「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」を観た。 | そーす太郎の映画感想文

そーす太郎の映画感想文

しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。




キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
4月19日(土) 13:40~ 新宿ミラノ1
4月26日(土) 18:10~ TOHOシネマズ渋谷




好き度: ★★★★★ /5点



マーベル映画で一番好きかも!



マーベル映画は全部見る主義なので前売り券を使い初日に行ってきましたが、めっちゃくちゃおもしろかった!!2回見ちゃったよ。文句ないです。マーベル映画は本当にクオリティーが高いですが、今回は頭一個抜けてる感じがしたというか、アクション映画としても、ポリティカルサスペンスとしても、そしてなによりヒーロー映画としてこれ以上ない出来だったと思いますヽ(´▽`)/


まず、アクションがほんと凄かったですね~。キャップたちのはじめのアクション、船での救出シーン。ここで「おお!これは今回期待以上だ!」とまず思っちゃうくらい、盾を使ったアクションが「これが俺の見たかった盾アクションだ!」という盾のアクション。そして生身のアクションの流れるようなアクション、重み、中ボス戦での手数がものすごく多いアクション。しかもそれもあまりカチャカチャカットを割らず、とても見やすく、「ちゃんとこうやってこうやったから倒せた」というアクションのロジックをちゃんと見せてくれるんですよね~。この船アクションは全体的に「ザ・レイド」っぽくって最高でしたヽ(*´∀`)ノ


そしてその後の、フューリーメインのカーアクション。ここもものすごく良かったですね~。車の中の高性能カーナビ的なあいつの声と超激しいカーアクションとのギャップがおもしろかったです。囲まれた~超ピンチ→からの反撃→激しいカーアクションに突入→切り抜けた~と思ったらウィンターソルジャー登場!っていう素晴らしい流れでしたよ~。

そしてそのウィンターソルジャーもすげぇかっこよかった!フューリーの車をぶっ飛ばす登場シーンから、キャップとの初対面シーンのあそこのアクション、そしてラストの空母でのアクション。ここ最近のアメコミ映画の敵としてここまでカッコイイ敵がいただろうかっていうくらい魅力的でしたし、設定もまさか1の話をもってくるとは思ってなくてw(正直アベンジャーズ観て1を忘れかけてた)ちゃんと1の続編としての2だなぁと関心。

まさかのバッキーだったという…




他のキャラクターもみんな魅力的で、スカヨハのブラック・ウィドウはやっぱり最高(ぶち殺されたい)。スカヨハってやっぱりおっぱいに目が行きがちだけど、ケツがイイんだなと気づきました。素晴らしい。アクションもすげぇキレてたし、ウィドウに関してはいろいろな小道具を使うんですがどれもとてもフェティッシュでした。今回はキャップとのバディ感が最高で、男女中にはならない信頼できる同僚感がものすごくよかった。コメディ的に入るデパートで場面や、シールドの秘密基地的なところに行くシーンなど2人での行動が多いですが、この2人のやりとり空気感がものすごく魅力敵でした。



そして今回新たに加わる、ファルコンもとても良かったなぁ。ファルコンの登場シーンもかっこよかったなぁ。船上、カーアクション、地上戦ときて空中戦まであるとはビックリしましたね~。スピード感はもちろん、翼を畳むことで急ブレーキみたいな翼の使い方がすげぇよかったんだよね~。

大量の追跡ミサイルを全部よけるとことか最高




キャップもウィンターソルジャーもヒーローアクションに比べて超絶特殊能力があるわけではないので、ちょっと地味な映画になっちゃうんじゃないか、などと思ってた俺を殺して欲しいくらい。むしろその生身感、地に足のついたアクションがすごくよくて。それってつまり誤魔化せないわけじゃないですか。そこをちゃんと描ききったこの監督コンビはまじで腕のある監督なんだと確信できますよね~。


そんなアクションが超すごいキャップ2ですが、ドラマパートもものすごいよく出来てて、町山さんのたまむすびでの解説を聞いてもわかるとおりマーベルヒーロー映画にしてはかなり政治的に踏み込んだ内容。レッドフォードのキャスティング理由とかもなるほどなぁと。政治的なことも含めてとても勉強になりました↓



ポリティカルなサスペンスとしてものすごくよく出来たし、ちゃんと戦時中のヒーロー・アメリカの象徴であるキャプテンアメリカが今現在のアメリカの組織にいてさらにこんな事態の渦中で戦うことで、そのキャラクター性がより生きてくるというのがさすがでした。アメリカ自体が揺らぐことでキャップテンアメリカというもの自体も揺らいでくるわけで。だからこそ最後の戦いに向かうキャップがアメリカのヒーローとしてコスチュームを着て戦いに挑むというのにものすごくカタルシスがあるし、なによりヒーロー映画として正しすぎると思います。だってキャプテンアメリカなのだから。 (ちなみにその博物館とかもシーンで1を見てない人への説明にもなりつつ物語としてちゃんと意味を持たせるという、この辺もうまいなぁ~。) ラスト付近の演説シーンもすごくよかったし、キャプテンの言葉が波及して中の人々を突き動かすというのも感動的でした。

アクション映画としても、ポリティカルなサスペンスとしても、そしてなによりヒーロー映画として、最高でした。文句ない!!


おわり


------------------------

スタッフ

監督

アンソニー・ルッソ

ジョー・ルッソ

製作

ケビン・フェイグ

製作総指揮

ビクトリア・アロンソ

マイケル・グリロ

スタン・リー

アラン・ファイン

ルイス・デスポジート

脚本クリストファー・マルクス

スティーブン・マクフィーリー

撮影トレント・オパロック

美術ピーター・ウェンハム

編集ジェフリー・フォード

衣装ジュディアナ・マコフスキー

音楽ヘンリー・ジャックマン

音楽監修デイブ・ジョーダン


キャスト

クリス・エバンス スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ

スカーレット・ヨハンソン ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ

セバスチャン・スタン バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー

アンソニー・マッキー サム・ウィルソン/ファルコン

コビー・スマルダース マリア・ヒル

フランク・グリロ ブロック・ラムロウ

エミリー・バンキャンプ シャロン/エージェント13

ヘイリー・アトウェル ペギー・カーター

ロバート・レッドフォード アレクサンダー・ピアース

サミュエル・L・ジャクソン ニック・フューリー

トビー・ジョーンズ ゾラ

ジェニー・アガター

バーナード・ホワイト

デイル・コフマン

チン・ハン

ギャリー・シャンドリング

マシミリアノ・ヘルナンデス


作品データ

原題 Captain America: The Winter Soldier

製作年 2014年

製作国 アメリカ

配給 ディズニー

上映時間 136分

映倫区分 G

上映方式 2D/3D