原発たま③ | 福島第一原発、たまとジョン

福島第一原発、たまとジョン

福島第一原発内にいる、猫のたまと犬のジョンの保護に向けての経過報告のブログです。

4日の元作業員さんのAさんからの情報により、

今原発内にはたまという猫と、ジョンという犬がいるとわかりました。

2匹は仲良しだという事です。

そして今日、Aさんに、どなたか現作業員さんに、

2匹の捕獲を頼めないか聞いていただいたのですが、
無理そうだという事でした。


現作業員さん達は、たまをとても可愛がっているようです。
そのためか、
「連れ出して保護した所で、
被爆のため殺処分されるのが目に見える」との事。
たまの事を思ってるからこその言葉なのでしょうが・・・
保護団体は保健所ではないし、
殺処分の権限はないのですが、勘違いもあるようです。

でも確かに、たまは猫ですから、

普段、ずっと免震棟にいるワケではなく、敷地内を歩き回っていると思います。

きっと色んなところで寝っ転がったり、体をすりつけたりしているでしょう。

そして、猫は体を舐めてグルーミングをします。

体についた放射性物質を舐め取ってしまっていると思います。

内部被曝がどれだけのものか、わかりません。

将来、病気になる可能性もあるでしょう。

でも、それを踏まえても、引き取っても良い、という方がおられます。

今、作業員さん達に可愛がられて生きることも間違いではないと思うのですが、

出来得る限りの治療をして、暖かい場所で過ごせる事が、

たまの幸せなのではないでしょうか・・・


また、たまの薬や処置、現在の写真(ジョンのも)をお願いしたのですが、
今現場は本当に忙しいようで、頼めるような状況ではなかったそうです。
(なので、ジョンがどのような犬なのかまだ不明です)
Aさん自身、過酷な労働を経験されてきたので、
あまり強くは言えないと思いますし、
自身の命をかけて作業している方を責める事はできないと思います。

でも、原発内にはたくさんの会社の作業員さんがいます。
もしかしたら、余裕のある方もいらっしゃるかもしれません。

このブログを読んでいただいている皆様、
現作業員さんで、連れ出しをしてくれる方がいないか呼びかけていただけないでしょうか?
連れ出しは無理でも、とりあえずは、たまの目薬を持って行って、

処置をしていただける方が見つからないか・・・
このブログのアドレスを拡散していただいてかまいません。

また、保護団体の方、時期は未定ですが、

Jビレッジまで引き取りに来ていただける団体さんはいらっしゃらないでしょうか?

時期が近くなればいくつかの団体さんに声掛けをさせていただこうと思っています。

もし、団体の方がご覧でしたら、いつかの時に、

と、頭の隅にでも置いていていただけると嬉しいです。


ニュースでたまの事が取り上げられた、との事で、

私のツイートから気にしていただいている方も多く、

とりあえず、今までの経緯をざっと書かせていただきました。


あと、ツイッターで何度か聞かれたりしたのですが、

たまの首輪は、たまを可愛がっている作業員さんがつけたものらしく、

もともとしていたものではありません。

なので、飼い主情報はありません。

ジョンが首輪をしているかどうかはまだ不明です。