御釈迦様は、「神通力信仰」を否定なさいましたが、「神通力の存在」は否定しておりません。
六大神通力 と謂われる全ての霊能力を最大限持たれていました。
仏道の悟りに至った者が自然と保持するようになると云われています。
霊的な感性で神通力の片々に触れた方なら理解して頂けるでしょう。
シャーマン体質の若者は、
無意識に自他の宿命を知るでしょう。
自分や他人の前世・過去世や来世を読み取る能力であり、 宿命通(しゅくみょうつう)と云います。
今生で、来世の宿命を知る霊的な感性です。
特に貴重な妙法(生死の二法)なのです。
それで来世が、「地獄臭」に包まれる人物と気づくのでしょう。
どんな供養も救えない者の遺骨が、名跡寺院の墓苑にもあるのです。
仏の慈悲のみが救うのでしょう。
幾たびかの過去世を経た者は悟るでしょう。
この世での仏道修行では神通力は身につかないと・・・
それは、現世一代の修行では得られないと感じます。
幾たびかの過去世を経た者に付与される妙法なのです。
生まれながらの内に在る素質と修行が、神通力を開花させる。
修行の結果で得られたように見得ても。
幾たびの過去世を経ていない者の難行苦行の修行では覚束ない。
魔境と謂われる世界に魅入られて引き込まれるだけです。
魔的な人物になる。
シャーマン体質の若者が菩薩行に生きるとき、その目指す途上に立ち塞がる魔的な人物として現れる役目のようです。
だが、”カゲロウ”の様に現れてすぐに消え去る幻の存在。
哀しいかな僧俗の別なく、
そして血族の一員としても。
役目を終えると、簡単に消滅する。
簡単に・・・です。
運命を知る者は、自然に感じるでしょう。
「夢と意味ある偶然の一致」で自他の宿命を悟るのは、3回を数えるだけです。
3回目の「運命の転換」で宿命を悟ります。
天部の神々である諸天善神が神通力の源です。
この記事で腑に落ちる方は、潜在的なシャーマン体質だと思います。
五濁悪世(ごじょくあくせ)の末法に顕れる、「夢見能力」を内在している。
経典や論釈の引用から離れた自由な個人的な解釈をしています。
市井の”実践者”のブログでございます。
宗教論議は出来かねます。
ご訪問感謝いたします。
Kundun (Soundtrack) - 15 Move to Dungkar