それは、「器用な奴には負けたくない」ということ。
私は物凄く不器用で世渡りが下手な人間です。
不器用が故に本当に遠回りしてきました。
最近も上司に言われました。
一方で、器用な人間も沢山見てきました。
ずっと羨ましいと思っていましたし、正直悔しかった。
でも、どうしても気に入らなかった。
それは、器用な人間の生き様でどうしても納得のいかない奴らがいたから。
世の中おかしい！間違ってる！
こんな連中が鼻高々に生きていけるほど世の中甘くない！
私は自分の生き様に全く自信がなかったのだが、ある時から自分はどうしようもなく不器用だが、器用な人間には負けないと思えるようになってきた。
私は開き直るようになった。
不器用万歳と。
しかし、私は高校時代に落ちこぼれの辛さを十分に経験したから、あんな風にはなりたくなかった。
こんな不器用な私ですが、やっと器用な奴には負けていないかなと思えるようになっています。
大事なことは何と言っても「向上心」なんだと思います。
その気持ちがあれば、たとえ遠回りしても、いつかはちゃんと思い描いた道に辿りつくものと信じています。
もちろん、器用で向上心があればそれに越したことはないのだが、世の中うまく出来ていて、なかなかそんな人はいないものです。
逆に器用な人は意外とすんなり事が進むだけに、大人社会では思わぬ落とし穴があるので要注意だと思っています。
不器用な人は決して卑屈にならずに、向上心を持って胸を張って前向きに生きて欲しいです。
私も今は不器用な人間でよかったと思っています。
でなければ、生きていく上で何が大事かということに気づくことがなかったでしょうから。
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