のど元過ぎれば熱さを忘れる。
(のどもとすぎれば あつさをわすれる)とは、
熱いモノでも「あちっ」と言いながらも飲み込んでしまえば、スグに
熱かったことを忘れてしまう。転じて、苦しい経験も、過ぎ去ってしま
えば、その苦しさを忘れてしまう。また、苦しい時に助けてもらっても、
楽になってしまえば、その恩義を忘れてしまうことを言います。
・・・・・・・・・・。
今年の最強寒波がやって来て、日本列島の、あちこちで大雪となり
ましたね。
自分は日本海側に住んでいるので、雪は当たり前なんですが、こうも
一気に降られると大変です。
土日の連休は、朝から晩まで雪との格闘で・・・昨日は会社に出て
見れば、雪害の連絡が次々とあって、あっちへ行ったりこっちへ行っ
たり・・・大忙しでした。
毎年必ず雪が降るのですが、自分の地元が【本物の雪国ではない】
と思うのは、今回のように一気に雪が積もった時です。
それは歩道に消雪装置が付いていないので、歩道が歩けなくなって、
ちょっとした買い物に行く人や、学校へ行く学生などが、みんな除雪
してある道路を歩いていることです。
二台の車がギリギリすれ違える程度にしか除雪していない道路に、
大勢の人間が歩いているワケですから、当然ながら交通渋滞が
発生しています。
歩道はワザワザ一段高くなっているのですが、あれって道路と同じ
レベルにして、白線で仕切るワケにはいかないのでしょうか?
そうすれば除雪車も、もっと広く除雪することが可能になって、少し
でも人の歩く通路が確保できると思うのですが・・・。
と、思っている内に、今日も雪は融けて行っているワケで、あと数日
すれば、何ごとも無かったかのような状態に戻るワケです。
そうなれば不便だったことも忘れてしまうワケで、こう言うのを
のど元過ぎれば熱さを忘れる
と言うのでしょうねえ。
・・・はい。以下、たわごとです。
・・・・・・・・・・。
本日のYahoo!ニュースに、「台北で観光バス横転、32人死亡」の
記事が出ていました。
去年の11月に台湾へ旅行した時のことを思い出しました。(その話は
11/28~11/30の、たわごとディープダンジョンⅠ~Ⅲに書いてありま
す)
台北から一時間ほどで行ける観光地で、「千と千尋の神隠し」の舞台
と似ていると話題になっている【九份】という街があります。
(携帯電話で撮ったのですが、悲しいくらいボケボケです) ↓
下の写真は基山街(ジーサンジェー)という九份に通じている通路で
す。
めっ・・っちゃくっちゃクサイというのは、前のブログに書いた通りです。
想像を絶する臭さは、以下のブログで伝えてあります。↓
この九份に行く時はまだ明るかったのですが、観光をし、食事を終え
て帰る頃には、提灯の明かりが映える時間帯になっていました。
九份という観光地は山の上の方にあるので、帰りのバスを待ってい
ると、目の前の道路をバスやタクシーが、猛烈なスピードで坂道を
降りて行くのが分かります。
九份は一目で見て「野良犬」らしき犬が多いのですが、ドロドロに汚
れた犬の中には、ビッコを引いている犬が数匹いました。
(ああ・・・これは車にハネられたのかな・・・と思いました)
帰りのバスは、案の定、これでもか!とアクセルを踏んで、小さな
カーブなどはノーブレーキングで走って行くのですが、前の車も後ろ
の車も同じ調子なので、無事にホテルへ着くことを祈るしかありませ
んでした。
Yahoo!ニュースの事故の記事を読んだ時は、そんなことを思い出
してしまいました。
観光バスは、花見ツアーから戻る途中だったそうで、地元メディアに
よると、警察は「バスがスピードを出し過ぎていた可能性もある」と
見て、調べを進めているとのことですが・・・。
自分に言わせると、「スピード出していないバスは台湾には無い!」
と断言しても良いです!
こんな悲惨な事故が起きたワケなので、少しは交通取り締まりが
行われるかもしれませんが。
のど元過ぎれば熱さを忘れる。
多分・・・いや確実に・・・この事故はスグに忘れ去られ、スグにまた、
バスは全速力で道を走り続けるに違いありません。
・・・安全に台湾旅行をするには、タクシーに乗って、「ゆっくり走る」
ようにお願いするしかないでしょうねえ。
おわり。

