野木町煉瓦窯 特別公開 | 毎日お疲れ04

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7月26日、栃木県野木町野木の国指定重要文化財「野木町煉瓦窯」の特別公開へ行ってきました
毎年「ひまわりフェスティバル」の開催に合わせて公開されています

国指定重要文化財 「旧下野煉瓦製造会社煉瓦窯」(野木町煉瓦窯)
明治23年(1890年)完成の赤煉瓦の製造に用いられた施設で、昭和46年(1971年)までの82年間煉瓦を製造し続け、その後も原形を保ち続け「煉瓦窯として最古の遺構」「完全な形で残っている、形が美しい」「煉瓦を製造した近代化遺産として価値が高い」事などから昭和54年に国の重要文化財として指定されました

この煉瓦窯は「ホフマン式輪窯」といい、外形は16角形、高さ34m、外周100mあります
窯を円形に配置することにより、連続して焼成を行い煉瓦の大量生産を可能にした窯です

現在保存修理工事が行われていて、今年9月完成予定です

全景

野木町煉瓦窯001

高さ34m 煉瓦造りの煙突、ガッチリ補強されてます(^^ゞ

野木町煉瓦窯002

1~16まで番号の振られた窯の半出入口と補強工事の終わった窯内部

野木町煉瓦窯004野木町煉瓦窯005

焼成窯内部の様子
16個の窯が円形に並びますが仕切りはありません
奥に見える壁は、最後の焼成が行われた時窯の火を落とすために作られた壁だそうです(当時のまま)

野木町煉瓦窯006

左)窯の上部にある燃料投入口、窯一つにつき25ヶ所あるそうです
右)窯の下部にある煙道、窯に1ヶ所ょつづあって奥にあるダンパー(開閉装置)で空気の流れを制御します

野木町煉瓦窯007野木町煉瓦窯008

木造鉄板葺きの屋根が掛かる2階部分は燃料である炭粉を窯に投入する場所、今回は見学できませんでした

野木町煉瓦窯009野木町煉瓦窯010

この階段を使って炭粉が運ばれた…ここは人力のようですね

野木町煉瓦窯011


とても貴重な構造物が見ることが出来て良かったです、保存工事の終わる9月が楽しみ^^
また機会があれば見学に行きたいと思います

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