カリーナノッテを契機とした一部のファンの宮本佳林論が熱い。
昨日ruruさんに教えていただいたnhokuto氏のブログもそうだしツイートでも色々。
アイドルの歌って所詮売るためのパッケージって乱暴に言えちゃうとこはあると思うけど、時々奇跡的な曲が生まれる。プロデューサーの「売れろ」という意思だけでは生まれない。本人のそれまでの生き様とか成長の過程とか、その時の葛藤とか、その時代の空気とか、音楽的な影響力とか、ベクトルは様々とは思うが、それら内包する体積や時間軸といった4次元的な深みにリスナーを引きずり込んでくれる作品が出来ることがある。
勿論、作曲者、作詞者の意図が多少なりとも絡む場合もあるだろうし、偶然に歌手とシンクロする場合もある。
そんな作品が届くとファンはそれについて議論したくなり自説を展開したくなる。
ブレイク直前にはサブカルが熱くなるってのはたぶんそういうことなのかも。
かつてのPerfumeがそうだったし、ももクロもたぶんそうなんだろう。
アイドル的な表現や歌唱コピーが巧みだったり、空気を読むからか「いい子」としてまとまっちゃうことも多かったらしく、個性が見えにくいとも言われてきた宮本佳林。
そのせいか、一部ファンから天才とも謳われながら、ハロプロではなかなかチャンスを得られず、同期後輩がどんどんメジャーに行くのを見てきた彼女。
ですが、ネット上で人々が語ってるように、カリーナノッテを彼女がコピンクというキャラをまとって歌うことで、彼女本来のアイドル性が浮き彫りになったことは間違いないと思います。
まだハロプロからは宮本佳林について、デビュー云々の話は全く聞こえてきません。今のハロコンでも同期後輩たちを含むモベキマスの後ろでバックダンサーをしてるのみ。カリーナノッテもダウンロード販売のみでCD化すらされておらず、広い影響力は持ち得ないかもしれないけど、彼女やファンにとっては奇跡の曲と言って良いかもしれないなと。
この曲を契機にカリンちゃんさんが飛躍することは出来るんでしょうか?
カリーナノッテ(コピンク)