モーニング娘。 『愛の軍団』/ 『わがまま 気のまま 愛のジョーク』 | So What?

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ハロプロはMVが糞と良く言われる。

たぶん、それが素晴らしいものであったとしてもクリエーターの個性が映像に出るような創造的なアイディアを排除し、稚拙だったとしてもメンバーの表現を過度に重視するポリシーがそういう結果を生んでるんだろうなと。
つんく♂の作風とともに、この辺を許容できるできないがハロプロを受け入れらるかどうかの敷居になってる。
メンバーが少々不細工に映ろうがへたくそなダンスがそのまま映像として残ろうが「今のメンバーによる表現」を残す。しかし作品として売り物になるレベルには仕上げてくるところがミソ。
今回の、モーニング娘。の表題の新曲2作品を見て、改めて10期加入直後のシングル「ピョコピョコウルトラ 」以降のMVを見ていくと、9期10期のメンバーがだんだんとプロになっていっていることがわかる。
まだ未熟なメンバー、殻を破れて無いメンバーもいるが、もの凄いスピードで成長していることにびっくりする。
そういう状況を踏まえてか今回の曲では徐々に歌唱部分の負荷を上げてきてる。メンバーが感情表現をぶつけてフックになりうる見どころをしっかり作ってきた。

EDMは確かにダンススキルを持つメンバーを前面に出して弱いボーカルを補い作品として売り物とするために最適な表現方法ったと思うけど、それ以外に、メンバーの露出をキープしつつ歌唱の負荷のかけ方を調整可能という点でも便利なものだったんだなあと思わされる。

今回、楽曲としては『愛の軍団』のが好きなんだが、メンバーが自分の感情をぶつけやすくそれがフックになるのは『わがまま 気のまま 愛のジョーク』だなあ。

そろそろ他の路線もA面に持ってきてほしかったけど、それはまたお預け。けど、これだけのもの出してくれればOKですよ。c/wでまた色々なバリエーション聴かせてくれるはずだし。

鞘師ちゃんは相変わらずギリギリまで追い込んで120%の力を出してる。本来声質的には制限が多い子だと思うんだけど、とにかく努力してるよなあ。高橋愛、田中れいなを徹底的に勉強してる感。鞘師ちゃんの声域に楽曲を合わせれば声量も問題ない。泣けるのは鞘師ちゃん本人が自分に生まれ持った声の豊かさや声量がさほど無いことを自覚していること。それでもモーニング娘。のセンターとしてそこを努力で補いさらに上を目指そうと必死。まだ中学生ですよ。。。
アップアップガールズ(仮)には選ばれざる者のドラマがあるんだが、モーニング娘。には選ばれし者のドラマがある。
フクちゃんがびっくりするほど変わってフロントに出てきた。エッグ時代、真野ちゃんのバックダンサーだったときに(悪目立ち)とさえ言われた大きな表現が生きてきたし発声も変わった。やはり、まーちゃんの歌割が増えてきた。フォーメーションもフロントローをキープ。さくらちゃんは持って生まれた地声の良さ上手さで今回もフロントをキープ。だーいしもダンス要員としてだけでなしに、れいなが病気したときにれいなパートを歌い切ったあたりから歌にも力入れて自信つけてきた。

みんな歌番組ではまだまだ粗が目立つが、音量バランスやエコー、リバーヴ等のエフェクトが完璧なコンサートではかなり満足いくとこまで来てるという。俺、まだ今夏のハロコン行けてないんで、次の中野のハロコンが楽しみ。

後列のメンバーもしっかり見ていくと味わい深い。
飯窪さんは表情で見せられるようになってきた。MVでは見られないけど、道重卒業後はMCでは中心になるはず。将来の道重ポジションはほぼ間違いなし。生田、迷いは多々見受けられるがw時々良い表情を見せてくれる。さらに殻を破って吹っ切れば出番増えるはず。香音ちゃんは声に豊かさがあってユニゾンのベースになってる。ソロパートが少ないのは、まだ素人の域にいるからだろうな。歌唱時に良いテンションをキープする集中力。なかなか体型が戻らないのもその辺かなあと。集中力! 工藤はまーちゃんに先を越された感があるが、歌は本来良いものを持ってるしダンスも様になってきた。ビジュアルは素晴らしいわけなんで、あと1年いや2年待ってくれとw

そんな感じでしたよ。

そうそう。ちゃゆは相変わらずかわいいよちゃゆうう♪