7月13日の朝日新聞朝刊は他のメディアに先駆けて「原発ゼロ社会」を提言していた。福島原発事故を考えると当然(人によってはやむを得ない)と思うが、遅きに失した感があるな。日本のメディアは原子力の平和利用を後押ししてきた経緯がある。原発は安全だと国民に思い込ませる役割を果たしてきたのは確か。本当はメディアがこの点をきちんと反省し、謝罪したうえで、原発ゼロ社会を提言してほしかったなあ。ほんと。
でも人類が核分裂や核融合をコントロールすること自体、生命体の原理から逸脱していると思うから朝日新聞の主張には賛成だなあ。原発がなくたって、エネルギー供給はなんとかなるよ。エネルギー不変の原理とかあるしさ。どこからでもエネルギーを得ることは可能だよ。きっと。
この日の夕方、菅首相が会見して、同じように原発ゼロ社会を目指す方針を明らかにした。菅さんはこれを言いたくて首相の座に固執し続けているのだなと思った。そういえば菅さんは若い時から反原発の立場だったような気がするな。この会見の内容を事前に察知した朝日新聞が予定していた原稿を急きょ掲載したと思えないでもないが、まあいいだろう。