リンダリンダリンダ | 週刊キネマ館(実はただの日記)

リンダリンダリンダ

女子高生だちが文化祭でブルーハーツをコピー。

ボーカルは韓国からの留学生。

ただそれだけの青春ムービー。



まずお伝えしますと、わたくしはブルーハーツが大好きであります。

高校のときに出会って以来、彼らを超えるバンドには会った事が無い。

そんなオイラですから、

「女子高生バンドがブルーハーツをコピー!?」

と聞くだけで、ワクワクしてしまいました。

いや、

「主題歌が「終わらない歌」」

というだけでワクワクです。


そして上映。


何の変哲も無い、平凡な映画。

映画としてはむしろ、つまらない部類に入るでしょう。

2005年キネマ旬報ベストテン邦画ランキング6位というのは、

他に良い作品がなかったからだろうと思ってしまう。


と、一般的な評価をしましたが、

個人的には非常に良かったと思う。

山場と言える部分はほとんど無く、全体的にフラットな感じの作品。

だから単調でつまらない。

でもね、

宇宙にある、地球という惑星の、日本という国の、とある地方にある某高校の、4人の三年生の女子に、

カメラを何となく向けたら、文化祭でブルーハーツをコピーするために、がんばっていたのさ。


そんな感じの映画です。

それが青春です。


あとね、恵役の香椎由宇が良かった。

大型新人らしいね。

これから注目である。