「恋するリベラーチェ」を観た。 | そーす太郎の映画感想文

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しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。

 



その男(女)、リベラーチェ。

恋するリベラーチェ、観まして。まず僕はリベラーチェの存在を全く知らなかったのでどんな話なのか、どんなひとなのか、予備知識が完全ゼロの状態で観てきました。

マイケル・ダグラス演じるリベラーチェに完全に心を持って行かれました!すげぇ強烈なインパクトと人間的な魅力というか、なにか計り知れないものがある感がすごくあって、リベラーチェを知らない僕ですがかつてあったリベラーチェのステージに触れられたような気持ちになりましたよ(これぞ映画マジック!) それくらい、ステージシーンにまず心を持って行かれたというか、とてつもないマジック起きてんじゃないだろうか感を感じてしまいました。

とにかく、まずは心を奪われた最初のステージシーンがほんとにすごくないと、マッド・デイモンがそこで心を持っていかれるという構造なわけでここのシーンがしっかりしてないと話として成立しない大事なシーンだったと思うんです。そこが一番魅力的に描かれていたらほぼこの映画勝ちじゃないですか。

そして本当にそこがちゃんと魅力的に描かれたわけだからすばらしいですね~

実際の映像がこちら。



映画見た人ならわかると思いますが、マイケル・ダグラスめちゃくちゃがんばってる!と言わざるを得ない。ここの高揚感、多幸感は半端なかったです。

しかも演じたマイケル・ダグラス、69歳だよ?あの若々しさ、言うなれば「現役感」そしてラスト周辺の落ちぶれ感、ものすごい俳優さんだと思いました。恐ろしいです。。

マケル・ダグラスが魅力的じゃなかったら、もうこの映画自体が破綻するわけですからね~。とにかくいろんな表情のひとつひとつ、仕草や台詞回しのひとつひとつがすげぇかわいいんですよ。人間的魅力がハンパないといいますか。これはマッド・デイモンしかり、ひとつ間違えればコントにしか見えなくなると思うキャラクターをしっかり演じきって最後はウルッときちゃうんだから、もう素晴らしい演技としか言えません。

一応、僕の少ない映画知識から連想した作品が二つ。不覚にもどちらもPTA監督作品。

 

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この映画を通してリベラーチェという人に触れられただけでも、僕にとっては大収穫でした。ソダーバーグはやっぱり器用な監督なんだと思いますよ。サイドエフェクトといい。 次はテレビ業界に入るらしいですが、もっと映画とって欲しいですね。


おわり