アメリカと差別 | 医療とバレーボールとアメリカ留学記

医療とバレーボールとアメリカ留学記

2016年5月9日からアメリカオハイオ州のオハイオ州立大学に留学することとなりました。日本では埼玉の大学病院でリウマチ膠原病内科医をしていました。冨永こよみ選手を中心に上尾メディックスを応援しております。これからは基本的には留学中の日記が主となります。

今日はキング牧師の誕生日ということで祝日でした。

 

厳密には1月15日が誕生日らしいのだが、一応1月第3週月曜日を祝日と定めることとなっています。

 

''I have a dream.''で有名なキング牧師の演説が行われたのは、1963年8月のこと。

 

53年半前の話しです。

 

黒人差別については、オハイオでは私はそれほど感じません。

 

ただ、その一方で、現実的にほとんどの黒人は差別を感じていると聞きます。

 

おそらく、白人の多くは差別意識は持っていないように思います。

 

しかし、黒人が犯罪を多く犯しているという意識はあるように思います。

 

 

それでも、おそらく昔に比べればよくなったのでしょう。

 

しかし、イスラム教徒に対しては、私でも露骨に差別を感じることがあります。

 

例えば、スーパーから出る時、イスラム教徒は必ずと言っていいほど、商品やレシートを店員または警備員に細かくチェックされています。

 

同じ外国人でも、私のようなアジア人はターゲットにはなっていないです。

 

私も最初はたまたまかなと思っていましたが、いつも意識して見ておりましたが、イスラム教徒を警戒していることは間違いないです。

 

私でも感じるのだから、当の本人たちが差別的な意識を感じているのは、当然だと思います。

 

確かに、近年の国際情勢から、テロの多くはイスラムが関連しております。

 

警戒するのは致し方ないですが、やり方が露骨なのです。

 

いくら黒人差別が緩和されても、根本的な問題はまだ残存しているのかなと思っています。

 

 

結局国の中枢が変わらなければ、この問題は解決しないと思います。

 

ついに今週金曜日の20日12時を持って、政権が交代します。

 

国全体の不支持率は過半数を超えているらしいのですが、結果的には国が定めるやり方によって決められた訳です。

 

一体どうなってしまうのでしょうか。