第5回那須塩原ハーフマラソン(前哨戦第2弾) | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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10月31日に前哨戦第1弾・第4回赤城山トレイルランニングレースに参加してきたおいらを待っていたのは、その3日後に控える前哨戦第2弾なのでした。@キビシィ~


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おいらが前哨戦第2弾に選んだ大会は、第5回那須塩原ハーフマラソン大会でした。那須塩原ハーフは、おいらが初めて参加した思い入れのあるマラソン大会で、これで4年連続の参加になります。そしてまた、本大会はサブフォーへ向けて今年唯一ロードを走る前哨戦でもあります。つまり非常に重要な大会というわけです。


この前哨戦第の調教ポイントは下記1点のみでした。それというのは、この大会で走るハーフを本番の残り半分と想定して走ってみること。つまり本番の苦しい後半21㎞を事前に体験し、メンタルを養うことこそが最大の目的でした。このハーフを後半と想定するための準備には抜かりがありません。まず3日前にトレイルの大会で21㎞走っているということ。つまり本大会前に、既に足腰に疲労がたまってくるフルマラソン後半を擬似的に作り出してあります。そしてここからが重要。その疲労感のある中で、本番時よりオーバーペースでスタートから飛ばしてみる。これでこの大会の後半においらはバテるに違いないのだ。そこで粘ってこそのメンタルトレーニングというわけです。


さて結果ですけど、今回は1時間47分というタイムで完走できました。過去の本大会のタイムは下記の通りですので、


2回那須塩原ハーフ(2時間4分)

3回那須塩原ハーフ(1時間49分弱)

4回那須塩原ハーフ(1時間48分少々)


本大会の記録は更新したというわけです(ハーフの自己新ではありませんけどね)。なこんなで、今回はオーバーペースを演出するため、当初から飛ばしてみました。


5㎞ 2520秒(㎞54秒)


本大会は前半が上りで後半が下りというコース形態上、前半押さえて走り、後半ペースを上げるのが王道なのですが、そこは後半ばてるためにも前半から飛ばして行きます。自分自身では㎞5分くらいなら実は飛ばし過ぎとまでは言えないのではないかと思っていたのですが、そこは案の定自信過剰ということで、5㎞過ぎたあたりから見事に肝臓痛に襲われるのでした。そして、なぜかこの日は走り出しと同時に喉が渇くという現象に見舞われてしまい、給水まだか給水まだかという思いで走っていたものですから、兎に角コンディションは最悪でございました。スタート直前まで苦いヘルシア緑茶のみをちびちびとやっていたのがいけなかったように思う。


話し戻しますが、この日一緒に参加していた弟に5㎞過ぎあたりで追い抜かれ、当初はなんとかその背に食らい付いていたものの、喉の渇きが限界を超えてしまったため、ポケットからなんらかしらの給水を受けねばとまさぐったその時、なんと路上に小銭を落としてしまったんだですね~。拾い集めること15秒。マラソンで15秒は致命的であった。弟の背中は遥か先で小さくなってしまったのです。ここでもう追いつけないかもしれないというメンタルの弱さが顔を覗かせ、喉は渇いているは、肝臓は痛いはでろくなことはないなと、ぶつくさぶつくさ走っていましたところ、あっなんだ、この状況っておいらが望んでいた調教ポイントそのものじゃないかと思い立ち、よし、んだらば、ここからリカバリーしてやろうと思い直してみる。


10㎞ 2602秒(㎞512秒)


おいらがやったことはペースを落とし過ぎず、けれど体力を回復できる絶妙なペースで走ること。微かに視界内に弟の背中が見ていたことも良かった。弟が見えなくならない程度に照準をあわせ、上手くペースを落とすことができた。記録上は5㎞で42秒しか遅くなってないけど、この42秒こそが回復の42秒なのだ。


15㎞ 2448秒(㎞457秒)


10㎞あたりから長い下りに突入する本コース。疲れていようがいまいがここで飛ばさなかったらこのコースで勝利はない。重力にあわせてペースアップしていく。そしてとうとう弟に追いつく。そしていっきに追い抜く。するとレース中に顔を合わせることができたマイミクさんが追い抜いていく、ぐふぅ、まったく練習してないとか言っていたのに12㎞地点からあのスパートで飛ばしますか?恐るべしマイミク氏。


とかなんとか言っていたら、また弟に抜かれてしまう。むむ、やるな。やはり嫁や子が応援に来ていると底のところで頑張りが違ってくるらしい。しかし、ここで抜かれるがままにしておいては勝負がけっしてしまう。ここで辛くても弟の背中に張り付いていかなければ。そのあとは黙々と弟と縦走。弟もなかなかラップを落としてくれない。厳しい。


そんなこんなしていたらば、最後から2つ目の給水所に到達。目の前で弟がテーブルに出ていなかったスポンジを係員から手渡しで受け取っている。若干のペースダウン。おいらの受け取れそうなスポンジは出ていない。その先の水置き場も若干の渋滞中。ここや!おいらは給水所の入口付近に停滞している弟その他を尻目に給水所出口に向かってペースアップ。給水所出口付近で水を受け取り、一口含んで捨ててそのまま飛ばしていく。それなりに距離を稼いで後ろを振り返ると、僅か十秒前後の出来事だったのに、弟を相当離していることを確認。マラソン恐るべし。ちょっとしたことが、これほどの差として現れてしまうのか。。フルマラソンともなると給水所は何度と無く通過する重要ポイント。そこをどう凌ぐかで、きっとタイムはまったく違ってくるに違いない。ここ重要やで!


20㎞ 2632秒(㎞518秒)


その後、おいらは何時来るか分からない弟の襲撃は無視して、目標を前へ持っていき、目指すはおいらを12㎞地点で抜いていったマイミクさんだと、ペースを落とさず走り込み~


21.0975㎞ 5


最後の1.0975㎞を㎞5分で走ってみせるラストパフォーマンス。が、しかし、マイミクさんは既にゴールしており、トラック周回に入ったおいらに温かい声援を送ってくれるのであった。くっ無念なり。流石です。


ゴール後の雑感としては、厳しいところがそれなりにあったけれど、全体としては、たいした疲れもなく走りきることができました(この後、東北線で千葉マリンスタジアムまで中日応援しに行ったことからも分かってもらえるはず)。それつまるところ、しっかり冒頭のオーバーペースをリカバリーできたということだと思うけれど、やはりそれよりも考えてしまうのは、マラソンというものは、トータル力がどれだけ高かろうと、一カ所でペースを崩したりすれば、それだけですべてがアウトに成りかねない競技だなということ。


そういう意味では、やはりペース表をしっかり作っておくことが大事だし、本番を意識したイメージトレーニングもしとかないといけないかな。取り敢えず、唯一のロードを走る前哨戦を終えて、おいらが本番に向けて作成したペース表は下記だ。できたら、3時間45分以内で走れるようなペース表にしたかったけど、それで総ておじゃんになったら嫌だし、やっぱここらへんが無難かなあと。


5㎞地点 27分30秒 -㎞5分30秒

10㎞地点 27分30秒(55分00秒)-㎞5分30秒

15㎞地点 26分30秒(1時間21分30秒)-㎞5分18秒

20㎞地点 26分30秒(1時間48分00秒)-㎞5分18秒

25㎞地点 26分30秒(2時間14分30秒)-㎞5分18秒

30㎞地点 26分30秒(2時間41分00秒)-㎞5分18秒

35㎞地点 27分30秒(3時間08分30秒)-㎞5分30秒

40㎞地点 28分30秒(3時間37分00秒)-㎞5分42秒

42.195㎞地点 13分30秒(3時間50分30秒)-㎞6分45秒


一応、35㎞地点でまだおいらがバテていなくて、スパートをかけられるようなら、


35㎞地点 27分30秒(3時間08分30秒)-㎞5分30秒

40㎞地点 27分30秒(3時間36分00秒)-㎞5分30秒

42㎞地点 11分00秒(3時間47分00秒)-㎞5分30秒


こんな感じになる。うーむ、順調にいったときに45分以内でゴールできるようなペース表にしたいなあ。あと2分つまらないものか。あっこれ取らぬ狸のなんとやらか???