという可能性が極めて高い」としている。


 菅義偉官房長官は28日午前1時ごろ、記者団の前に姿を見せ、「先程ツイッターで後藤健二さんによるものとみられる音声…。音声メッセージと、ヨルダン人パイロットの写真を持った後藤さんとみられる画像が公開された」と説明した。「音声メッセージ」という言葉を言いよどむなど動揺は明らかだった。


 後藤さんを名乗る男性は声明の中で、解放の障害は、ヨルダン政府がリシャウィ死刑囚の釈放を遅らせていることだと指摘し、後藤さんとリシャウィ死刑囚との1対1の交換を要求。さらに、日本政府がヨルダン政府にあらゆる「政治的圧力」をかけるよう求め、これ以上遅れれば、まずイスラム国に拘束されているヨルダン人パイロット、次に後藤さんが殺害されると告げた。


 画像は27日午後11時過ぎにネット上で公開されたことが確認されているため、ここを起点とすると、「24時間」の期限は28日午後11時過ぎになるとみられる。時間は刻々と過ぎ、日本は張り詰めた空気に覆われている。


 なぜ、イスラム国は時間を短く区切ってきたのか。


 国際政治アナリストの菅原出(いずる)氏は「米軍はじめ有志国軍の攻撃により、昨年11月ごろから『イスラム国』内に内部分裂が起きていた。支配地域を拡大していたころと違い、現在は守勢に回る側にある。そのため『イスラム国は健在だ』と対外的に宣伝する必要があった」と内部分裂と焦りによるものと指摘。「今回の要求が満たされなければ、存在を誇示するためさらなる要求があるだろう」と推測する。


 米軍と有志国軍は25日から26日にかけ、シリアとイラクにあるイスラム国の拠点を狙い計34回の空爆を実施した。また、イスラム国との激しい衝突が続いていたシリア北部の少数民族クルド人の町、アインアルアラブ(クルド名コバニ)を奪還するなどテロ集団への包囲網を着実に狭めている。


 関係者によると、今回の日本人殺害脅迫事件で、打開策として検討されてきたのが、米軍による特殊部隊の投入だ。


 米国は地上戦闘部隊を派遣しない方針を鮮明にしているが、軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「オバマ米大統領は、日本政府に全面的な支援を約束している。交渉が決裂した末に、武力奪還以外に選択肢が残されていない状況になれば、部隊投入をためらわないだろう」と話す。


 ミッションにあたるとみられるのが、米海軍特殊部隊「シールズ」に所属する「海軍特殊戦開発グループ(DEVGRU)」だ。約200人いるとされる同部隊の中から選ばれた24~40人で構成される「精鋭中の精鋭」で、 「チーム6」 の別名を持つ。


 対テロ戦と人質奪還のプロフェッショナルで、2011年5月、パキスタンで国際テロ組織「アルカーイダ」のリーダー、オサマ・ビン・ラディン容疑者の暗殺作戦に従事した。


 「成功の鍵は情報収集だ。相手は頻繁に移動を繰り返しているとみられる。無線傍受や衛星、無人機からの監視によって、拘束場所を特定できればゴーサインが出るはずだ」と世良氏。特定に成功した場合、夜間を利用し、ステルス型ヘリ「ブラックホーク」に分乗した部隊が、トルコ南部インジルリク空軍基地から飛び立つ。後藤さんらが拘束されているイスラム国支配地域の拠点に到達すると、「チーム6」の精鋭たちが速やかに奪還に移る作戦だ。


 イスラム国は、こうした急襲を恐れ、防ぐ目的で「24時間」を突き付けてきた可能性がある。


http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150128/frn1501281830006-n1.htm




映画『ネイビーシールズ:チーム6』予告編
http://youtu.be/XFmZd90e50g