有明鉱殉職者之碑の清掃と慰霊式を行いました | ■まるごと博物館た~い! NPO法人大牟田・荒尾炭鉱のまちファンクラブ ブログ

有明鉱殉職者之碑の清掃と慰霊式を行いました

中野です。

今朝方、有明鉱殉職者之碑の清掃と慰霊式を行いました。寒い中でも参列くださいました皆様ありがとうございます。

30年前の昭和59年1月18日に、三池炭鉱有明鉱で火災が発生し、83名の方が亡くなる三池炭鉱では戦後2番目に多くの犠牲者を出す事故となりました。その日はこの地方には珍しい大雪で、炭鉱に関わりが無くても事故と結びつけて覚えていらっしゃる方も多くおられるようです。

後に有明鉱を望める場所に慰霊碑が立てられ、慰霊式も毎年行われていたようですが平成9年の閉山後はだんだんと管理が行き届かなくなっていたようです。有明鉱火災事故の慰霊碑が荒れているから清掃をしようという提案があったのが、10年前のこと。事故から20年の節目ということで、はじめて草刈などをはじめました。

その後は、事故のあった1月18日とお盆に来られた方が、気持ちよくお参りできるように、ファンクラブではそれに先立って清掃をして、簡単にお参りをしています。



今年は30年の節目ということもあり、清掃を1月18日の事故の日に合わせ、大牟田仏教会にも協力を依頼して読経を上げていただくことになりました。今日は、何組かの遺族や関係者の方にも参列くださり、焼香と献花をしていただきました。

ところで昨年、大牟田市が開催した三川坑炭じん爆発事故50年の式典での印象が強かったのか、私たちのささやかな式典もマスコミ各社から注目が集まり、多くの新聞でも告知記事も出していただきました。また私のところに問合せのあった新聞記者の何人の方にはぜひ清掃にも参加くださいとお声掛けをしたのですが、本当に参加してくださったのには驚きました。



広い範囲は草刈り機で刈っていきます


碑の前の落ち葉などは箒ではきます


生垣の落ち葉やつる草も落としていきます


取材にこられた新聞記者さんも何人か清掃に協力してくれました。


仏教会を代表して参列してもらいました。