6/6(日) 如懿伝76話 雲の刺繍 | そんな感じ。 since March 28, 2005

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日常生活の中で、ふと感じたこと。

関心したこと。

その時の感性のおもむくままに気ままに書き留めています。

2021年06月06日(日) 雨→曇一時晴

 

容貴人に不妊薬を飲ませた事が原因で皇上からビンタをくらった如懿。

一方、第15皇子・永琰(yǒng yǎn)を産んだ衛嬿婉は妃に昇格(=炩妃)し、差配役を仰せつかる。

容貴人は容嬪に昇格。

 

ビンタ事件後、皇帝と如懿はギクシャクした関係が続いたが、父と母の関係改善を願う嫡子の第12皇子・永璂(yǒng qí)のたっての願いで如懿は皇帝の秋の恒例行事、木蘭囲場での狩りに同行する。

そこで、炩妃の策略で第12皇子・永璂が刺客に襲われる。

永璂を助けようとした如懿の後方から刺客が剣で襲いかかり、侍衛の凌雲徹 が身を挺して如懿を守り負傷する。

皇帝は命がけで如懿を守った凌雲徹を複雑な視線で見つめる。

 

騒動の後、皇帝は事件のショックでひきつけを起こした永璂を見舞いに如懿の天幕を訪れる。

 

なんか、この後の皇上と如懿の会話がえらく渡鬼チック。

愉妃が産んだ第5皇子・永琪(yǒng qí)に比べて、嫡子の第12皇子・永璂(yǒng qí)は学問も武術もイマイチだと皇帝が言えば、「優秀であれば、あなたの子で、劣っていれば私の子だと言いたいのねっ!」と如懿は言い返す。

「永琪」と「永璂」、漢字がそっくりで、しかも読み方まで同じで、実に紛らわしいのだが、その“デキの悪い方の”永璂は、父母が罵り合う声で目を覚まし、しかもケンカの原因が自分のデキの悪さだというのだから、いたたまれない。

永璂、かわいそすぎ。

 

父母の不仲を孫の永璂が心配している姿を見かねた皇太后は、皇帝と如懿を芝居に誘う。

無言の二人に話を向けるが、会話弾まず・・・。

皇太后は話題を変えて、芝居の内容について感想を尋ねると、二人は丁々発止のイヤミの応酬を始める。

似たもの同士で、端から見れば、結構、意気が合ってるじゃん!とも思うけど、皇太后はそんな二人に匙を投げる。

 

皇帝と如懿の仲にヒビが入ると、そこにつけ込み、皇后を追い落とそうする輩(=炩妃)が現れるもので、如懿と凌雲徹の私通の噂が宮中に広まる。

如懿を慕う愉妃は、如懿が止めたにも拘わらず、炩妃と凌雲徹の不倫の噂を流す。

情報戦が飛び交う宮中の安定を図る為、皇帝は炩妃を養心殿に呼び出し、噂の真偽を問い糾す。

炩妃が噂を否定したところに、炩妃の指示を受けた豫妃が凌雲徹の妻を連れて皇帝への面会を申し出る。

 

凌雲徹の妻は、夫が寝言で、如懿の名を何度も呼び、如懿が雲の刺繍を施した靴を大切にしまっていると証言。

証拠の靴を差し出した。

如懿は靴は冷宮で火事から救出してくれた礼に凌雲徹に渡した物だが、刺繍をしたのは当時の侍女・蕊心で、自分が刺繍をした皇帝の衣の雲の刺繍と比べてみれば、別の手であることが分かる筈だと言った。

 

皇帝の命を受けて、毓瑚が別室に確認に行く。

 

皇帝の衣と凌雲徹の靴の刺繍を見比べる。

「これは・・・」という表情の毓瑚。

ふっと息を吐き、何かを確信した様子。

 

皇帝の元に戻った毓瑚は、「靴の刺繍は皇后の手によるものではありませんでした。」と証言。

(冷宮時代、ずっと刺繍をしていたのは如懿だったよね、たしか。

毓瑚は皇帝と皇后の関係の修復を願って、あえて嘘の証言をしたのか!?)

 

毓瑚の証言により、豫妃と凌雲徹の妻は皇后を貶めたかどにより、豫妃は慎刑司の牢獄送り、凌雲徹の妻は離縁を申し渡され、辺境へ送られることに。

 

これにて一件落着かと思いきや、凌雲徹が捨て身で如懿を守った姿が目に焼き付いている皇帝の疑念は晴れてはいなかった。

如懿を残して二人だけで話しを始めた皇帝は、「凌雲徹が主に対してあるまじき思いを抱いているのではないか。」と言い出した。

 

この言葉にキレた如懿は、キっと立ち上げって、壮絶な言い争いが始まりました。

如懿の中の人は、これまで抑えた演技をしてきたけど、このシーンは強く、激しい言葉が見応えがありました☆

 

如懿: 何を言い出すのです?(皇上如今怎会这般说话)

 

永璟の死後、欽天監の言葉を信じ、私を遠ざけたのは陛下では?

(永璟夭折之后 听了钦天监的天象之说 才不理会臣妾的吗?)

 

永璟を失い悲しみに暮れた日、皇上はお顔すら見せず、ずっと私に寄り添ってくださることはなかった。

(非常万分 皇上连面都不露 一直没有陪伴过臣妾)

 

しかも、私が永璟を克死させたとおっしゃいました。

(还跟臣妾说是臣妾克死了永璟)

 

「克死」という言葉をすご~く強く発音してましたね。

そう言われたことが、いまだに腹に据えかねているってことがよ~く分かりました。

 

皇上は欽天監のたわ言は信じるのに、私のことは信じない。

(皇上宁愿相信钦天监的昏话、也不相信臣妾)

 

はっきり欽天監の話は戯言と言い切りました~!

 

不相信臣妾!!!

 

(大事なことだからもう一度、言います。 ) 私の事は信じてない!!!

 

如懿: しかも疎遠になったのは凌雲徹のせいだと?

(和永璟是为人所害、如今却臣妾 对皇上不加理会 还拿凌云彻来说话)

 

皇帝: 永璟の死を朕が悲しんでいないというのか? 朕は皇帝であり、夫であるぞ。

(永璟殇时 难道朕不心痛吗? 朕是皇帝 朕是夫君。)

 

そなたは朕を理解していたか? 朕を慰めたことはあるか?

(你有明白过朕 慰藉过朕吗?)

 

皇帝、涙目で「慰めてもらってない~。」って、ウォレス・フォの演技も上手い!

 

欽天監の言葉は、皇室が代々重んじてきた。 信じて何が悪い?

(至于天象之说 言传千古 代代相继 朕纵是信了又如何?)

 

如懿: 私は何も申し上げることはできません。 あなたは皇帝です。 おっしゃることは全て正しい。。

(臣妾不能如何  您是皇上  说什么都对)

 

如懿: お話する道理もなければ、私がお話できることもありません。)

(如今也没有什么道理可言 臣妾也无话可说)

 

皇帝が「如懿!」と呼び止めるも、振り見向きもせず去って行く如懿。

修羅場だったけど、お互いが相手にいたわりと信頼を求めてはいるけど、相手には与えてないのよね。

子を克死させたと言われた如懿の悲しみと怒りは分かるけど、互いの不信感が日々、溝を深く広めていて、やがてそれが如懿の立場を危うくしかねない。