朝夕のほんのちょっとだけの心地良い爽やかな風、この有難さも判るほどの日中の暑さ。日曜日の朝いつもの写真友から「暑いので山や川へ涼を求めて子供たちがいればいい、そんな情景があれば・・・」とお誘いがあって出掛けた。

きれいなで有名な川も まるで運動場のように乾いて ほんの気持ち程度のお水が隅の方で流れていた。あれま~これじゃ~子供たちも泳ぎも遊びもでて来ないね。道端には鬼百合が乾ききった顔をして咲いている。咄嗟に友は鬼百合をみてヤナギランを思い出した。数年前にヤナギランを求めて山奥に行った時鬼百合と競争のように咲いていた、その情景からそちらに向かおうと俄かににこやかな顔になった私達。

花が咲く時期も多分今頃で大丈夫?か と 石ころだらけの崩れ落ちそうな谷間や、曲がりくねった山道を 約2時間近く山道を走らねば・・・賭けみたいなものでひたすら走り続けた。

前回行った時に やっと家があった、そこのお宅には咲いていたのを覚えていた。さ~どんな具合かと思ったら 細々とたった一本咲いていた。

 

咲いている可能性はある。真剣勝負みたいな気持ちである。

 

数年前探し当てた山の雑草地帯へ着いた。わくわくする気持ちを抑えながら見渡した。あった あった 絶叫に近い叫び声、でも雑草に覆われていて手も足も出ない程に・・・友と雑草を足で避けたり ヤナギランに怪我(笑)が無いように 何とか撮れるスポットがあるように・・・気がつけば汗びっしょりになって、水も何も飲まないで頑張った。午後も2時近くなっていた。慌ててコンビニで買ったお弁当を食べた。撮影スポットで熱くなり後で考えたらこの時熱中症のことは忘れていたが、今になって思い出すと倒れる寸前だったかなとも思う。気持ちが悪くなって食べたくなかったけど無理やりに食べた気がした。蒸し返すような暑さ 山も頂上なので木陰どころではない。でも何とかヤナギランに会えてよかったぁ~。

 

更に井川湖を照らす夕焼けに望みを掛けて移動して、日没前の夕方6時を目当てに様子を眺めた、靄(もや)が掛かり始めて 思うような夕陽が射すこともこともなく断念。

 

簡単な夕食を終えて帰宅したのは夜10時頃となり疲れた一日を終えた。何とか少しでも手応えのあるシャッターチャンスがあればこの疲れも少しは癒されるだろうに。

画像見るに何とも いやはや 絶景かな♪ は ちと難しいような(笑)