今日はアロッタで何度か共演させていただいたことのある、菅野さんの芝居を観に、渋谷へ。

おぉっ!! 懐かしのル・デコ

近々僕もここで芝居打とうかなと思っていたから、使い方とか色々参考になりました。


はっきり言って、先輩なのでおこがましいですが、
作・演出の黒澤世莉さんは僕と感性が近いのかな? と勝手に思いました。

てゆうか、僕はファンタジーが好きで、書く芝居、必ずその要素が入っちゃうんだけど、
あんなに丁寧に、世界観に忠実に芝居を作り上げられる黒澤さんてすげえなと、一人で勝手に嫉妬してました(笑)

こんな僕でも一応、僕なりのファンタジーの基本ってのがあって、まあ最近やっとこさ、わかってきたんだけど・・・

セカイの作り方にとても共感させていただきました。


カンノさんが酒好きの役だったので、そのネタがでるたびにトコロドコロ現実に引き戻されて笑ってしまいましたが、あんなにゆったりとしたリズムなのに、一時間半があっという間でした。

役者さんの芝居もみなさん、とてもしっかりとされていて、勉強になった。
芝居で日常とかを表現するのって、本当に難しいんだよ。 だって芝居がそもそも非日常なわけだから。。。

だからこの当パンに書いてあったこの芝居のキャッチコピー
「すごい、ふつうの演劇。ふつうの、すごい演劇」
ってまさにその通りだなーと思いました。

話の軸を”モノ”にしたのも、観ていてとてもよかったと思います。

そのセカイに生きる人間が(もちろん個性とかの味付けもあるけど)生き生きとしていれば、物語の仕掛けなんてそんなになくても、楽しめる。ハラハラドキドキできるんだなってのをとても思わせてくれる、素敵な演劇でした。