みんなが知っている手あそび歌の「ひげじいさん」。
小さな生徒さんのピアノレッスンでは、よくこの曲を弾きます。
♪とんとんとんとん ひげじいさん・・・
とママのおひざで歌っていたものが、どのようにしてピアノで弾くようになっていくのか、
その「進化」(?)の道すじをご紹介しましょう。
写真の撮影はいつもお世話になっているKINGYO PHOTOさんです。
1)まずは定番の手あそび
2)そして、♪トントントン部分を小物楽器で演奏。
これはデスクベル(ベルハーモニー)ですね。
♪ひげじいさん~ 部分はポーズをします
3)そして小物楽器がキーボード、ピアノへ。
♪とんとんとんとん~のドドドド を弾いて・・・
♪ひげじいさん~はポーズで乗り切る
こちらのお嬢さんは3才さんになったばかり。
ポーズがかっわいい~♪
4)そして、♪ひげじいさん~部分のドレミレドも弾いていきます。
5)両手奏にもチャレンジ!
年中さんの彼は、左手は和音で伴奏をつけました。
絵楽譜やドレミシール・色シールを使うと、
両手奏のハードルも、ぐんと低くなります。
でも、いつまでも絵楽譜を使うわけにはいかないので、
五線譜も並行して使っていきます
絵楽譜が五線化していく手順は、こちらを見てね→★
ウチは特に小さな生徒さんが多いので、
知っている歌を、このような手順でピアノに移していっています。
おなじみの歌をピアノで弾く事は、とても楽しいようです。
そして、「知っている歌をレッスンで使う」には、楽しいだけでなく、大事な理由があるのです。
以前、アメーバ―限定記事にこんな事を書きました
【「あ」という発音を聞いて
「あ」という字を思い浮かべられる。
音楽的にもそんな力があれば、ぐーんと音楽の世界が広がります。
聞こえた音が「ド」や「レ」と認識できれば、
それを楽器に移し、演奏することもできます。
「ラベリング」という能力ですね。】
呪文のようにドレミ・・・で歌うのではなく、
耳が覚えてる音をドレミに変えて歌う。
その積み重ねが大事だと思うのです。