深夜０時に携帯が鳴った…！
こんなに夜遅くかけてくるのは一人しかいない
そう！ 兄弟子である。
…（眠）もしもし…
「夜中にすみません、○○（兄弟子）ですが、実はＴ先生が入院なさったよ」
Ｔ先生とは、私の気功の師である。つながりは兄弟子のほうが遥かに濃い。最近お会いしたのは半年前くらいか。痩せてかなり仙人のような風格があった。目がなんともいえず深い。草食動物のようで、目の奥に底知れぬものを湛えたような目をしておられる。
こんなに夜遅くかけてくるのは一人しかいない
そう！ 兄弟子である。
…（眠）もしもし…
「夜中にすみません、○○（兄弟子）ですが、実はＴ先生が入院なさったよ」
Ｔ先生とは、私の気功の師である。つながりは兄弟子のほうが遥かに濃い。最近お会いしたのは半年前くらいか。痩せてかなり仙人のような風格があった。目がなんともいえず深い。草食動物のようで、目の奥に底知れぬものを湛えたような目をしておられる。
Ｔ先生は目・眼光にて気を相手に送ることをされていたから、なんともいえない目の色で、あんな目をした人を未だに見たことがない。
「心臓とかが悪いようで、まあ検査入院というのもあるんだろうけど、オレも気を先生に送るから、ＴＡＯさんも送ってください」
ハイ。私如きで宜しければ…。早速意念を送り、Ｔ先生の側に立って、幽体の心臓を抜き出して昇華し、新しい心臓の幽体を天から頂いて入れ込んだ。そしてそのまましばし、気を送った。
そして次の日、また兄弟子から電話を頂いた。
「昨日気を送ってって言ったけど、ごめん、気は遠隔で送ってはいけないようだ」
―はあ、いけないとは…？
「坊さんに聞いたんよ」
ここでいう坊さんとは、兄弟子が大変懇意にしている密教系の僧侶で、実に様々な示唆を兄弟子はこの方から頂いているらしい。
「相手が病気のときに念を飛ばしたり気を送ったりすると、それをそのまま受けてしまうことがあるらしい。『私（僧）は仏壇やご本尊がある。それがクッションの役割を果たす。しかし、気功師やヒーラーにはそれがない。だからそのままダイレクトに受けてしまう』ということだ」
『心のブレーキの外し方』という本のなかに、潜在意識には時間は関係ないという話が出てくる。例えば祈るときに『どうかわが子がイジメにあいませんように』と祈ると、イジメに会わないという時間的概念がなく、ただ「イジメ」という言葉のみが残るため、却ってイジメに会いやすくなるという話である。同じく病気になりませんようにと祈ると、潜在意識は「病気」という言葉だけをしっかりと留め置くので、病気を招いてしまうということだ。
「心臓とかが悪いようで、まあ検査入院というのもあるんだろうけど、オレも気を先生に送るから、ＴＡＯさんも送ってください」
ハイ。私如きで宜しければ…。早速意念を送り、Ｔ先生の側に立って、幽体の心臓を抜き出して昇華し、新しい心臓の幽体を天から頂いて入れ込んだ。そしてそのまましばし、気を送った。
そして次の日、また兄弟子から電話を頂いた。
「昨日気を送ってって言ったけど、ごめん、気は遠隔で送ってはいけないようだ」
―はあ、いけないとは…？
「坊さんに聞いたんよ」
ここでいう坊さんとは、兄弟子が大変懇意にしている密教系の僧侶で、実に様々な示唆を兄弟子はこの方から頂いているらしい。
「相手が病気のときに念を飛ばしたり気を送ったりすると、それをそのまま受けてしまうことがあるらしい。『私（僧）は仏壇やご本尊がある。それがクッションの役割を果たす。しかし、気功師やヒーラーにはそれがない。だからそのままダイレクトに受けてしまう』ということだ」
『心のブレーキの外し方』という本のなかに、潜在意識には時間は関係ないという話が出てくる。例えば祈るときに『どうかわが子がイジメにあいませんように』と祈ると、イジメに会わないという時間的概念がなく、ただ「イジメ」という言葉のみが残るため、却ってイジメに会いやすくなるという話である。同じく病気になりませんようにと祈ると、潜在意識は「病気」という言葉だけをしっかりと留め置くので、病気を招いてしまうということだ。
ではどう祈れば良いのか―。
☆イジメに遭いませんように→皆と仲良くできますように
☆病気になりませんように→健康でありますように
「だからＴＡＯさん、もう気を送るのはいいから。私が坊さんにお願いして祈祷してもらったから」
―しかし、生きている間に会いに行かないといけませんね
「え？」
―入院なさったということは、肉体から離れる日が近いということでしょう？
「ハハハ―ダメだよそんなこと言っちゃあ」
―ですが、半年前にお会いしたときは、気配がなんか人間的なところが薄くなっていましたよ。兄弟子だから言うんですよ。生きているうちじゃないと、教えもなにもいただけませんし。
「…う～ん、まあそうなんだけど、病院から退院したら、じゃあ行ってみるか」
宜しくお願いしますといって電話を切った。Ｔ先生といえば、悟楽大師を思い出すなあ。ＴＶで見たときは衝撃的だった。アマゾンで調べたら、悟楽大師に関する本が２冊あって「２円」と「３８円」だったので購入。読むと、もうお亡くなりになっておられた。
この方も病気を治したり経営コンサルタントをしたり、すごい人だったけど、死因は怨念霊の仕業だということだ。
大和紫雲氏の霊視によれば…
「悟楽先生は、その能力を世間に評価され、素晴らしい人格もあいまって有名になりました。そうなるとヤキモチの対象にもなるのです。しかもそれは人間ばかりではありません。『悟楽め！調子に乗りやがって』ととんでもない念をぶつけてくる霊もいるのです。…がん治療の際、その病気を一度自分の身に移すという作業をされた。いつもの大師ならば浄化・抹消してしまうのですが、体力が低下したところを狙った怨念霊がそれをさせなかった…」
「そういうものを受けなければならない因縁ですね。因縁は相続しなければならないのです。…守護霊も手を出せない法則、つまり先祖が犯した罪を子孫が受け継がなければならないという鉄則がありまして、神様も傍観せざるを得ないのです」
簡単にヒーリングだ・気だと考えている者たちには、人を治す・癒すということがどれだけ大変で危険で恐いことかを知っておいたほうがいいと思う。
プロでなさっているヒーラーの方々は、もとよりその覚悟がおありで、しかも「今世において一切衆生を救うことが使命」なんだし、自分に降りかかる禍よりも、大勢の方々の幸せを願い、喜びをわが喜びとできるから、やれるんだと思う。
尊敬に値する所業だと思う。但し、才能も覚悟もない輩に「気を伝授するから、○○万円持ってこい」と金儲けの道具にヒーリング能力を使うエセヒーラーは論外だ！
「だからＴＡＯさん、もう気を送るのはいいから。私が坊さんにお願いして祈祷してもらったから」
―しかし、生きている間に会いに行かないといけませんね
「え？」
―入院なさったということは、肉体から離れる日が近いということでしょう？
「ハハハ―ダメだよそんなこと言っちゃあ」
―ですが、半年前にお会いしたときは、気配がなんか人間的なところが薄くなっていましたよ。兄弟子だから言うんですよ。生きているうちじゃないと、教えもなにもいただけませんし。
「…う～ん、まあそうなんだけど、病院から退院したら、じゃあ行ってみるか」
宜しくお願いしますといって電話を切った。Ｔ先生といえば、悟楽大師を思い出すなあ。ＴＶで見たときは衝撃的だった。アマゾンで調べたら、悟楽大師に関する本が２冊あって「２円」と「３８円」だったので購入。読むと、もうお亡くなりになっておられた。
この方も病気を治したり経営コンサルタントをしたり、すごい人だったけど、死因は怨念霊の仕業だということだ。
大和紫雲氏の霊視によれば…
「悟楽先生は、その能力を世間に評価され、素晴らしい人格もあいまって有名になりました。そうなるとヤキモチの対象にもなるのです。しかもそれは人間ばかりではありません。『悟楽め！調子に乗りやがって』ととんでもない念をぶつけてくる霊もいるのです。…がん治療の際、その病気を一度自分の身に移すという作業をされた。いつもの大師ならば浄化・抹消してしまうのですが、体力が低下したところを狙った怨念霊がそれをさせなかった…」
「そういうものを受けなければならない因縁ですね。因縁は相続しなければならないのです。…守護霊も手を出せない法則、つまり先祖が犯した罪を子孫が受け継がなければならないという鉄則がありまして、神様も傍観せざるを得ないのです」
簡単にヒーリングだ・気だと考えている者たちには、人を治す・癒すということがどれだけ大変で危険で恐いことかを知っておいたほうがいいと思う。
プロでなさっているヒーラーの方々は、もとよりその覚悟がおありで、しかも「今世において一切衆生を救うことが使命」なんだし、自分に降りかかる禍よりも、大勢の方々の幸せを願い、喜びをわが喜びとできるから、やれるんだと思う。
尊敬に値する所業だと思う。但し、才能も覚悟もない輩に「気を伝授するから、○○万円持ってこい」と金儲けの道具にヒーリング能力を使うエセヒーラーは論外だ！