一連の報道に(冷静になって)思うこと。

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ロアッソ熊本の小野監督が退任した件について。

退任されたことはもちろん残念なのですが、その前後の熊本日日新聞の
報道について、色々と思うところがありました。

気になる方は左に私のツイートがありますので、遡っていただきますと。
まあ、結構な批判を書いています。
感情的になっていましたが、ツイッターというのはそういう感情のぶれも
表すツールだと思っていますので、削除はしません。

まあ、いろいろもやもやしていたわけです。

ロッソ時代から、周囲も知らないロッソ熊本というクラブを報道してきて
くれたメディアですし、一種戦友のような感情もある。
だからこその「裏切られた感」がある。

しかしもちろん、報道機関、公器としての性質は持ち合わせている。

…いやしかし

などなど。もやっとしておりました。


井芹さんが次のように私見をまとめておられます。

小野さんの退任とその周辺についての私見。

これだよこれ。
これを読んでください。過不足なくそのもやもやを吹き飛ばしてくれてるよ!

…では、私がブログの封印を解いた甲斐がないので。


井芹さんの私見をきっかけに、冷静になって考えてみました。

私の今回一連の、熊日の報道への不満は大きく二点。

・暴力的行為が悪いのに、情報開示の遅さに批判を向けている
(すり替えているように見える)


・三日連続で、スポーツ面ではなく社会面に持ってくる必要があったのか?

という点でした。


「報道で小野監督が辞任に追い込まれた」という批判も聞きますが、私の不満は
そこではないです。


一点目は、プレーオフ昇格の時期に報道があり、その後の試合(水戸戦)ではJ
リーグからの処分待ちであることを理由に小野監督は記者会見でその件に触れず。
その後厳重注意が下ってから記者会見という流れでした。

そこで、連続して「情報開示が遅い」という批判があったため、私は「そこで取材
に答えないことに対する批判」だと思ったんですね。そう読めた。
自分たちの取材する権利を行使させないことを批判しているようにとって、「私怨」
という言葉を使ったんですけど。


ただ、その暴力行為が発生したのは八月下旬の台風翌日でした。

井芹さんの私見によると熊日さんもその後時間を置かずにその件を把握している。
定期的に取材しているのですから当然でしょうし、中には練習見学でその場に接した
サポーターもいるかもしれません。スタッフの方は辞職を申し出たとの発表でした
から、フロントもその時点で把握していたはずです。

そこから、記事になるには二か月程度が経ってたわけですね。

もし、その事案発生後すぐに、フロントが「このような事案があった。監督は反省し
すぐにスタッフに謝罪、和解もしているが、暴力行為があったことに鑑み、クラブ
から何らかの処分を下し、Jリーグに報告する」というような公式発表をしていれば、
ここまでの大事にならず、ボヤの状態で鎮火できて、結果的には小野監督も救えた
かも知れない。

もちろん後付けですよ。今になって思うことですし、結果論です。
自分が責任者としてその場にいても、そういう対応はとれないかもしれません。
むしろとれないでしょう。

でも、そういう考えに立てば、「情報開示が遅い」というフロントへの批判はその
通りだなあとも思うんですね。


これは別に、池谷社長を糾弾しているわけではないです。

むしろ、池谷さんは頑張っておられるし、今背負ってるものが重すぎると思う。
少なくともGMに専念していただけるように、経営だけでも誰か。と思うんです
けど、そういう状態では判断ミスもあって当然でしょう。仕方ない。

でも、報道機関としては、そこを報道し批判するのも仕事だろう。
そう思うんですよね。


批判記事が出たのが昇格争いの真っただ中だったことを恣意的であるとする批判も
見ましたが、あれを置いといて、シーズンが終わったところで出すのもそれはそれ
で恣意的に見えます。


もちろん暴力行為があったことが文句なく一番悪いわけですが、初動のちょっとした
ミスが、各方面に不幸な形で現れた事案だったように、今となっては思います。


ツイッターで「最近の記事には熱がない」と書いたりもしましたが、考えてみれば
長崎戦の二点目の場面の描写で


「和樹は僕にパスを入れる。得意な形になる」


という岡本賢明のコメントを取り込んだ文章を書いてあって。

リプレイを見ながらその記事を読んでウルウルきたりしたのですが、そういう記事を
書く人に熱がないわけもない。きっちり取材してなければ書けない文章でした。


まあ、二つめの「3日連続で社会面に持ってくる必要があったか?」というのは、
一般層へのネガティブインパクトも大きいし、残念に思うところではありますが。


なんだかんだ言いましても、ロアッソ熊本の事をこれほど取り上げてくれる活字メデ
ィアは、熊日以外にそうそうないわけで。
やはり試合翌日にチェックするのは、熊日の記事と九州JParkなわけで。


サポーターが批判するのも仕方がない面がありますが、あんまりギスギスした関係に
なるのは残念だと思うのです。スポンサーさんでもありますし。


ロッソ時代は、熊日の速報サイトしか試合状況を知る由がなくて。

JFL時代のアウェイの鳥取戦、1点を追う場面でテキスト速報から伝わるロッソの
猛攻を手に汗握って追いかけていたら。

「後半ロスタイム・ああ、入った。2-2同点。町田(多聞)」

という記述が出て、力が抜けたこともありましたが。
この人たちも、僕らと同じなんだなあと勝手に思ったりして。

ああいう、今のように客が入らないいわゆる草創期に頼りにして以来の付き合いだから
こそ、冒頭で使った「戦友」という言葉が浮かぶんだろうなと。


サポーターも、批判していいと思うんですよ。
そりゃないだろう。と思う記事はこれからもあるだろうし、批判していい。
人間だし当然だと思います。


ただ、自分たちの知らないところを取材するのが、報道機関ですから。

ネガティブでも、これはよくない。クラブが悪い方向に行く。

というような状況であれば、報道すべきだと思います(極力建設的であってほしい)。


もちろんプロですからこんなことはないと思いますが、今回のサポーターの反応で
熊日が報道すべきを報道しないことを、むしろ私は恐れます。

そっちの方がクラブにとってはよくないはずだ。


まとまりがないですが、言いたいことはこんな感じ。


来年も多分、勝った翌日の熊日やローカルニュースを楽しみに生きていきます。



最後に。

小野監督ホントに大好きです。だからこそ、暴力事件はショックでした。
それでも残ってほしいと思いましたが、おやめになるんだろうなあというのも予想は
しておりました。

もっと見たかったし残念ですが、この先また活躍されることを願っています。
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GOAL KEEPER RESPECT

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シュミットダニエルの良さは数々ありますが。

最も大きいのは、ポジショニングの良さと「待てること」だと思う。

この「待てる」というのは、相手のシュートにさきもって反応せず、
相手が打つぎりぎりまで動かずに、ハンドボールなどでは俗に「面を
作る」というんですけど、相手がシュート出来るゴールの空きスペースを
最大限自分の体で塞いで待っていられる。ということ。

これがまた誰にでもできることではありませんで、キーパーというのは
シュートを止めるのが仕事ですから、相手のシュートモーションを読んで
少しでも早く動きたいわけですが、早く動けばそれだけシュート前にどちらか
を空けてしまうことになる。

でも動かないで決められたらアホですからね。
止めたい、相手より先んじたい。という気持との葛藤に勝たねばならない。

本当に難しいんですよ。
そして、待って止めるにはポジショニングが的確でないといけない。
ゴールを最大限塞げる位置に立って待たないと意味がない。

自分のセービング技能、瞬発力、ポジショニングに自信を持ってないと、あの
セービングは出来ないと思うんですよね。

分かっていても、自分がゴールマウスに立っているときにはできないもの。

原も畑も永井もいいキーパーだと思いますが、シュミットのような選手を
自チームで見られるのはキーパーマニア冥利に尽きます。
目の保養です。


もう一つ言えば、資金力に劣るJ2であれば、選手獲得にも優先順位がある。
キーパーはどうしても後回しになる傾向があります。

少し失点が多いと「他のキーパーを試すべき」という言葉も聞かれるんですけど、
そんな簡単なポジションじゃないわけです。
ディフェンスとの連携もある。ポン!と変えてみればうまくいくってことはあまり
ないと思う(皆無とは言わないです)。

その辺は、頑固なキーパーマニアとしてのこだわり。

そんな僕にとって。

シュミットダニエル、中村航輔、カミンスキーと、キーパーを重視した補強を
したチームが好調なのは、本当にうれしいこと。


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咲き誇れ愛しさよ。

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一緒に監督さんやマネージャーさん、選手の方々とイベントを
やったりお会いする機会はそこそこあったのですが、今まで
なかなか試合会場に出向くことができなかった、益城ルネサンス
熊本の試合に行ってまいりました。

八木監督に行きますよって約束したからね。


八代運動公園競技場。

あー。ロッソ時代にここで試合があって。
フェンスの外から、無料で見てる人たちがいたりしたな。


控えめなスタンド。

手作り感満載な運営。

コンパクトながら熱のこもった観客席。

Jに比すれば少数ながら気合の入った両チームの応援。

照りつける真昼の太陽。

しんどそうなまくれさん。


いろんなことが懐かしい。
ロアッソも、走り出したころはこうだったよな。

選手の必死さも、観客席まで伝わってきました。


引き分けで残留だった益城ルネサンス熊本、入れ替え戦へ。

それでも、良さは伝わってきました。
8番は両チームでも存在感が際立ってたし、9番、10番も
よかった。

途中から入った13番も印象に残りました。

いろんな話を聞く機会があり、一シーズンを戦い抜くことが大変
なことも、またシーズンが終わってからの新チーム結成までも
大仕事なことも伺っております。

ここから目指す高みであるなでしこリーグも、彼女らがやっている
内容に値する報酬がある世界ではないことも知ってる。

でも。

だからこそ、応援したいなあと思いましたね。

毎年咲き散る桜のような刹那さを、両チームのイレブンに見た。


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