■タカ類の中ではトビは大柄
9月後半になると、ヒヨドリやタカが渡る時期を迎えてワクワクしてくる。渡りは確実に見られるとは限らないから、見られたときはうれしくて、つい人に話したくなる。ただ、これまでの経験を思い起こすと、相手に理解されなかったり、興奮のあまり喜びが空回りしてあきれられたりしたことがあったかもしれない。
今回はタカの仲間について書きたい。 タカ類は似た種が多いうえに、遠くを飛んでいるのが普通だから、識別が難しいとされる。そこで野鳥のわかり方「慣れる、比べる、絞り込む」に沿ってタカの見分け方を説明しよう。
「慣れる、比べる」にはカラスとトビがよい。
カラスの仲間も種の識別は難しいものの、羽ばたきが深く緩やかで、翼の先は指のように開くという特徴が共通している。
サシバの大きさはハシボソガラスくらいだが、カラスより翼が長く見える
これに対して、タカは羽ばたかずに滑空することが多く、羽ばたきはカラスよりも浅くて速い(これに似て、翼の先が尖って見えるのがハヤブサの仲間)。カラスと比べて翼が長い傾向もあるが、オオタカやハイタカ、ツミはカラス同様に長くはない(森林性で、茂みをぬって狩りをするので長いと困ると思われる)。
大きさでは、カラスより大きければ、まずトビ。翼を広げると、ハシボソガラスは1メートル弱、ハシブトガラスは1メートル強なのに対し、トビは1.6メートル前後になる。ワシと呼ばれる大きい種もいるが、タカ類はカラスサイズやハトサイズが普通だ。
多摩と浅川・大栗川・川口川等の出会いや人家が少なく、山などが迫っているような場所で、空が青く澄み切った時など良く観察できる。日経新聞 生きものがたりより
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