昔の相棒「太郎」~家族になる~ | Ryoutaのブログ

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さてさて、やっとこさ太郎ちゃんが家に到着。
もちろん、太郎ちゃんを見た母親、姉は目を丸くしてた。
絶対に犬は飼わないと昔から言われてたからだ。
父親もどういう風の吹き回しか、なぜ、太郎を拾ったのかは今も謎のままだ。
末っ子の自分にとっては、この上ない喜びだった!
弟?子分?そんなものが出来た感じがしたもんでね。
家に着いてからも臆病者の太郎は全てに怯えていた。
生まれもってなのか、人間にいい思いがなかったからなのか、とにかくビクビクしてた。
それも、数日だったね。
すぐにとは言えないけれど、家族と打ち解けあって仲良くなれた。
特段、父親にはベタベタだった。
帰宅の時間前になると玄関から動こうとしないんだ。
必ず数分後に帰ってくる。
犬の聴覚が鋭く、足音が遠くから聞こえていたのかもしれないね。
まさに、忠犬!!
父親が帰ってきて一通りじゃれあったら、今度は布団を暖めるんだよね。
心底父親が好きみたいだ。
育て方は、曲がりなりにも優しくはなかったんだけどね。
むしろ、
「それは違うでしょ!」
そんな行動が多かった父親だけど。
それでも、ずっと太郎は父親の帰りを待ち、父親の布団を暖め続けた。
ある日、父親の帰りが深夜になってしまった。
それでも、玄関で太郎は帰りを待ち続けていた。
幾日も来る日もそんな毎日が続いていたよ。

続きはまた次回