スウェーデン放送で北欧のクラシックを聞く | 単調系日常

スウェーデン放送で北欧のクラシックを聞く

伊福部昭のラウダ・コンチェルタータ(吹奏楽版)を聞いたのをきっかけに(当ブログスウェーデンの吹奏楽団による伊福部昭「ラウダ・コンチェルタータ」ネットで放送)参照)スウェーデン放送のネットラジオSveriges Radio P2 - P2 Live Klassisktをよく聞いている。日本で言えばNHK交響楽団にあたるスウェーデン放送交響楽団とか、マルメ交響楽団、ノールショッピング響といった楽団のライブが主に流れるんだが、スウェーデン、およびノルウェー、フィンランドといった周辺諸国の作曲家の曲がよく流れるんだよね~。シベリウスやグリーグはまあ当然として、ステーンハンマルから聞いたこともない現代の作曲家まで・・・自国(と周辺国)の曲を積極的に取り上げるところを日本でも見習ってほしいわ。

最近聞いたのではKlas Torstensson(クラース・トシュテンソン?)の管弦楽曲「Polarhavet(北極海)」。2月13日放送分でダニエル・ハーディング指揮スウェーデン放送交響楽団が演奏。ぽちゃぽちゃという波の音を模した音響がなんともいい雰囲気を出している。ちょっとタケミツぽくておれには苦手な音楽のはずなんだが、なかなか面白く聞けた。2月12日分のジョセフ・スウェンセン指揮マルメ交響楽団のLudvig Irgens-Jensen(ルドヴィク・イルゲンス=イェンセン)作曲「パッサカリア」も重厚で聞き応えがあった。同じ日のトール・アウリンのヴァイオリン協奏曲第3番も良かったなあ。ハーディング/スウェーデン放送響では1月25日のステーンハンマル「セレナード」、美しい曲ではないか。

上に挙げたのは今なら視聴可能なので聞いてみてはいかがだろうか。あ、その前にまずは2月7日放送の伊福部「ラウダ」をどうぞ。