2月26日

いぶき    永眠しました。


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薬で動かしていた心臓も、もう限界をむかえていました。


いぶき、さいごまで頑張りました。


精いっぱいに生きました。






いぶきと家族になれたこと、心から感謝しています。


幸せでした。


chicoさん、いぶきと逢わせてくれて本当にありがとう。


Dog's smileを応援してくださっている皆さん、見守ってもらえて感謝です。


今日、家族みんなでいぶきを送り出してきました。


「いぶき充分頑張ったよね」って


笑って言えるけど、


でもやっぱり


もういちど会いたいよ。


離れたくなかったな。


愛しいよ、淋しい。





大切な2つの生命を見送ったこの冬を


きっと忘れないです。


でも、犬と家族になる時に絶対に覚悟をしなくてはいけない瞬間なのだから。


それが最期まで生命に責任をもつという事だから。


生命の最期を見届けることが、家族としてしてあげられる最後の愛情だから。


それをさせてくれたアッシュといぶきには


「ありがとう」しかないのです。


幸せでした。


これからもいっぱい残してくれた想い出を大切にします。


生まれてきてくれてありがとう。


出逢ってくれてありがとう。







1月10日、日曜日の朝


アッシュ    永眠しました。


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晩ご飯の準備をしていると

フードの匂いにキュンキュン鳴いて

「早くちょうだい」と催促して

がっついた金曜日。





食欲のない感じをみせたけど

いつもと変わらない様子で

抱っこして私とゴロ寝して過ごした

土曜日の夜。





その夜中に嘔吐をして

徐々に元気をなくし始めました。

それ以上脱水が進まないように

スポイドで少しずつ水を含ませたりもしたのですが

病院に駆け込む車の中で

静かに息を引き取りました。






いきなりの状況に

ただ    ただ      呆然となり

そしてパニックに陥りました。





chicoさんの深いお心遣いのもと

我が家からアッシュを送り出させてもらえました。





預かりになってたくさん経験した

「喜びの別れ」

送り出す時の言葉はいつも

「良かったね。もっと幸せになってね。」






私たち家族にとって

アッシュとのお別れは

なかなか受け入れ難いものでした。





カゴに横たわるアッシュのそばで

たくさんの思い出話し。

「ウチに来てすぐ、兄ちゃん鼻を噛まれて穴あいて血がてたよなぁ」

「あれは構い過ぎたからやん」

「でも噛んだのあの時だけやな。それからは何しても怒れへんかった」

そして笑いながら泣いて。

「大根を半分食べてしまったよなぁ」

「お腹パンパンに大きくなってた」

「アッシュ、何が好きやったっけ」

「一番好きなのはハイチュウやな」

「そうや。食べられた」

「それはアンタらが悪いんやん。アッシュが登れる台の上に置くから全部食べられてたやん。その度にアンタらめっちゃお母さんに怒られたよなぁ」

そして笑って大泣き。

「アッシュ、もう宇宙に還ったんかなぁ」

「アッシュが死んでいなくなるくらいなら、盗み食いやイタズラされてたほうが全然マシやった」

「ホンマやなぁ。生命って大事やなぁ。
生きてるって凄いことやなぁ。」

家族で涙しました。






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抗うことなく

在るがままのハチャメチャ我が家を

受け入れて過ごしてくれたアッシュ。






もし、里親さんが決まったら見せるつもりだった写真。

アッシュの本領発揮の現場。

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「油断したらすぐこうなりますよ(笑)」

今では、宝の思い出。







ずっと一緒に過ごした2頭のお別れ。

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「アッシュのおかげで僕はお留守番が上手になったよ」







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口もとには、あえて子供達のオヤツを。

ハイチュウ、ビスコ、カルパスジャーキー

「もう食べても叱られへんで」

「でもお花は食べたらあかんねんで」





こうやって、たくさんしゃべりかけて子供達も別れを受け止めていったように思います。





火曜日の今日、アッシュと一緒にchicoさんに会いに行きました。

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いっぱい話して

いっぱい笑って

いっぱい泣いて。

chicoさんとの時間に励まされて

1歩、心が前に進めたような気がしました。

chicoさん    ありがとう。





そして、今日の午後

アッシュを送り出してきました。





アッシュを見守って応援してくださった皆さま、ありがとうございました。

振り返ってみれば預かりという立場はありましたが、

一緒に過ごした時間の中で

アッシュは家族の一員でした。

そう思える、たくさんの思い出に感謝。





アッシュには

まだまだいっぱい伝えたい想いが溢れるけれど

何よりいちばん伝えたいこと





「生まれてきてくれてありがとう」










夏休みを利用して、遠出してみました。


無理ができないいぶきは慣れた実家でお留守番。


アッシュと一緒に山の中。

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短い足で、草をかき分け岩を登り降りしてたどり着いたのは


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川でございます。


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ちょっとビビってる。


自分からは入って行かないので浅いところで、水につけてみた。


反応は薄かったけど、喜んでいる感じでもなく


早々にあがって日向ぼっこ。


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はしゃがないのは性格か、シニアだからか…。



でもどんな岩場でも一生懸命に私の後を追ってついて来てくれる姿に


胸キュンでしたラブラブ


帰りの道はなんだかスキップのような足取りで、気分転換にはなったみたいです。


短い足のスキップは、なかなか可愛いらしかった(≧▽≦)




アッシュの新しい家族を待っています。
Dog's  smile  まで。



ウチの人間の子どもたち


預かりを始めた頃よりは成長して


家の中では必要以上に犬たちに構わなくなってきました。


それでも思い出したかのように犬をネタにして遊びを展開する。


2~3日前のこの日は「いぬホテル」らしい。


いかに我が家の犬たちをおもてなしするか。

それがこの日のミッション。

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無理やり乗せられたのか。


自分たちで気を利かせて乗ってくれたのか。

見てなかったので分からないけど


気が付くとちゃんと子どもたちの期待に沿ってる2頭。


アンパンマンの布袋とクマのタオルの中には

ひんやり冷えたアイスノン。


涼をとってくださいとの気配り。


でも室内はガンガンに冷房を効かせていたので

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どうやら遠慮したい…そんないぶきとアッシュでした。






ちなみに今日は「映画館」がテーマ


テレビの前に


ダイニングのイスをリビングに運んで並べて

ぬいぐるみがたくさん座らされていました。

そして席の番号が貼っ付けてあるソファに座るいぶきとアッシュ。


2頭の周りには折り紙やらで作った手作りのジュースらしきものとフライドポテトなるものが置いてあり。


2頭と目があった瞬間


若干、「…助けてください」


のオーラを感じたのは


気のせいだと思いたい…(≧▽≦)





アッシュの新しい家族を探しています。
Dog's  smile    まで





実をいうと、2週間前に我が家では大変な事が起きていました。


いぶきの息と鼓動が、


止まったのです。

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トリミングに連れて行こうと、車に乗せた途端にフラッと力が抜けて座席から落ちました。


びっくりして抱き上げて


「いぶ?」と呼び掛けて顔をのぞきました。


目は開ききって、力なく口が開き、舌はどんどん紫色に。


まさかの事態に私は震えながら


「いぶ!?     いぶ!?    いぶ!!!!」


といぶきの身体に刺激を与えながら


車の中で叫びました。


私の胸で力が入ることのない身体は


失禁と脱糞をし、


それでも反応をみせませんでした。


突然の有り得ない事態に


諦めることなんて、出来なくて


いぶきの身体を振って何度も名前を呼びました。


その間、何秒だったのか何分だったのか。
どんなくらい時間が経っていたのかも分かりません。





いぶきはもう一度、呼吸を始めました。


目の視点が合い始め、舌がハアハアと動き出しました。


半泣きになりながら、トリミングのキャンセルの連絡をして


いぶきをヒザの上に乗せたまま掛かり付けの病院に。


病院に着いた時に「キャーン」とひと鳴きして、また意識が遠くなりました。


かき抱いて病院に駆け込み、すぐに診てもらえました。





10歳を過ぎたシニアで、しかも心臓病であることが判ったのをきっかけに、預かりっコだったいぶきを我が子として迎える決心をしました。

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だから他の子たちよりも


もしかしたらお別れが早いかもしれない事を

心のどこかで覚悟はしていたつもりでした。

でも推定16歳になったいまも、


変わらない様子を見せてくれるので、


「まだまだ大丈夫」


そう安心しきっていました。


でもいぶきの身体はずっと今まで頑張ってきて、確実に疲れてきてるんですよね。



いぶきはこの5月から、心臓病によって起こる症状を抑えるために5種類の薬を飲んでいます。



今回、病院に駆け込んだ時の先生の診断は


いぶきの心臓はその薬によって動いているようなもので


ストレスなどのちょっとした負担で


心臓の動きが悪くなり、脳に血が回らなくなって呼吸が止まったのだろうと。


もうトリミングに出せるような心臓ではないし、精神的に負担大なので病院にも極力連れて来ないほうがいいと。






ただ、息をふきかえしてくれたいぶきに

「ごめんね」と

「ありがとう」を

繰り返しました。



それから2日後にいぶきの体調をみながら、失禁して汚れた毛に

わたしがバリカンを入れて

なんちゃってトリミング。

全身伸びきっていたし、時間を掛けられないので総バリカン。

その結果がこれ。

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ガダガタ。

足先は嫌がってさせてもらえず、

長いまま。


暑いのも心臓に悪いので、長い毛のままでいるよりも、これはこれで良し。

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色々な事を考え、意識させられた今回の出来事。


でも病院から家に帰った途端に、

いつも通りの変わらない、いぶきの仕草や様子をみせてもらえて

励まされました。



覚悟の時は確かに、少しずつ、近づいている。

でもね、できる限り長く。

少しでもゆっくりと。

そう願うのです。