人間一人では生きていけない | 医療とバレーボールとアメリカ留学記

医療とバレーボールとアメリカ留学記

2016年5月9日からアメリカオハイオ州のオハイオ州立大学に留学することとなりました。日本では埼玉の大学病院でリウマチ膠原病内科医をしていました。冨永こよみ選手を中心に上尾メディックスを応援しております。これからは基本的には留学中の日記が主となります。

最近私の精神状態が不安定であり、皆様にご心配をおかけしております。

結局、色々と考えた後に、私が信頼している上司に自分の胸の内についてメールを送りました。

別に何か解決策を求めてではありません。ただ理解してもらえる人が一人でもいればと思っただけです。

それに対して、暖かい返事が返ってきました。

それで私の気持ちは落ち着きました。

長年ため込んでいたストレスが一気に爆発した感じでした。

でも、これで大丈夫。

同じ職場にたった一人だけでも全てを話すことが出来る「理解者」がいるのといないのでは大きく違います。

「孤独な戦い」なんて言ってしまえばカッコいいかもしれませんけど、本当は孤独に戦えるほど世の中は甘くないんですよね。

自分一人で勝ち上がってきた、と思っている人はもしかしたら自分が白い目で見られていることに気付いていないだけかもしれません。

スポーツの世界を見ていると、必ず自分を支えてくれる人が家族のみならず、仲間や上司が必ず存在します。

我々にカッコいい姿を見せていただいていますが、実は一流こそ自分の辛い胸の内を隠さずにさらけ出し、よき理解者と相談して己を磨いているのかなと、実際に選手の姿を見て感じております。

上尾メディックスの選手達にとっては原さんがそういう存在かな?


これが私に根本的に欠けていた所です。

私は後輩に示しを付けるために必要以上に気丈にふるまう悪い癖があります。

後輩に辛そうにしている姿を見せたくない。

だから精神的に不安定になったのだと思います。

精神的に強かろうと弱かろうと、やり続けることが出来なければ意味がないのです。

この1週間、私は悩みに悩みましたが、また一つ自分が成長した気がします。

人間一人では生きていけない。

周りに理解者がいるということは本当にありがたいことです。



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