【英語勉強中】辞書の使い方。


おはようございます。英語を教えながら
英語の先生の先生をしています、ミツイです。



英語学習者のみなさん、辞書の使い方は工夫していますか?


まだまだ辞書を手放せなかった学生時代、
私は「自分が何をしている」で辞書を使い分けていました。


例えば、授業中にどうしても分からない重要単語が出た時
電子辞書の英和辞典を使っていました。

英語リーディング自体を勉強している時は
紙の英和辞典を使っていました。

他教科の勉強で、内容をシッカリと把握しないといけない時は
電子辞書の英和辞典を使っていました。

英語ライティングをする時は
紙の英英辞典と類語辞典を使っていました。


時間をかけられない時、
学んでいることが「英語自体」以外の時は、
極力自分の負担を減らすために電子辞書を活用し
「英語自体」を学んでいる時は紙の辞書を使用、が基本でした。



電子辞書の良いところは、やはり「速い検索が可能」なこと。
それから単語の発音確認が出来るのも良いと思います。

(ただ気をつけなければいけないのが、米英単語というのは
文章内で前後する他の単語や内容を強調したいかどうかなどの
外的要因によって、発音方法が異なることもある、ということです)


紙の辞書の良いところは、調べている単語だけでなく
その関連単語の情報までがほぼ全て一度に得られる、ことです。
実は「紙をめくる」という行為自体も脳に良いんです。


英和辞典や和英辞典の良いところは、電子辞書と同じように
「手軽」なことですね。
現実には一つの言葉を他言語の一つの言葉に置き換えるという
単純作業はあり得ないことなのですが、「とりあえず」という感じで
意味がサッと伝わることが多いです。 便利です。


英英辞典は、より正確に単語使用を図る際に必要です。
単語を「訳語」として理解するのではなく、
「その単語そのもの」として理解していくのです。


類語辞典は、より洗練された単語使用を図る際に必要です。
自分の表現したいアイデンティティや書いている文章の立ち位置を考え
それに合わせた単語をことこまかく確認し、選択していけます。



もちろん、ご自身に1番合ったやり方を探すのが良いのですが
電子辞書(英和or和英)だけしか使用していない人や
インターネットで検索しちゃいますという人。。!
実はそれ、効率の良い勉強法ではないんです。

なぜかって、それは「その場しのぎ」の単語チェックでしかなく
「後の英語力向上につながる単語チェック」ではないのです。


1)辞書の紙をめくるという行為、
2)調べている単語の周りにある単語や使用例を見るという行為、
3)類語辞典と英英辞典を駆使して
ニュアンスが微妙に違う単語を吟味し、自分の伝えたいことに
より適確な単語はどれだと見極めようとする行為、

どれも「一手間」かかることですが
こうやって「一手間」かけてあげることが
実は英語力向上には大事なことだったりする
んです。


でも、やたらめったに英英辞典を使って
調べた単語の説明に使われている他の単語が分からない。。
だからその単語を調べる。。などと

辞書使いのループにはまってしまうのも困りもの。
時間がもったいないですよね。


ですので、普段から
せめて時間の許す時や英語自体に向かっている時には
意識をして「どう辞書を使うのが1番効率的かな?」と
考えるようにしていてください。

そして、自分なりの辞書活用法を見つけ出していってください。


そしてそして、時間のある時や英語自体に向き合っている時くらいは
少し丁寧な辞書使用をするようにしてみてくださいね。




Happy Learning & Happy Teaching!!



こちらの教材作りの際も、生徒役をしてくださった
連盟本部の美佐紀さんが、上手に辞書を使うことで得られる
「英語の深さ」に感動してくださっていました。