皆様の懸命な努力に感謝です
みなさんこんにちは。
今日、震源地に最も近い地域の一つ、山元トレセンからヴァーゲンザイルが美浦に入厩いたしました。
馬運車に燃料を入れるために、方々まで頭を下げまくって燃料を確保していただき、被災地に救援物資を満載して、ほんの数台が山元トレセンに向かいました。
山元町をはじめ近隣は壊滅的な状態で、多くの犠牲者と未だ満足な物資が届かない中、山元トレセンのスタッフは競走馬の生命維持のために尽力を尽くしてくれていました。
燃料確保に奔走した輸送会社のスタッフ、激しい余震が続く中で、しかも主要な道路は全て封鎖された中の正に命懸けのドライバー。
自分達の家や家族が大変な状況にも関わらず、大切な競走馬のために一生懸命頑張ってくれている山元トレセンの皆様のおかげでの今日の入厩です。
ヴァーゲンザイルを見て、涙が止まりませんでした。ただ泣きました。
あの状況の中、よくぞ生きていてくれたと。
たくさんの善意と勇気と自己愛を捨てての行動によっての美浦到着に、関係者皆様に心から敬意を、そして心から勇気ある行動に感謝と尊敬の念を抱かずにはいられません。
被災地の共通の問題の一つにガソリン不足があります。
美浦では車は大切な移動手段であり、一人につき一台みたいな感じで、無くてはならない大切な道具です。
ところが、震災以来ガソリンの供給がストップしてしまい、何時間も並んで10リッターから20リッターのガソリンをやっと分けてもらっている状況です。
しかし、はっきり言って田舎なので、その位では全く足りない状況です。
私はガソリンの携帯缶を常備していて、寂れた田舎のガソリンスタンドで給油したりしています。
ほとんどサバイバル状態です。