「オール・ユー・ニード・イズ・キル」を観た。 | そーす太郎の映画感想文

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しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。







オール・ユー・ニード・イズ・キル
7月8月(火) 16:30~ ヒューマントラストシネマ渋谷




好き度: ★★★★☆ /5点



腕立て伏せからニョロッと立ち上がるエミリー・ブラント(・∀・)イイネ!!



オールユーニードイズキルとっても楽しみにしていた映画だったので、タマフルの課題映画になってラッキー!ってな感じでヒューマントラストシネマ渋谷で観賞。とても楽しかったですよー( ´∀`)!!これを言っちゃうと、そんまんまじゃねえか!ってなりそうですが、『恋はデジャヴ』と『スターシップトゥルーパーズ』を足して2で割ったような映画で、その結果どんな映画になったかというと、近未来戦争ゲームのようになっておりまして、意図的なバランスなのかはわかりませんがゲームの世界観を映画に持ち込んだものとしてものすごくおもしろかったし、ゲーム的な楽しみがつまってて楽しい!

ビジュアルも良かった!


ゲームの世界とこの映画、魅力はなにか、それはやっぱりK.U.F.UそしてT.O.K.K.U.Nですよね。もはやゲームあるあるの映画とも言えますよね。ゲームやっててどうしてもクリアできないステージにぶつかったときの感じで。

『このステージどうやってクリアするんだよ(*`Д´)ノ』

『もー!ムリ!プログラマーのバカ!もう知らん!(*`Д´)ノ!』

『お、こっちのやりかたなのか…??』

『おお、そっちか!そっちからいくのか!』

『おー!キター!いけたー!クリアだー!』


みたいな経験と学習からステージを攻略して、そこからTOKKUNで技術を上げるみたいな、まさにゲームの醍醐味!俺らが授業サボってやってることをトム・クルーズがでっかいバジェットでやってくれた喜びがまずありますなー!

タイムループを体験する前、ひょんなことから突然戦場にぶちこまれたトム・クルーズのあの受け身感、キョドり演技は最高でした。あれよあれよと地獄のような戦争を体験してなすすべなく死ぬというブラックな笑いもちゃんと生きてて、というかやっぱトム・クルーズの顔がすげぇ活きてるからいやでも感情移入して見れちゃうんだなぁー。タイムループを重ねていくうちにどんどん先回り的に相手の行動を読んで行動するというシーンは、まぁ『恋はデジャヴ』とか『ミッション8ミニッツ』とかでも見たとこだけどやっぱベタに楽しいんですよね。相手を知れば、人間はちゃんとわかりあえるぞ的なことをちゃんと教えてくれますな。

受け身感が素晴らしいトム


タイムループの原理は荒唐無稽だけど、ちゃんとそれなりに理由付けしてあって、目的もちゃんと明確だったのでわかりやすかったです。ただ、ラストシーンでなんであの時点のところにトム・クルーズが戻るのか、が、ちょっと理解しできませんでした。誰か教えてください。



アクションシーンはカチャカチャしてて正直観ずらく、ちょっと残念でした。もうちょいじっくりとってほしかったなぁ。まぁ数量勝負の戦場だからっていうのはあるかもしれないけど、もうちょいアクションはカット減らしてほしいなぁと思ったり。あと、ラストバトルのタイムループ機能を失ってからがちょっと尻すぼみに感じてしまいましたし、TOKKUNを生かしたなにか総決算てきな盛り上がりがここでこそほしかったなぁと思います。ラストは『オブリビオン』でもみたマスター的なものを倒せばほかは全停止という設定で、これ前もみたよー感はちょっとあったり(笑)

あと、なんかすんなりトム・クルーズが戦争に従事しすぎじゃねぇかなってのもあったり。あんだけ戦場に行きたくなかった人な訳で、もうちょいこう、逃げ出したり、違うしょーもないことやったりするけど、結局『やっぱこの戦争俺が攻略しなきゃダメなんだ』という覚悟というか決意を得るというパートがあってもよかったかもねぇーとは思うけどそれだと二時間越えちゃいそうだし、二時間切ってるこの映画のテンポはけっこう好きなので蛇足っちゃあ蛇足なのかな。

エミリー・ブラントもすげぇよかった!腕立て伏せからにょろっと立ち上がる瞬間の色気とシズル感がとても美しかったし、トムとベタベタと恋愛モードに入らずバディとして描ききったのは好感をもちました。

これこれ!ここっ!


というわけで、オールユーニードイズキルふつうにすげぇ楽しい娯楽映画だったし、ここ数年のトム・クルーズのとにかく客を楽しませようという気概はやはり素晴らしいものだと思うので、今後も夏休み大作のスターとして俺たちのトム・クルーズであり続けてほしいです!



おわり




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スタッフ


監督

    ダグ・リーマン 

製作

    アーウィン・ストフ

    トム・ラサリー

    ジェフリー・シルバー

    グレゴリー・ジェイコブズ

    ジェイソン・ホッフス

製作総指揮

    ダグ・リーマン

    デイブ・バーティス

    ジョビー・ハロルド

    福原秀己

    ブルース・バーマン

原作

    桜坂洋

脚本

    クリストファー・マッカリー

    ジェズ・バターワース

    ジョン=ヘンリー・バターワース

撮影

    ディオン・ビーブ

美術

    オリバー・スコール

衣装

    ケイト・ホーリー

編集

    ジェームズ・ハーバート

音楽

    クリストフ・ベック

視覚効果監修

    ニック・デイビス


キャスト


    トム・クルーズ ウィリアム・ケイジ

    エミリー・ブラント リタ・ヴラタスキ

    ビル・パクストン ファレウ軍曹

    ブレンダン・グリーソン ブリガム将軍

    ノア・テイラー カーター博士

    キック・ガリー グリフ

    ドラゴミール・ムルジッチ クンツ

    シャーロット・ライリー ナンス

    ジョナス・アームストロング スキナー

    フランツ・ドラメー フォード

    羽田昌義 タケダ

    トニー・ウェイ キンメル



作品データ

原題 Edge of Tomorrow

製作年 2014年

製作国 アメリカ

配給 ワーナー・ブラザース映画

上映時間 113分

映倫区分 G

上映方式 2D/3D