英語の「言の葉」を感じて。~英語学習者と教育者へ、ハイレベルな英語を~

カリフォルニア在住の英語コーチが語る英語論。ネイティブの言語観、文化観、生活観、価値観、宗教観など言語に欠かせない要素も大事に、心から湧き出る英語を。

お手軽なフレーズ暗記や頭でっかちな英語学習ではなく、

堅実に根を張り幹を育て、枝を自由に張り、
青々とした葉を風に躍らせる。

そんな質の高い英語に関するComprehensive なサービスを、
英語学習者と教育者へ提供中。


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テーマ:

【英語勉強中】会話についていくために、洋画を観る時には。。。

 

 

おはようございます。英語を教えながら

英語の先生の先生をしています、ミツイです。



いきなりですが、以下の会話文を読んでみてください。
Aさん、Bさんと一緒に、Cであるあなたがいるとしましょう。

A: Here, I've got some chocolates. Do you want some?
B: Yum! I love chocolates. Thanks.
C: Thank you. I'll have one.
B: Let me see... I don't know which one to pick.
A: Choose wisely. It's your life.
B: Hahaha. That's scary.
That's how your mama views the world, huh?

A: Of course. Hahaha.
B: Then you must have a low IQ.
A: Well, sadly I'm not a genius. But not as stupid as Gump.
B: Hey, he's not just a stupid. He's done so much!
A: "Stupid is as stupid does." Hahahaha!
B: Hey, did you know there was actually a teenager who run
all the way from New Jersey to San Francisco?
I heard that guy inspired his running scene..



会話についていけましたか?

多くの方は、こう思ったのではないでしょうか?


A: Here, I've got some chocolates. Do you want some?
B: Yum! I love chocolates. Thanks.
C: Thank you. I'll have one.
(わーい、チョコレート!これにしようかな)

B: Let me see... I don't know which one to pick.
A: Choose wisely. It's your life.
(え?なんでチョコレートを選ぶことから「人生」の話になるの?)
B: Hahaha. That's scary.
That's how your mama views the world, huh?

(scary? mama? なんの話?)
A: Of course. Hahaha.
B: Then you must have a low IQ.
(なんでIQが出てくるの? しかもlow?)
A: Well, sadly I'm not a genius. But not as stupid as Gump.
(Gump?)
B: Hey, he's not just a stupid. He's done so much!
A: "Stupid is as stupid does." Hahahaha!
(何それ?しかも笑ってるし…。面白いの?)
B: Hey, did you know there was actually a teenager who run
all the way from New Jersey to San Francisco?
I heard that guy inspired his running scene..

(?????????)


まさに、Lost in Conversationです。

ゆっくり話してくれているのであれば、
途中で話を遮って分からないことを聞くことも出来ますが

AさんとBさんがネイティブだったら
そんな隙も与えないくらいのスピードで会話が進んでしまいます。

それに、空気を読まずに
なんでもかんでも質問するのも悪いですよね…。


この場合、あなたの英語力がどうであろうと関係ありません。

映画「フォレストガンプ/一期一会」の知識がないと
どんなに英語力があっても二人の会話にはついていけないのです。

※画像はWikipediaよりお借りしています。

実際に、こんなに短い会話中にも映画の情報が沢山含まれています。


A: Here, I've got some chocolates. Do you want some?
B: Yum! I love chocolates. Thanks.
C: Thank you. I'll have one.
B: Let me see... I don't know which one to pick.
A: Choose wisely. It's your life.
(この洋画で一番有名なセリフに
 "Mama always said life was like a box of chocolates.
 You never know what you're gonna get."
 というものがあります。
 Aさんは自分が持ってきたチョコレートと、この映画のセリフを
 関連付けて、会話を展開しているわけです。)
B: Hahaha. That's scary.
That's how your mama views the world, huh?
(そのセリフの意味は
 「実際に食べてみないと、見ただけでは
 チョコレートの中に何が入っているのかは分からない。
 人生も同じで、実際に生きてみないと分からない」ということ。
 このセリフの意味を元に、Aさんは
 Bさんが選ぶチョコレートがBさんの人生だ、と言っています。
 たかがチョコレートを選んでいるだけなのに「それは怖いな。
 良いチョコレートを選ばないとな」という思いで
 Bさんが「That's scary.」と言っているのでしょう。
 そして、セリフの"Mama always said"の部分にかけて
 Bさんが「お前の母親がそう思っているのか?」と聞いています。)
A: Of course. Hahaha.
B: Then you must have a low IQ.
(ふざけて「もちろん」と言ったAさんに対して、Bさんは
 「Aさんの母親はそう思っている=主人公の母親と同じ」、
 つまり「Aさん=主人公」とふざけて
 低いIQを持っていた主人公にかけて
 「じゃあ、お前のIQは(主人公のように)低いんだろうな」と
 言っているのです。)
A: Well, sadly I'm not a genius. But not as stupid as Gump.
(初めてこの映画の具体的な詳細が語られました。
 ガンプというのは主人公の名前です。)
B: Hey, he's not just a stupid. He's done so much!
(作中でガンプはフットボール選手になったり
 ベトナム戦争で素晴らしい功績を残したり、有名な卓球選手になったり、
 海老の漁業を大成功させたり。。と
 低いIQでありながらも素晴らしい結果を残していきます。)
A: "Stupid is as stupid does." Hahahaha!
(これも作品からのセリフです。
 賢い人でもバカなことをすれば、バカなのよ。という意味。
 いつもバカにされているガンプに、母親が優しく言うセリフです。)
B: Hey, did you know there was actually a teenager who run
all the way from New Jersey to San Francisco?
I heard that guy inspired his running scene..

(作中でガンプは初恋の相手に失恋します。
 そして、そのショックから逃れようと
 何万マイルもひたすら走るシーンがあるのですが
 そういった事例が過去に実際あったという話になっています。)




アメリカという国において映画というのは大きなカルチャーで
それは日本人の私達が思うよりも、
ずっとネイティブの生活に密着しています。

事実、上記の例のように
普段の会話中に「映画」の話が出るのはよくあること。

私も大学生時代は「英語自体を伸ばすこと」に必死で
まさか「英語が出来るだけじゃダメ」という世界があることを
知りませんでした。

そして上記のような会話が始まったりするので
「え?え?英語は分かるのに、私、話についていけない!」
ということが多々ありました。



もちろん、話題になるのが映画ではなく
テレビ番組や最近売れている小説、
それから世界情勢のこともあります。
どれも、当然、内容を知らないと話についていけません。

でも映画に限って言うと
特に多いのは、上記の例のように
有名な映画のストーリーやセリフを上手に利用して
会話中に言外の意味をもたらす
、という会話の楽しみ方。

ですから、映画というのは
他の情報源よりも、「知らないと話せない」が強いのです。

(また別の機会にお話をしますが
専門家は、日本語の会話よりも英語の会話は
そういった知的な情報交換を楽しむ場だと分析しています。)


ちなみに、英語版「妖怪ウォッチ」26話でも
"Good Will Hunting" より
"How do you like them apples?" という有名なセリフが
使われています。(12分28秒あたり)




Disney映画でも、よく他映画の名セリフが使われていますよ。
(ちなみに妖怪ウォッチはDisneyチャンネルでの放送です。)


そういうところも楽しめるようになると
きっと、今までどれだけの要素を理解せずにいたのか
きっと驚かれると思います。



ですから、一度きちんと時間をとってこちらの記事を読み、
色んな映画とその名セリフの知識を蓄えておくのがお薦め。

英語リスニングの練習を兼ねて
実際にそれぞれの映画を観てみるのも良いですよね。

 


 

Happy Learning & Happy Teaching!!

 

 


     

 

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テーマ:

【英語を教える】英語の先生自身の英語の勉強法 Sharing Time。


おはようございます。英語を教えながら
英語の先生の先生をしています、ミツイです。


先日、The Dots -Australia- さんのリクエストで
「英語の先生自身の英語の勉強法」についてシェアをしあう
勉強会をおこないました。
 
今回の勉強会のためにETAJに入会してくださった先生方もいて
少しずつ広がるポジティブな輪にワクワクしました。


勉強会の簡単な報告レポートはこちらでご覧いただけます。

 

 

でもでも!
やっぱり実際の参加者さんのお声をお聞きいただく方が
きっと臨場感とかワクワク感とかが伝わりますよね。

◆現在シニア英語コーチになるべく勉強中のめぐみさん
「いい英語の先生とは、いい学習者でもあるということ」

◆米国ワシントン州で英語を教えていらっしゃるゆかりさん
「英語講師のための勉強会」
 

 

ETAJの勉強会で話したことなんかは
当日ご参加できなかった方のために

FacebookのClosed Groupでもレポートしているのですが

そちらの方でも
「そういえば、こういう時は皆さんどうしていますか?」
というように、話が盛り上がったり
「勉強会で出た話ですが、こういうのもお薦めです」
というように、追加情報や資料が次々に出されたり

またまた面白い学びの場となっています。
ETAJメンバーの方はそちらもご覧くださいね!


私自身の英語学習についてお話をさせて頂くと
(ごめんなさい、勉強会では思いつかなかったこともあります。苦笑)

私は米国に住んでいることで
常に英語に触れる環境にいるのですが、
勉強会にて英語圏にお住まいの方ともお話をしたように
「日常生活で英語を使う」というのは、必ずしも
自分の英語力向上のための英語運用ではないんです。

英語力キープにはなるかもしれないけど
英語力を向上していくには
それとは別に、意識的に何かをする必要があるんですね。


私も自分の学びたいことをETAJのイベントにするとか
普段の生活で決めた時間にラジオを必ず聞くとか
複数のパーソナリティーが会話をする形式のラジオでは
シャドーイングをするだとか
日常生活に意識的に組み込んでいることもありますが…

私が最近心掛けているのは
生徒やクライアントさんと同じ勉強をするということです。


私の受け持つ誰かが
「TOEICを受ける」といえば、私もTOEICを勉強しますし
(私が教える必要がないとしても)
「GREを受ける」といえば、私もGREを勉強します。
 
現在は、
世界的に有名な会計企業にお勤めの生徒さんに合わせて
会計企業のウェブサイトを読み漁ったり
会計学の基礎的な大学講義を視聴したり
GMATの参考書を読んだりしています。

あと
こちらの会でも情報提供をしているので
日々、TOEIC関連の英語にもアンテナを張っています。
今日も、オンラインでTOEICのSample Testをやってみました。

勉強といってもあくまでも時間を見つけて、という感じで
当然日々の業務優先となるのですが。


あと、日本英語コーチ連盟に属して
マスター英語コーチをしていると
毎月の研修会で出される宿題や課題図書なんかも
相当量ありますから

そちらをこなしているだけで
英語力だって自然と鍛えられていきます。

これはこちらの受講生にも言えることですね。笑

 
色んな方法で英語の世界の広げることは可能ですので
良かったら挑戦してみてくださいね!



 

Happy Learning & Happy Teaching!! 


◆次回の勉強会はこちらです!



      

 

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テーマ:
留学話15:大学院での研究。


おはようございます。英語を教えながら
英語の先生の先生をしています、ミツイです。


2005年~2007年のお話です。


大学院での研究も「楽しい!」の一言に尽きました。


全ての授業で
自分の研究そしてその発表が義務づけられていましたので
本当にいろいろな研究を行いました。

(ちなみに私は
論文を書くのもプレゼンをするのも大好きなので
全く苦痛ではありませんでした。)


幸い、私は
教授の研究アシスタントをもさせて頂いていたので
クラス外でも研究に携わることが出来ました。

これは大学からも研究資金が出ていたものなので
別学部の教授に
その研究専用にコンピュータープログラムを
作ってもらったり…と、本当に面白かったです。



院生活2年目は、なぜだか学会参加にハマった私。

自分の大学のものはもちろん、他大学で行われた学会にも
飛行機に乗って参加しに行っていました。


とにかくとにかく言語学一色で幸せだった日々、
その楽しさは学会発表を聞いている方達にも伝わったようで
よく「本当に楽しそうにプレゼンをするね」と言われていました。

今も、英語や言語の話となると
よく「瞳孔が開くね」と言われます。笑


たまに、プレゼンをする時に怖いのは
プレゼン後の質疑応答の時間で
「突拍子もないことを聞かれたらどうしよう?」
という話を聞くのですが、

プレゼンターが心から楽しんで
自分の研究に自信を持って発表していたら
意地悪な質問をする人なんて、いないんです。

自信がなかったり、ドギマギしていると
突っ込みたくなっちゃうものなんですよね。


万が一
自分に答えられないような質問をされたら

「その答えは今の時点では分からないけど
とても面白い考えですね。
次回の研究の参考にさせて頂きたいです。
ありがとうございます」

と言っておけば
その場をうまくまとめることがでいます。


研究はもちろん、プレゼンは
「自信」を持って行うことも大事ですが

楽しんで行うことこそが
1番大事なのではないかと思います。


image

先日、8歳の長男も学校で15分のプレゼンをしました。
Visual Aidsもしっかりと用意して
プレゼン後の質疑応答もあるようなプレゼンは今回が初めて。

将来先生になりたい、という彼は
緊張することもなく堂々とした態度でプレゼンが出来ました。

Well done!! これからも頑張れ~!




Happy Learning & Happy Teaching!!



◆ミツイの留学話も聞ける「未来型教育」の対談はこちら



    


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テーマ:
【英語勉強中】英語圏の文化を知る大切さ。


おはようございます。英語を教えながら
英語の先生の先生をしています、ミツイです。


英語を学ぶ以上、英語圏の文化をも学ぶ必要性は
おそらく皆さんがご存じだと思います。

でもそれは、単に文化を知らないと話に入れない、とか
表面的な「英会話の対応策」のためではなく
そもそも言語と文化は密接に繋がっていて

例えば「英語」という言語だったら
英語はネイティブスピーカーの文化であり、人生観であり、
宗教であり、歴史であり、それぞれの人を体現しているものなのです。

話者あっての言語、ですから。
 
 


ですから、例えばTOEIC対策をするときでさえも
上記の動画でご説明しているように
単に情報処理をしていくのではなく
文章が表す状況を把握し、理解していこうという姿勢がないと
「TOEICって本当に難しい!」となってしまうのです。


アメリカのワシントン州にお住まいの新田ゆかり先生
こんな感想をくださいました。
 
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 

渡米して1年5ヶ月、ようやくアメリカンの輪に入れるようになってきました。

英語力だけではなくアメリカンの考え方、価値観、文化、宗教、
英語の向う側に目を向けられるようになったのは

直子さんのブログ、HPで発信されている数々のコンテンツのお陰です。

 ETAJのHPの動画も初めて拝見したときに
鳥肌が立ちました。

パワーバランスについて学んだのも直子さんの記事からでした。
私のクライアントさん達の間では直子さんは有名人です・笑


○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 


ゆかり先生が特に重宝したと言ってくださったのはこちら




こちらのメールレターにご登録いただくと
以下のようなことが学べるのですが…


1)英語の本質
2)英語の向こう側
3)英語学習マインド
4)脳の秘密
5)国際化マインド

この「アメリカ生活準備ガイド」
(2)英語の向こう側、の箇所にてご覧いただけます。


ここではアメリカの文化、歴史、宗教など
以下のトピックをご紹介しています。

1)多民族国家/Social Security Number
2)交通事情/運転免許証
3)金銭事情/カード/小切手
4)歴史
5)宗教
6)祝日とイベント
7)安全
8)食べ物
9)アート・芸術
10)スポーツ
11)教育
12)家族
13)子育て
14)住居
15)医療
16)商売気質
17)チップ
18)就職
19)仕事の仕方
20)The Squeky Wheel Gets the Grease精神
21)礼儀
22)集団主義?個人主義?
23)アメリカでのタブー



ゆかり先生のように、駐在員家族として
アメリカに一時滞在をされている方や
ご自身のお仕事でアメリカに来られる方、
それから留学準備生や現役留学生に
特に喜んでいただいています。


アメリカに来る予定のない方でも
英語を学ぶ以上、「英語圏に住む人の常識」を知ることで
ネイティブスピーカーの思考パターンなんかを
間接的に学ぶことが出来ますから

良かったらこちらに登録して、ご覧になってみてくださいね。

「英語が伸びる人」の2つの特徴についてもお話ししています。


 
Happy Learning & Happy Teaching!! 



      
 
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テーマ:
【英語勉強中】ネイティブの感覚で英語を運用するには。


おはようございます。英語を教えながら
英語の先生の先生をしています、ミツイです。


一般的に「ネイティブの感覚」と言われているのは
「ネイティブの無意識的な領域」のことなので

「ネイティブの感覚」を感じられるくらいに
英語力を上達させるには
「英語ネイティブの、文法要素に対する無意識的な領域」を
押さえておくことが大事
です。


その理由は、いくつかあります。


一つ目の理由は
英語ネイティブが感覚的に使っている文法要素は
日本語訳をする際に消えてしまうようのですが

こういうニュアンスをも丁寧に感じながら
インプットを重ねていくことで
あなたの英語に対する「感覚」を高めていくことが出来るからです。



例えば「冠詞」を見てみましょう。

かの有名なキング牧師の「I have a dream」のスピーチ、
冒頭にこういう文があります。

Five score years ago, a great American,
in whose symbolic shadow we stand today,
signed the Emancipation Proclamation.


これを聞き、「a great American」のところで
定冠詞のTheではなく、不定冠詞のAが使われていることに
あなたは感動することが出来ますか?

そこから醸し出されている皮肉感を感じることは出来ますか?


こういうのが「英語ネイティブの感覚」であり、
日本語訳をする際に消えてしまうニュアンスです。



二つ目の理由は
英語ネイティブの、文法要素に対する無意識的な領域を
押さえておくことで、私たち自身も
文法要素を「感覚重視」で使えるようになるからです。


私たち日本人英語学習者には
左脳ばかりに頼った英語学習をしてきたことで
英語運用時の細かな文法要素に対しても
過剰に「正しいか否か」で判断をしようとしがちです。


例えば「前置詞」をみても
他の単語と一括りにして「熟語」だとか「成句」と呼び
丸暗記をしていく学習法が一般的です。

その状態で英語を運用しているというのは
非常に狭い「英語の世界」でしか自己表現が出来ておらず
どの前置詞を使うかという判断は
完全に左脳に頼っているわけです。


つまり、多くの日本人英語学習者は
インプットの時には
前置詞の運んでいる情報を正しく受け取っておらず
アウトプットの時には
型にはまり切った英語の運用しか出来ていないのです。


例えば

Call me anytime except on Wednesday.
Call me anytime except Wednesday.


という2つの文章があった時、どちらが正しいと思いますか?





実は、どちらでも良いんです。


Google Search をしたら、どちらの表現の方が
検索ヒット数が多いとか少ないとか、あるでしょうが
それはあくまでも「検索ヒット数」しか表していません。

(もちろん、英語ネイティブが
実際にどういう単語使いをするのか…という指標にはなります)


except on Wednesdayとあれば
それは話者が「電話をするという動作」を思い浮かべている。

逆にexcept Wednesdayとあれば
それは話者が「カレンダーをイメージしながら曜日」を
思い浮かべている、ということです。

後者の場合、話者の頭の中には
「相手が受話器を持って電話をかけようとしているイメージ」
はないわけです。


そう、前置詞一つの有無で
こういう微妙な
「その前置詞の有無によって想起されるイメージ」に
大きな違いが生まれてくるのです。


これも、翻訳したら消えてしまう情報ですね。

でも、そういうところにこそ
「ネイティブの感覚」が隠されているんです。

大事なのは、話者が
どんなイメージを伝えたいか、ということ。


ネイティブスピーカーの
一般的な思考パターンや注目する事柄は

時代によって変わっていきますから、
当然、言語使いも、言語そのものも変化していくのです。

自分の伝えたいニュアンスを運んでいる文法要素を使えば
どれを選択しても間違いではないのです。


もちろん
「この動詞と相性の良い前置詞はこれ」というような
コロケーションなどの傾向はあります。

でも、それは「傾向」なだけ。

そして
それぞれの前置詞の運ぶイメージを正しく理解出来ると
その「傾向」さえも、暗記する必要がなく
きちんと「なるほど!」と納得できるのです。


また、一般的に使われない前置詞の使い方をすると
「間違い」と捉えられることがあります。

でもそれは

「現代社会に生きる英語ネイティブが使わない用法、
つまり、
現代社会に生きる英語ネイティブが
そういう視点で物事を捉えていない」

ということだけ、なのです。

ですから
間違いを指摘された時には
単に落ち込むのではなく
そういう時にこそ「なんでこう言わないのかな?」と
興味を持つようにしましょう。



文法要素への
こういったアプローチは「認知文法」と呼ばれます。

私の教えている「独り言学習コース」でも
前置詞の運ぶイメージなんかをお伝えしていますし、

以前、尊敬しているすずきひろし先生と一緒に
「前置詞」の教材をWeb書籍として共著させて頂きました。

良かったら参考にしてみてくださいね。



単に氷山の一角を見るのではなく、水面下を見て
なぜその時に「表面化しているもの」が
実際に表面化しているのかを、重要視していきましょう。

そしてそこから、自分で英語を使う時にも
水面下を意識して氷山全体を表現していきましょう。


それでこそ
「英語のネイティブの感覚」に基づいた英語運用です。



Happy Learning & Happy Teaching!




    
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