記事にするのは初の作品ですが最終巻になりました。
「北斗の拳」などで知られる巨匠、武論尊先生を原作に
ゲッサンで連載されていた「FULLSWING」の新刊です。
武論尊先生の懐の深さや大きさが分かる心に響く物語を
新人のマツセダイチ先生が瑞々しい作画で描いた名作だったと思いますが
終わってしまいましたねー(・∀・)
この作品は1話読みきりのオムニバス形式を取っており
その話で登場した別のキャラクターが次の主人公となり
どんどんエピソードが移り変わってそれぞれの人生が描かれる
といった趣の作品でした。
「打席には何度でも立てる」「振らなきゃ何も始まらない」など
人生観を野球に見立てて表現しており
それでタイトルが「フルスイング」なのですね(・∀・)
テーマは主に恋愛と人間の再生です。
毎回行き詰っていたり心の傷を抱えたキャラクターが登場し
それを誰かと関わることによって克服する姿が描かれていて
家族、部活、青春、さまざまな話がありました。
読めば必ず気に入るエピソードがあると思いますし
シンプルだけどグッとくる台詞がたくさん出てきます。
キャラクターが繋がっていくという特性もあり
5巻という区切りはちょうどよかったかもしれませんね。
この5巻でも登場しますが、やはり1巻に出ていたキャラクターとエピソードが
とても印象深くて心に残っているなぁと思います。
作画のマツセダイチ先生も良い絵を描くので
新しい作品が出てきたら読んでみたいなぁと思っています(・∀・)
群像劇が好きな大人の方にオススメできる名作です!
まずは1巻を手にとってみてほしいですね(・∀・)
田中ポイント(・∀・)っ【☆☆☆☆】