今日の公演は、僕が役者として信頼している方が
来られていた。
『ピーターパン』は素敵な作品だし、28年続いてきた理由も意味も
この公演を通じて改めて実感しているところではあるのだけれど、
やはり普段あまりミュージカルなんかを観ない人が来る時は
なんとなく感想が気になる。
それが自分の中で大きな存在であるならなおさらな訳で。
終演後はしかし、仕事が入っていたらしく会えず終い。
御礼のメールだけして
予約していた鍼灸の治療所「蓬治療所」へ。
劇場入り直前から数えて三度目。
相変わらず「よくこんなんで舞台立ってるね~」と驚かれながら、
全身をくまなく労わって頂く。
労わって貰っているにしては叫び声が出過ぎですが。
激痛と格闘すること1時間。
しっかりメンテナンスして頂きました~。
帰り道、その役者さんから電話が入る。
開口一番、
「ホント面白かった。感動したよ」
嬉しさと恥ずかしさがない交ぜになり
思わず出た言葉が「すみません」。
謝ってどうする。
客席にいる子供とのリアルなキャッチボール。
この最大の武器を行使するには、
こちらが常に真剣勝負で行かねばならない。
大変だけど、すばらしいことだよね。
そういう風なコメントを頂いた。
嬉しい。
明日、東京最後。
気合入れて、入れすぎないで、真剣に。