京都へ行こう!− 閉ざされた場所編 | こだまんのタビログ

京都へ行こう!− 閉ざされた場所編

CMでも素敵な映像が興味をそそる「京都」。ズンチャッチャ♪ ズンチャッチャ♫ そうだ京都へ行こう!を見て、京都の三千院や南禅寺をしり「行きたい!」と思ったのは、僕だけでしょうか?

仕事関係でもプライベートでも何度も足を運んでいる京都。その奥深さと世間一般で言われている所の閉鎖的社会というのは、なかなかに大変でした。ようは、なかなかコミュニティーに入っていけないという点。

京都にある株式上場を考えるベンチャ-企業を担当することになりアポイントをとっていた頃は、それこそ門前払いだったのですが、現地で活躍するコンサルタントに気にいられてからというもの、人の輪が一気に広がりました。一見さんお断りという表現は適切ではありませんが、誰かの紹介でないと辿り着けない企業が非常に多くありました。さらに、「京都をもっと知ってもらいたい」という先方に連れていかれた場所も、いままでみた事・聞いた事が無い場所でした。

例えば、南禅寺のそばにある野村美術館。この美術館裏側にはすばらしい庭園が広がっています。野村別邸ともよばれるここは、碧雲荘といわれ通常非公開です。外国から某女王がここをみたいと訪れたときも、予約がはいっていないという理由で断られたのだとか。
そんな場所に、行く機会は突然やってきました。中に入ると、案内役の方が隅々まで説明くださいます。池泉回遊式のお庭ですから、中心に池があり、その周りにさまざまな工夫がされています。そして、能の舞台あり、池に浮かんだ船の形をした茶室があり、庭の石1つまで意味があったり。奥深いというどころの騒ぎではありません。ここを皆さんに案内できなくて残念ですが、この碧雲荘のWEBがありました。お時間あるときにどうぞ。

碧雲荘のWEB

もう一つ。とある甘味処のお話。お店の中にはいれば、普通の和のカフェという雰囲気でした。そこから、知人を介して二階へ案内されると・・・・・・そこには、一階の敷地の面積からは考えられない程広く、床もピカピカ。そして、立派な能の舞台がありました。知る人ぞ知るというか、地元の人々のための能を楽しむスペースなのだそうです。

そんな、皆さんもそして僕ですら今後見る事が機会が無いであろう場所を紹介してもしょうがないと思われるかもしれませんが、観光するときに「実はこんな所にも隠された何かが?」的に見て回るのもおもしろいのかなと思っています。

碧雲荘については、紹介出来ませんでしたが、僕が海外の旅人向けに作っているサイトでは、野村美術館について若干触れています。 よかったらご覧下さい。>> Nomura Art Museums