2010-07-05 11:47:17
不思議な嗤う顔 ★アメンバー限定
テーマ:★アメンバー記事
夫婦で名跡寺院の巡礼をしているときのことでした。
車は使わず、昔の人のように歩くことにしております。
いまどき珍しい巡礼の旅ですが、稀には、同じように歩いている老人もおりました。
若い頃から、全国の神社仏閣を巡拝、巡礼している高齢な方と懇談したこともあります。
ある寺に向かう途中で道に迷い、人に尋ねようと思いますが、あいにくいません。
地方の名跡寺院の縁日であっても、訪れる人が疎らなことがあります。
その途中の道に沿って、ぽつんと大きな広場を持った建物がありました。
何かの公民館風の建物でした。
車がひつきりなしに出入りしています。
中年女性が、誘導灯を廻して車の整理をしているのが見えました。
「これは有りがたい」と その女性に近づきましたが。
その顔を見た瞬間・・
「あっ!」
顔が気味悪く嗤っています。
息を整え、気を落ち着かせると何事もない顔でした。
道を尋ねている妻は、その異変には気付きませんでした。
その女性から寺への道を教えられましたが、とんでもない方向へのものでした。
途中で引き返し、反対の道を行きました。
*汐の匂いがしなかったからです。寺は海の傍のはずでした。
これを書くと、低級霊に憑かれているとか、妄想だとか言われてしまうと思います。
しかし、巡拝、巡礼の旅の伝承に付き物の、不思議な現象の一つです。
帰るときに、その場所で気づきました。
迂闊でした・・・変化身のサインです。
シンクロニシティ現象の旅に顕れるものでした。
*追記 2013.8.25
◆観音様が様々な面を見せたのが十一面観音菩薩です。
その姿が変化身(へんげしん)。
仏面(如来)・頭上一面、慈悲・正三面、瞋怒・右三面、笑狗牙上・左三面、
暴悪大笑面(ぼうあくだいしょうめん)邪悪な行いを大爆笑する一面が頭の後ろにあります。
その女性の、頭の後ろの顔を一瞬見せたのかもしれません。
女性が誘導している建物は、某新興宗教のものでした。
他の神社やお寺を排斥する団体です。
お寺の法要に向かう信徒の邪魔(意地悪)をする心根を見せてくれたのでしょう。
迂闊な生きかたはできないと感じた不思議でした。
*長谷寺 十一面観音菩薩像
http://youtu.be/UVZhUBvHZIY