オタクはオタク同士で結婚したほうがいいのか? | 35歳で滑り込み成婚。隠れオタク女の婚活記録

35歳で滑り込み成婚。隠れオタク女の婚活記録

【彼氏より趣味優先・一人遊び大好き】な隠れオタク女が、35歳までに結婚することを目標に、ネットを中心に婚活した記録を、振り返ります。「自分の世界」を愛する同志の参考になれば。

最近、「オタク婚活」なる婚活サイトやお見パが流行っているようですね。
運営する企業団体を見る限り、
(1)行き遅れの30~40代草食系コミュ障オタク男性(でも高年収・高学歴の好条件)を一般女性に市場開放する
(2)オタク同士の同じ趣味コミュニティでの出会いを作る
という2つの異なった方向性があるようです。


そういった流れを受けて、ネット上のニュースサイトでは
「オタクは趣味の合うオタク同士で結婚したほうが幸せになれる」という文脈の記事も出ている模様。
そこで、この件について隠れヲタである自分の個人的な考えをちょっとまとめてみたいと思います。


■そもそも「オタク」とは何を指すのか

オタクという言葉の「定義」って実は、結構あいまいですよね。
大雑把に分けると、この言葉が指す意味って3種類あると思います。(ちょっと乱暴な分類ですがお許しください。)


A:世間一般的な趣味に対して、マニアックで非社会的(?)な対象への偏愛・趣味志向を指す場合。

これはわかりやすいですよね。
アニメや漫画、ゲーム、鉄道、アイドル、腐嗜好といった、「興味の対象そのもの」がちょっと世間から外れていて、人に言うには少し憚られるという場合です。
上で挙げた「オタク婚活」のターゲットって、このAに当てはまる人を指しているように思います。
でも、今世紀に入ってからはこれらの趣味が一般化・ライト化したので、そのマインドシェアはピンキリになっているような気がしますね。


B:ディープな探究気質を指す場合。

こちらについては、興味の対象が何であるかは、あまり関係ないですよね。
一般的な趣味対象の範囲にあるものだって、ハマリ方のスタンスが異様にディープで、探究的・偏執的で精神的な依存度が高い場合、●●オタクとか呼ばれたりします。
野球オタクや旅行オタク、演劇オタクとか、学術研究分野など、なんだって「オタク」と言える。
あ、今回のブログテーマを書きたがる自分の精神そのものも、一種のオタク気質だと思ってます(笑)


C:AやBの結果としての、コミュニケーション障害を指す場合

「オタク」という言葉にやや差別的なニュアンスも含んで用いられるのが、こちらのケース。
興味対象への偏愛のあまり、他者との関係をうまく作り上げられないケースです。
リアルでのコミュニケーションに興味がない場合から、興味はあっても対人関係が苦手な場合まで、様々ですね。
男性の場合、最近は減ってきましたが、身だしなみに無頓着な人も多い。

一方、女性の場合は(勿論、人によるのですが)見掛けだけだとCに当てはまるかどうか、すぐにわからない場合が多いです。
同人系の女子オタの場合、リア充が推奨される雰囲気があるのと、女性ジャンルで大手・中手になるには、それなりに対人関係・人脈が要求されるので、内面はともかく外面だけはこれに当てはまらない人が多いのかと。


■オタクはオタクでもA~Cの軽重で細分化される

上でA~Cと分けましたが、きっちり分けられるわけではなく、世の中のオタクの多くは、A~Cが配合されたハイブリッド型だと思っています。
しかも物凄く細分化されているので、これを読んでいるあなたが一般人の場合オタクには、想像を超えた住み分けがなされているとお考えください(笑)


ちなみに、隠れヲタを自称する自分の場合だと、こうなります。


A:同人・腐女子属性、特定2次ジャンル好き。ところにより3次(近代歴史)あり。
特定ジャンル以外はアニメも漫画もゲームも見ない・やらない、腐妄想も一切興味なし。
一般人よりはアニメ・漫画・ゲーム・鉄道・アイドルなどのネタは好きだと思いますが、いわゆる「サブカル好き」の領域を出ません。
ただし特定ジャンルにおいては、(以下のB気質が発揮されて)、ジャンルへの傾倒・依存度が甚だしいです。


B:オタク的探究気質は、相当高いです。分析好き。

学生時代の研究にもどっぷり漬かっていましたw興味を持ったことに対して、追求心が強いのだと思います。

尚、Aで挙げたオタ趣味(というか、マイジャンル愛)は現実と同じくらい大事。正確に言えば、オタ妄想を楽しみ・維持継続するために、現実(の生活基盤・仕事)があると思っていますよ。マジで(笑)



C:「スキル」としてのコミュ力は割と高いほう。外面はいいです。
でも、内面はマイペースで一人好きで偏屈。友人関係は「狭く深く」が好きです。



■ここで今回のテーマ「オタクはオタク同士で結婚したほうがいいのか?」に戻ります。

Aについては、オタク趣味だけではなく「パートナーと趣味が一緒のほうがいいか否か」という個人のポリシーによると言えます。
私自身はパートナーとは趣味が必ずしも一緒じゃなくていいと思っているので、オタク趣味が相手にあろうがなかろうが、どちらでも構いません。
ただ、なにか一つくらいはパートナーと一緒に楽しめる趣味があったほうが、結婚生活を維持するうえで、ベターとは思います。
(ちなみに、私の場合は某アウトドアスポーツ趣味が、パートナーと共通しています)


あとは、パートナーが一般人の場合、相手のオタ趣味を尊重・放任できるかという問題があります。

この場合、オタク同士だと自分がオタクだからこそ、相手の趣味を許容する可能性が高とはいえます。

でも、同じオタクであっても、ジャンルや内容(例えば、ロリ趣味や腐などの特殊嗜好w)によっては、内容をよく知っているだけに許せない という場合も多々見られるようですね。

だから、結局は互いの趣味に対する距離の取り方がものをいうのではないかと思うのです。



Bについては、物事に対して常に発揮されるスタンスなので、個人的には「パートナー選び」でとても大事だと思っています。
自分の場合、物事への探究心・好奇心や、事象を掘り下げる会話を楽しめる相手でないと退屈に感じてしまうので、過去を振り返っても、オタ気質のない男性とは、結果的に付き合いが続きませんでした。
そういう意味では、興味のベクトル(Aのこと)は違っていても全然OKですが、自分が「オタク気質」なら、相手も「オタク気質」をある程度は備えていたほうがいいように思います。


Cについては、もはやオタク云々は関係ないですよね。相手の「コミュ障」を受け入れられるか否か
個人的な意見を言えば、同じ「コミュ障」でも、先に述べたBの「オタク気質」によって、相性が分かれると思っています。


【自分的OK】→「オタク気質」が過剰で、趣味にディープにはまる余り、「人見知りでシャイ」になった男性
こういう人は趣味の種類がなんであれ、話や視点に面白いところがある人が多いので、興味を持てます。
外見などが微妙な場合でも、後でいくらでも改善できますしね(笑)あと、一旦仲良くなると、結構オープンになってくれるうえ、誠実なので付き合いやすいです。


【自分的NG】→「オタク気質」が伴わないライトなA嗜好で「人見知りでシャイ」な男性

勝手な推察ではありますが、コミュニケーションが苦手だったり、他に積極的にやりたいことがないという理由から、消去法の選択肢としてオタク趣味のコミュニティへ入って来た「似非オタク」の男性が、割と存在しているように思うのですよ。
彼らは市場に溢れるコンテンツは大量消費していますが(他にやることがないから?)会話をしても内容が深まらないので、すぐにわかります。
こういう人を『オタク』と認定して、AとBが過剰な本物のオタ女とマッチングした場合、

男性:「しんどい…」、女性:「つまんない…」と思って、互いに不幸になるだろうなあ…。


■結論

結論的には必ずしもオタク同士の結婚がいいとは限らない。

ただ、オタク同士ならば「オタク趣味」云々よりも、「オタク気質」を重視したほうが、オタク同士の成婚は望みやすいんじゃないでしょうか


先にも述べましたが、オタク趣味はかなり細分化しているので、Aのオタク趣味のジャンル・分野とBのオタク気質を考慮した場合、同じようなお相手に出会うのってかなりキツイと思います。
そもそも、女子と男子で興味を持つジャンルは別になりがちですし、自分のような腐の場合、パートナーとジャンル話をするなど何の拷問かとw 以ての外ですwww


あと、オタクは負けず嫌いな人も多いため(笑)、完全に興味関心分野が重なると、互いに知識合戦になり、疲弊しちゃうと思うのですよ。
ですから、個人的には
「興味のあるジャンルはお互いにそこそこ理解」しあったうえで、「オタク気質のディープさ」が同程度
というのが、オタ同士の出会いとして理想なのかも、
と思っています。


ちなみに、昨今の世間における「オタク婚活ビジネス」のターゲットは、おそらくAのオタ趣味を重視して企画立案していると思うのですが、Bの観点(オタク趣味への関わり方の度合・スタンス)を外すと、マッチングが難しくなるのではないのかなあ。
自分がそういう企業の企画担当者ならば、オタク同士の出会いを主眼にするのではなく、「ライトオタで且つ人見知り」な好条件の男性ターゲットを狙い、外見・コミュニケーション改造のプログラムも併設したうえで、一般婚活女性のマーケットへ送客するフローを考えますねw
ここが一番、市場として美味しい気がします。


さて、そんな自分のパートナーはごく普通の一般人ですが、仕事や趣味に対しては「オタク的ディープ」な探究心の持ち主です。
自分の知っているヲタな友人知人のカップルも、パートナーは「一般人だけど好奇心旺盛なタイプ」が多いかも。
今度、パートナーとのオタクジャンルにかかわる会話についても書いてみたいとおもいますw


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