「微視(WeShow)」ってなに? | 続・ウェイボーとタオバオの正体北京ログラス微博と淘宝 最新情報

「微視(WeShow)」ってなに?

最近、中国で注目を集め始めているショートムービー共有アプリ「微視WeShow)」。
今回は、その微視の全貌と人気について、ご紹介したいと思います。

日本では、「Vine」や「Instagram」などが人気ですが、この微視もショートムービーを共有したり、加工したりする機能を持っています。

微視とは、中国で大人気のチャットツール「QQ」を開発したことで有名な騰訊(テンセント)が2013年9月28日に新たにリリースしたショートムービー共有アプリです。微視では、2秒~8秒間のショートムービーを発信することができます。



ユーザーは、アカウントを作成することで、他のユーザーがアップしたショートムービーを自由に見ることができます。更にそれを、同じ騰訊が手がける微信(WeChat)やQQでも共有することができます。また、QQアカウントや微博(ウェイボー)アカウントでもログインすることができます。動画撮影については、直接撮影する方法と、数枚の写真をつなぎ合わせて1つのムービーを作成する方法と、2つあります。撮影したショートムービーはスタンプや音楽などを付けることができ、自分の撮影したムービーを様々な加工が施せるようになっています。それを多くのユーザーと自由にフォロー、共有、コメントすることができます。

微視では、アプリのホーム画面を開くと、動画がカテゴリー分けされていて、今日のお薦め・芸能人・美女・お笑い・絶技・芸術・創作・ペット・赤ちゃん・世界・美食・体育・情報という、12種類が表示されており、好きなジャンルのショートムービーを探すことが出来ます。



微視がリリースされてから、騰訊は具体的なユーザー数、動画再生回数及び統計データを発表してきませんでしたが、2014年に入ると、旧正月に1日当たり1億回再生数を超え、バレンタインデーには再生回数が1億6,000万回を超えたことを発表しました。現在では、100万本以上のショートムービーが微視上には公開されています。スマートフォーン一つで手軽に利用できることから、自撮りが好きな中国の若者の心を掴んだと言えるでしょう。

また、多くの芸能人がアカウントを開設し、動画を投稿して、人気を競っています。中でも断トツの人気を誇るのが、バラエティー番組の人気司会者、何炅(ホー・ジョン)です。彼の微視のフォロワー数は2014年1月に100万人を突破し、現在(同年4月)450万人を突破しました。プライベートの自撮り動画から仕事場で撮影された動画まで公開しています。その他には、人気タレントの謝娜、フォロワー数約350万人。ウェイボーでもフォロワー数の多い楊幂のフォロワー数は約320万人となっています。これからもますます、フォロワーの増加が期待されます。

今後もさらに中国での微視の人気は高まっていくでしょう!


地下鉄の駅構内の微視広告