第4回那須塩原ハーフマラソン大会 | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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4日前に自分で20㎞走り込み、2日前に第32回足利尊氏公マラソン(ハーフ部門)を1時間50分**秒で駆け抜けたおいらは、ある意味では最大の難所とも呼ぶべき、第4回那須塩原ハーフマラソンの当日を迎えた。中1日で足腰の疲労が完全に回復するわけもないが、それこそ想定していた状況なのでなんの問題もない。問題があるとするなら、大会当日に大寒波が関東を襲ったこと。那須塩原市も例外なく小雪舞い降る中でのマラソン大会を余儀なくされた。兎に角寒い。



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ともあれ、勝手知ったるなんとやら。この那須塩原ハーフマラソン大会は、今年で3年連続の出場になるから落ち着いたもの。やっぱりスタートまでの流れや場所、雰囲気などなどを知っていると精神的に相当なアドバンテージになる。持ってきた毛布にくるまりながら車内で本格的にだらだらと過ごす。さーて、今日はどう走ろうか。昨年の那須大会の記録は、おいらのハーフマラソンのベストタイム。今回は2日前にハーフの大会に出場しているからそれを上回るのは難しいだろう。やはり記録よりも目的を持った練習走として本大会も機能させなければならない。今回のおいらの目的のもっともたるものと言えば、精神的な訓練に他ならない。2日前とはいえハーフを走っているわけだから、今回は前回のハーフも合わせた3日間で42.195㎞走る大会であるという意識をもたなければならない。つまり今日の21.0975㎞は「3日間で42.195㎞走る大会」の後半部であると考えればいい。そう考えると1日で42.195㎞走るよりはよっぽど楽だと考えられるし、「3日間で42.195㎞走る大会」なのだから、足腰に疲労がたまっていて当然だ。一種のプレ大田原だから、2日前の足利と会わせて4時間以内完走は必須条件であろう。


2日前に完走した第32回足利尊氏公マラソンのタイム

05㎞地点 242773 : ペース 453

10㎞地点 26302505775 ペース 518

15㎞地点 27****1時間18**秒) ペース 528

ゴール 32****1時間50**秒) ペース 522


前々日の足利大会は、出だしの5㎞を㎞5分未満のペースでスタートダッシュをかましてみて、その後のバテ具合を知り、走りながらのリカバリーを体験することが目的であった。今回の目的は、本番の大田原マラソンの後半21㎞をそのまま再現するつもりで走ってみることにする。足腰に疲労感が残っているのも大田原の後半をイメージするのには打って付け。今回は最初の10㎞は㎞530秒ペースで走り、後半11㎞で体力の使い切り方を学ぶ。いうなれば、本番のラストスパートの予行演習である。本番は㎞530秒ペースで31㎞走った上で、最後の11㎞に突入するわけだから、いくら今回足腰が完全ではないとはいえ、それなりの格好をつけることができないようだった、サブフォーは赤信号が点灯したと解釈していい。もう練習とはいえ遊びの入る余地は何処にもないのだ。


兎にも角にもスタートはきられた。今回もスタート前に2㎞ほど入念にアップしたので、出だしから足はよく動く。小雪が舞う中の大会となったが、動き出せば寒さも紛れて苦になるようなことはない。逆に赴きがあって清々しい気持ちになれるくらい。いつもならまだ紅葉も完全に里までおりきっていない時期なのに、今年は紅葉がピークを迎えており、目を楽しませてくれる。遠くを仰げば雪化粧した那須岳。気持ちの良いスタートだった。


05㎞地点 26164 : ペース ㎞㎞515

10㎞地点 2720355336秒) ペース 528


5㎞地点通過した時点で若干ペースが速かったので、少し調整して、10㎞地点までに思ったようなペースにまで落とす。これが530秒未満のペースだ。体に刻み込む。そしてここからちょっくらやってみる。体得したての㎞5分未満ペースの脚。


まくりま~す まくりま~す


15㎞地点 24****1時間17**秒) ペース 449


15㎞地点通過。15㎞までの5㎞で、なんとペース㎞5分をきった。しかもここで足利のスタートダッシュのペースより速い最速をマーク(中島みゆき効果恐るべし)。と今だから分かるんであって、走っている時は、速くこの状況から逃れたいという一心で走っていたのだった。聞いちゃいけない歌ってあるよな。ごめんなさい、ごめんなさい・・・。とまあ、そんな話しはさておいて、足利は18㎞地点からラストスパートを始めて、見事にゴールしたけれど、ゴール前に体力を使い切ったという感じがなかったので、今回はスパート地点をもう少し前にしてみるテスト。で、10㎞から㎞4分何某のペースでまくりにまくってきたおいらは、さらに16㎞地点(残り5㎞)からラストスパート。どりゃあ=3


ゴール 30**241時間48**秒) ペース 57


はぁはlはあ。嗚呼、厳しかった。残り5㎞からスパートし出したおいらに待ちかまえていたものは、ゴール1.5㎞前からの容赦のない内蔵の激痛であった。いやあやっぱり人間、無理なものは無理なんだなあ。しみじみしみじみ。ともあれ、ラストスパートの限界点は見えた。本番は足利と同様の残り3㎞からのラストスパートだ。正味は3.5㎞くらいからでもいいのかもしれないが、マラソンはやはり限界を超えてからゴールするようでは危険だ。遊びじゃないからね。余裕を見込んで残り3㎞からのスパート。これで行こう。



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でも、激痛にあえぎながらでも、今回は最後の6㎞区間は、足利のペース㎞522秒を遙かに上回る㎞57秒。あと少しで5分切ってたかもしれないペースで走ってみせた。走破タイムも1時間48**秒で、自己新を30秒も更新することに成功してみせた。これは4日前に20㎞、2日前に21㎞走ったことを加味すれば、奇跡的である。かなり力をつけてきたのは間違いない。あとは本番まで体調を万全にするような、走り込みとは関係ないところのケアが重要になってくるのかもしれない。インフルエンザにかからないとか、そういった類のね。