ものすごく久しぶりの、家での週末


全く自由な2日間の前の金曜の夜

かなり疲れていたことを実感した。


エネルギーが著しく低下

時間に追われて

心の余裕がなくて

ふとベランダに出てみると

冬の寒さに傷ついた植物たち

なんともいえなく悲しくてやるせない気持ち

本当につかれきっている証拠


そんなこと、ありますよね。


心の余裕は

状況が良くなれば自然と良くなるもの、

逆に言うと

状況に振りまわされるもの、

だった私に


本当に心の余裕とは

常に自分が作り出せるもの

そんなことをイタリアで教わった。


時間をかけての朝食


香りの高いお茶


PCを丸一日つけないで

太陽の光を浴びる


ミラノウィークの、自然の中の散歩


何もしないで空を眺める時間


アロママッサージ


香りのいいお風呂


お気に入りの音楽


ベランダにはとってもステキなスミレを植えました。




ミラノから「ストレスは捨てられる」いい話    



心に余裕がなくなったときにすればいいことを

元気なときに

書き出しておくととっても便利です。




一日たって、日曜日の朝


忙しいときや


心が心配事や雑音で一杯のときには


聞き逃してしまう


教会の鐘の音が


聞こえました。




日本の皆さんはもう夜ですね。


ステキな夢を見てください。




お正月を過ぎてすぐ、母が肺炎に倒れてから、ほぼ2ヶ月。

10日ほど続いた40度の熱が下がったころには、

食べることはおろか、動くことも話すことも出来なくなった。


急遽ミラノから帰って病院通い。

何の反応もない中で、それでも話を続けていると

時々涙を流すので、きっと聞こえていると信じてきた。


人の命の尊さとはかなさを目の当たりにしながら、

そしてそんな私を励まそうとしてくれる多くの友人たち、

会ったこともない母のために祈ってくれる人たちへの

感謝の想いに溢れる日々


そんな中でつい最近、カナダからメールをうけとった。

モントリオールに住む友人とは8年前にアメリカで一緒に勉強した。

ちょっとシャイで、芸術的センスが抜群で、

笑顔がとってもステキだった彼。


数年前、彼のお母さんが癌になって、

彼は仕事をやめて1年間、家で看病した。

彼がそれを私に打ち明けたのは、お母さんが亡くなったあとだったけれど

ちょうどそのころ、彼が私に始めてのお願いをした。



「京都のお寺にいったら、母のために静かに祈ってほしい。。。」



蝉がなく初夏の昼下がりのお寺で、


静かにお線香を立てて、


彼のお母さんと彼のことを祈った。


今から思えば、その日母も一緒だった。




彼のメールは、私の母のことを知っての返事だった。


「あの日、

君がお寺で祈ってくれたときのことを

今でも

まるでその場にいたように

覚えている。


どんなに遠くに離れていても

深い想いが

人と人を限りなく結びつけることがある。


一見、何の意味もないような小さなことが

誰かにとって、

決して忘れない

大切なことになることがある。


それをあの日、僕は教わった。



昨日、僕の家では

食事のときにキャンドルをたてたよ。


年を取って教会にいけなくなった父が

祈りのためにはじめた儀式だけれど

そこで僕たちは

君と君のお母さんの事を想っている。。。。」



どんなに遠くに離れていても

人の心を深くつないでくれるのは、想い


一見、なんの意味もないようなことを

人生の、限りなく大切な輝きにするのは、想い


たくさんの人の想いが

心に染みる


そして数日後、母が1ヵ月半ぶりに

「おはよう」といった私に

「おはよう」と返事をしてくれた。



みなさん、本当にありがとう。。。。






お正月がすぎてから 

本当に信じられないくらい次々と辛いことが重なりました。


そんな状況を心配してくれる友達

心から感謝すると同時に

イタリアの友人と日本の友人では

慰め方が違うことに気がつきました。


自分の力でどうすることも出来ないこと

そんなことが世の中にはあるんだと

そしてそれを静かに受け入れられるように

淡々と述べるイタリア人

あきらめるという意味では決してなく

あとは神様に任せるしかないんだと

そんな彼らは静かに語ります。


その反面

きっとだいじょうぶと

言い続けてくれる日本人の友人たち

ただの慰めという意味では決してなく

宇宙のやさしさと

信じる心のエネルギーを信じるようにと

そんな彼らは強く語る


生きていることのはかなさを

いつもどこかで冷静に見続ける方は

逆説のようにこの瞬間を逃さない


生きていることの素晴らしさを

いつも心で求め続けている方は

未来に、夢に希望を託す


今を一生懸命生きることと

夢を大きく持ち続けること

この大切なふたつの想いは

どちらが欠けてもだめなのかもしれない。


。。。。。。。。



気持ちを切り替えるために出かけた友人の写真展で

疎遠になっていた友達に再会した。

写真展のテーマは、情熱のインド

今から5,6年前 インド人の友人のガイドで一緒にインドを旅したのが

2年ぶりに再会した彼女だった。


一瞬一瞬がハプニングと驚きと笑いに満ちていたインドの旅。

最後の日の夜、インド人の友人の辛かった過去に一緒に涙したのを

きのうのことのように思い出す。


一瞬一瞬を生きていれば、どんなに月日がたっても忘れないことがある。

それがたくさんある人は幸せだ。

そして、それがたくさんある人は 

より良い未来を引き寄せられるのかもしれない。

過去のその地点から見ていた未来がどんなものであっても

今、私たちは間違いなくここにいて

そして未来は今の延長線上に輝いている。


輪廻転生を信じるインドの人たちにとって

時はサークルを描くらしい。

未来は次の人生の過去と繋がっているのだそうだ。


大きなときの流れに身を任せながら

一瞬一瞬を大切に生きられたら。。。

そんなことをぼんやり考えているミラノの雪の夜です。


おやすみなさい。




来週末、また日本へ帰ります。

一日だけ東京でセミナーをします。(2月20日)

もしお目にかかれそうなら www.global-excell.com (日本語)を覗いてみてください。


みなさん、元気でいてください。