「さき」 or 「先」 | ある在宅ワーカーのつぶやき

ある在宅ワーカーのつぶやき

みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

これも「確か」・「たしか」 同様、漢字と平仮名で全く逆の意味になってしまうものです。

「さき」が現在からそう遠くない以前を指し、「先」の意味はいろいろありますが、未来のある時点を指すことがあります。


(例)3日さきの大雨で、土砂崩れが起こった。

   予算の関係で、土砂崩れの復旧工事を1カ月先に延ばした。


とはいえ、「先」は、


(例)代金を先に払わないと、工事はしない。


などという時間的に前のこと意味することもあります。

ちょっと混乱しそうですが、ただ、「さき」を使うことのほうが圧倒的に少ないですし、イントネーションも若干違うような気もします。

「前」で言いかえられるほうが「さき」と覚えておけば、ほぼ間違いはないような気もします。